平成24年6月7日(木)晴れ B行者還岳 1546m F七曜岳 1584m
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明日から入梅の予報。その前に登っておかないと身体が鈍ってしまいそうだ。花狙いで決めたのが今回の山。 |
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八経ヶ岳の登山口である行者還トンネル西口の駐車場は、既に5台ほど駐車していた。
登山口から数十m入るとテント場に最適な場所があり、1つ張られていた。ここで行者還岳への登山口になる踏み跡と目印のテープを捜す(道標・標示はなかった)。
急坂の原生林に入ると、補助のロープがあり、迷うことはない。やがて明確な尾根道になり高度を上げる。
倒木から7本ほど生長した樹木が現れている。凄い生命力である。ここが奥駆道出合で、立派な石柱の道標が立てられているので、下山時には迷う心配がなくなった。石柱の地図には『しなの木出合』と記されていた。
カエデ・ブナの原生林、なんと終わっていると思っていたシロヤシオが咲いている。しかし、目的のクサタイバナには不安を感じ始める。
大峰の神秘を感じさせる深い谷越しに、前方に大普賢岳、西には稲村ヶ岳・後方には八経ヶ岳が時々望まれる。
ジトジトした西斜面を歩くようになると、種になってしまったヤマシャクヤクの群生地。
尾根道になると、トリカブト・バイケイソウが群生する。
そしてクサタチバナだが、完全に予想は外れて、咲いているのは数輪だけだった。1週間ほど早かったようだ。本当なら、ここから大台ケ原(東)が望まれるのだが霞んで見られず。
東側が開けた鉄塔跡を過ぎると行者還ノ宿(避難小屋)に着く。背後には行者還岳の岩壁が見える。
行者還岳の岩壁を東側から巻く。途中にあるある水場で喉を潤し、終わりかけのシャクナゲが咲く岩場の木はしごを登り、背後から尾根伝いに行者還岳へ。
駐車場 |
八経ヶ岳の登山口から |
登山口から数十m先が行者還岳への道。 |
始めから原生林の急登。 |
ヒメシャラの大木。 |
ウツギ |
ギンリョウソウ |
シロヤシオ |
⇔倒れても生きている。 奥駆道に出合うと石柱の道標があった。 『しなの木出合』この木のことかな? |
⇔ 世界遺産のお陰で 立派な物が整備された。 |
裏年のようだ。少しピークを過ぎたシロヤシオ。 |
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「懺悔、懺悔、六根清浄」 「さんげ、ざんげ、ろっこんしょうじょう」 |
大峰(関西)の最高峰・八経ヶ岳 |
左;行者還岳 中央;大普賢岳 行者還ノ宿までは、なだらかなアップダウンだ。 |
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日本海側のブナは樹皮が美しい。紀伊半島のブナは苔が付き荒々しく感じる。 |
種になっていたヤマシャクヤク |
ヒメレンゲ |
クサタチバナ 咲いていたのは数輪だけ。虫も逃げません。 ⇔予定では大台ヶ原をバックに満開のクサタチバナだったが。 |
バイケイソウ |
クルマムグラ |
チゴユリ |
イワキンバイ |
クリンユキフデ |
ユキザサ |
タニギキョウ |
行者還ノ宿 |
行者還岳を東側から巻いて。 |
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水場付近、前回は不味く感じたが、今日は美味しかった。 |
梯子の巻き道 |
尾根まで登り行者還岳へ |
行者還岳頂上に着くと満開のシャクナゲが迎えてくれる。南の岩頭に移動して大峰山脈の最高峰・八経ヶ岳を望む。そしてシャクナゲを観察していて下山口を見失い、プチ遭難をしてしまう。
写真を撮りながらのスローな歩きで七曜岳へ向かうが、アップダウンに疲れを感じるようになる。
七曜岳手前の岩峰を木はしごの連続で通り過ぎると、無双洞分岐があり七曜岳は直ぐだ。
岩峰の狭い七曜岳頂上に辿り着くと和佐又からの先客がいた。7回目ともなると感激は薄れるが、それでも深く落ち込んだ谷越しに望む大峰の山々は雄大である。展望を楽しんだ後に、狭い岩峰で雑談をしながら食事をし、往路をのんびりと戻る。
行者還岳 |
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山頂のシャクナゲは満開だった。 |
稲村ヶ岳 |
行者還岳南の岩頭より。 |
山頂から行者還ノ宿分岐まで戻り七曜岳へ。 |
中央が七曜岳 右奥;大普賢岳 |
七曜岳が近づくと岩場の急登に。 |
最後の頑張り場所。 |
巨大な岩壁と思われるが樹が茂り一部しか見えない。6〜7個の階段を登ります。 |
無双洞分岐。七曜岳は直ぐだ。 |
マイヅルソウ |
七曜岳 岩峰の狭い山頂。 |
大普賢岳 薄っすらと台高山脈の明神岳方面が見えています。 |
【下山】
帰路は行者還岳には寄らず。 |
膝に疲れが。ゆっくり下ります。 |
行者還の宿からの行者還岳の岩壁 |
ここからトンネル西口へ下ります。 |
始めは尾根伝いに。 |
未だか・未だか。こんなに登ったか |
ここまで下ればエンジン音が聞こえてきます。 |
無事に下山。 |
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