平成24年9月7日(金) 中出コースからD荒島岳 1524m
初めて荒島岳に登ったのは11年前で、中出(なかいで)コースからだった。以後は勝原(かどはら)コースばかり。 |
6:12駐車場〓6:20登山口への林道出合〓6:47登山口〓9:40〜43小荒島岳〓9:11シャクナゲ平〓10:15〜11:22荒島岳〓12:15シャクナゲ平〓12:33小荒島岳分岐〓13:30登山口〓13:52駐車場 |
残暑が厳しく、登山準備をしているだけで汗ばんでくる。トイレの片隅にある部屋に登山届けを出し、名水を口に含んでから、林道を上がる。右にある慈水観音に寄り道し、ここでも湧水を試飲する。
登山口への林道に出合う。初めての時はここに駐車したが、今でも数台、駐車可能だった。
左折して林道を歩く。谷間の林道が(橋はない)左岸に移動する。再び右岸になった地点に中出コース登山口がある。
谷間の登山道、4回ほど林道を横断して登る。やがて谷間が分からなくなり、高度800m付近から、細い樹のブナ林が広がる。一度植林になるが再びブナ林になる。
銀杏峰・部子山が望まれる山腹道を過ぎると小荒島岳分岐、左折すると数分で小荒島岳頂上に着く。
展望の良い小荒島頂上からは奥越の山々、そして白山が望まれる。分岐まで戻り、緩やかに下り、登り返すと勝原コースと合流するシャクナゲ平に着くが、シャクナゲは一本も見当たらない。
鞍部で笹開(さびらき)コースと合流。
いよいよ『もちがかべ』と呼ばれるブナの大木が林立する急登になり、段差のある階段、ロープ、クサリ場を登るが、急坂よりも暑さに参ってしまい、オーバーヒート寸前の身体である。
やがて、傾斜も緩くなり、笹原の小さなコブの奥に山頂が見える。左には白山が望まれたが、雲がかかりはじめた。急ぎたいが身体の動きは鈍い。
初めて、単独の登山者とすれ違い、ロープのある岩場を過ぎると、山頂はもう直ぐだ。
集落から林道の入口。交差点に入らないと見えない道標 |
洗い場もあるトイレと駐車場。登山届けを提出。 |
慈水観音 |
左の林道に入ります。 |
やっと林道歩きから山道に入る。 |
道はしっかりしているが夜露で靴・パンツの裾はビショビショ。 |
【小荒島岳からの展望】
小荒島岳からの荒島岳と シャクナゲ平。 |
能郷白山 姥ヶ岳 銀杏峰 部子山 方面 |
経ヶ岳 赤兎山 白山 大日ヶ岳方面 |
経ヶ岳 赤兎山 白山 別山・三ノ峰が望まれる。 |
シャクナゲ平までは緩やかな道だ。 |
シャクナゲ平にて。 勝原コース方面には別山・三ノ峰 二ノ峰 薙刀山・野伏ヶ岳が望まれる。 |
シャクナゲ平からの荒島岳。 |
もちがかべ |
振り向けばシャクナゲ平 小荒島岳 大野盆地が。 |
【荒島岳頂上】
誰もいない荒島岳頂上だった。荒島大権現奥ノ院の祠は解体修理中だった。
新しく設置された方位版で山座同定を楽しむが、銀杏峰にガスがかかり、やがて経ヶ岳にもガスがかかる。
山頂は秋の花、終わりかけの夏の花が咲き、赤とんぼなどの飛ぶ虫が多くいたが、私たちに害を及ぼす虫はいなかったのが救いだった。
濡れ雑巾状態の衣服、乾かし序に1時間以上いたが、乾くまでにはいかず。この間、誰も登ってこない。暑い中を登っている私たちが馬鹿に思えてくる。永くいても、夏雲が湧いてくるだけだ。
赤トンボが乱舞する山頂。 |
経ヶ岳 白山・別山 三ノ峰 二ノ峰 野伏ヶ岳等 |
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祠は解体修理中のようだ。 |
銀杏峰 部子山にもガスが。 |
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癒されるブナ林? 暑くて、暑くて、癒されません。 |
勝原コースより緩やかな道ですが、距離が長いです。 |
やっと林道(登山口)に出てきました。 楽しみに残していた未だ冷たいポカリを。美味い! |
歳を取っても女性 私は全身に名水をかけ冷やしました。 |
【花】
ツリフネソウ |
ツリガネニンジン |
キンミズヒキ |
ゲンノショウコ |
オオアキギリ |
オトコエシ |
ヤマジノホトトギス |
ハクサントリカブト |
ホツツジ |
イヌエンジュ |
シロヨメナ |
オヤマボクチ |
ツルリンドウ |
モミジハグマ |
ミヤマアキノキリンソウ |
トチバニンジン |
ゴマナ |
ハクサンシャジン |
アザミ |
オトギリソウ |
カメバヒキオコシ |
テンニンソウ |
ヨツバヒヨドリ |
オヤマリンドウ |
ホソバノキリンソウ |
トモエシオガマ |
ハクサンフウロ |
シモツケソウ |