平成24年6月29日(金) 御殿山 1097m H武奈ヶ岳 1214m ・ブナ林のBコヤマノ岳 1181m

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 暫くご無沙汰していた山歩き。とうとう大峰の湧水も無くなってしまった。
我が家から一番近い山で、美味しい湧水を汲めるのは比良山か?学生時代から数えると12回目となる。

周辺地図(中心は駐車場所) 山行ルート地図


6:20坊村(御殿山登山口)〓7:38冬道分岐〓8:25御殿山〓8:33ワサビ峠〓9:14中峠〓9:32〜40コヤマノ岳〓10:00〜11:55武奈ヶ岳〓12:24ワサビ峠〓12:31御殿山〓14:03坊村

地主神社前に駐車する。赤い橋を渡り、明王院を右に見て境内を抜けると、直ぐに御殿山登山口があり、植林内の急坂をジグザグに登る。
標高700m付近で、自然林になると樹の香りが変わり、標高800m辺りまで急坂になる。昨年の冬山ではトレースがなく難儀した斜面である。

 広い尾根になると、南へ下る尾根に入らないようにロープが張られている。やがて登山道は尾根から外れ東斜面になるが、幾度も登っているのに歩いたことがない。近道だと思われる尾根道を直登(冬道)していた。東斜面から谷を横切ると、尾根に上がる登山道は自然林の美しいコースだった。
やがて冬道の尾根に合流すると、西方向の見晴らしが良い広場にでる。広場から潅木の尾根道を15分ほど登ると御殿山に到着。

 御殿山頂上から、なだらかな西南稜の奥に武奈ヶ岳を望む。
昨年の雪山では、ここまで4時間もかかったが、今回は2時間少し。時間に余裕があるのでコヤマノ岳経由で山頂を目指すことにする。
下った鞍部がワサビ峠。右折して溝道を下ると、ガレ石の谷間になり、清水が流れるようになる。
口ノ深谷源頭部まで下りて渡渉、登り返すとブナの多い美しい原生林になる。中峠に着き、左折する。


三宝橋を渡り直進すれば御殿山登山口。

植林内の急坂

標高700〜800mの急坂.。ジグザグに登ります。

やっと急坂が緩むと冬道(尾根道)出合。山腹道に入ります。

谷を横切り尾根に取り付きます。

ヒトリシズカ

コアジサイ

展望の良い冬道合流地点。丹波山地の山並みを望む。

御殿山頂上より。 左;コヤマノ岳   中峠  右;シャクシコバの頭  

御殿山頂上より。  西南尾根から武奈ヶ岳へ    右;これから登るコヤマノ岳

御殿山頂上より。  打見山  蓬莱山

ワサビ峠で右折し、中峠へ


清水が流れ出す。

ミズタビラコ

口ノ深谷源頭部のブナ林。

口ノ深谷源頭部を渡渉し中峠へ

テント場みたいな口ノ深谷。

オカタツナミソウ

タニギキョウ

いい雰囲気です。

中峠にて。

 尾根道を登ると、ブナの大木が点在するようになる。山名板がなければ通り過ぎてしまいそうなコヤマノ岳頂上に着き、ブナに癒されながら小休止する。
平成9年に小川新道を下って以来の登頂であった。ササがなくなり、ブナ林が一層、美しく感じられる山頂になっていた。

 緩やかなブナ林内の登山道を下る。八雲ヶ原分岐を過ぎ、イブリキノコバ分岐を過ぎると武奈ヶ岳への登りになる。
砂地の木階段を登る。以前は雨で侵食されていた登山道だったが整備され、低木が自生し、緑が蘇りつつある。

 御殿山からの西南稜と合流すると山頂は近い。


コヤマノ岳山頂の枝振りのよいブナ。

武奈ヶ岳山頂へ。

 360度の展望が広がる武奈ヶ岳頂上。天気が良ければ白山・御嶽山を望めるのだが、霞んで伊吹山も望めない。
常に数人がいる山頂で、2時間近くも寛いでしまう。

 下山、足取りも軽く西南稜を下るが、ピッチは上がらず。途中から大阪・門真市のご夫婦と話しながらワサビ峠から往路を下る。

 下山後、今日の目的だった湧水を汲むため朽木方向へ車を走らせる。


武奈ヶ岳頂上

釣瓶岳  蛇谷ヶ峰方面。

リトル比良方面

西南稜を下山。

大阪・門真市のご夫婦と一緒に下山。

パノラマコースの西南稜。


湧水を汲んでから帰宅。
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