平成24年5月26日 サカ谷道よりB蓬莱山1174m Cホッケ山1050m A権現山996m

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 14年ぶりに蓬莱山へ登ることにした。そしてサカ谷道は初めてのコース。
国道367号線・花折トンネルから、更に2個トンネルを抜け、坂下トンネル手前に、『坂下』の標示に従って旧国道へ。

周辺地図(中心はサカ谷道登山口)  山行ルート地図


7:41駐車場所〓7:50サカ谷出合(登山口)〓9:36〜40小女郎ヶ池〓45小女郎峠〓10:10〜11:08蓬莱山〓11:35小女郎峠〓11:57〜12:14ホッケ山〓12:50〜53権現山〓13:12アラキ峠〓13:28権現山登山口〓14:10駐車場所

 坂下の集落で、近畿自然歩道を確認してから駐車場所を捜す。駐車場所は旧国道の平から坂下の区間で駐車すれば良いが、坂下の集落から外れた所に駐車した。
坂下集落で近畿自然歩道(旧国道が広くなり、向かいには神社の鳥居がある)に入り、安曇川に架かる橋を渡ると登山口のサカ谷出合があり、『小女郎ヶ池』の標示があった。
ヒルが出没しそうなサカ谷だった。未だ大丈夫だとは思うが、堰堤が連なる谷を足早に登り、右岸に移動してから尾根への登りになると、杉の倒木が邪魔する。

 尾根に辿り着き、植林と自然林の境界を登る。直ぐに尾根を乗越え、P616をヘク谷側から大きく巻く道になると、雰囲気の良い自然林の広い窪地を登るようになる。
再び戻り、尾根を乗越えると逆側が自然林になり、境界の山腹を歩く。どうもサカ谷側の尾根付近が植林帯のようである。
尾根への登りになると今回一番の急坂で、植林内をジグザグに登るが、稜線も同じような傾斜なので、なかなか辿り着かない。
尾根に乗り「やっと尾根道か」と思ったらP964を右から巻く道になり、サカ谷側が自然林になる。巻き終わると尾根道になり、今度はヘク谷側が自然林になり、標高1000mを越え、緩やかな道になる。
樹間からは蓬莱山が、時々望まれるようになる。

 標高1060m、比良山系の池では最高地点にある小女郎ヶ池に着くと、誰もいない静かな池畔だった。
遭難碑、祠・お地蔵さんを左に見て5分ほど、登ると小女郎峠に着き左折、主稜線を登る。
眼下には霞んでいるが琵琶湖が望める。しかし湖東の低山が何とか見える程度で、鈴鹿山脈は望めず。それにしても比良山系でも背丈以上あったクマザサが衰退し、見通しが良くなった。


バス停にあった登山箱、不便ですね。

近畿自然歩道の標示。

安曇川の橋を渡るとサカ谷出合

登山口。堰堤が続きます。

暑くなればヒルが出没しそうです。

斜面を登る。

旧道出合。私の持っている96年度版の地図では記載あり。

基本は植林との境界を登るようだ。
 
フモトスミレ
 
ニシキゴロモ
雰囲気の良いヘク谷側の自然林。


↓小女郎ヶ池↑蓬莱山望む


小女郎峠

小女郎峠のお地蔵さん  中央に小女郎ヶ池がある。


ホオジロか?

蓬莱山へ
終わりかけのコイワカガミを見つける。

 三角点のある蓬莱山頂上に立つ。展望は360度であるが、展望目的の登山だったのに、霞んでいるのが残念だ。
スピーカーからは音楽が流れる。そして雷鳴かと間違いそうな今津自衛隊からの大砲の音まで聞こえてくる。
「山頂」というより、スキー場の一番高いゲレンデに立っている感じである。
数人だけの山頂だったが、ロープウェイからのハイカー増えてきた。下山することに。

 予定通り権現山まで、主稜線を縦走する。山頂から見えているホッケ山へ向かう。
主稜線はパノラマコースである。朝よりは多少は琵琶湖が見えている感じがする。お地蔵さんを良く見かける。遭難者の供養のためだろうか?

 展望の良いホッケ山でティータイム後、権現山へ。南西方向にある権現山だが、南東方向に下り、樹林帯に入り見通しが悪くなる。このまま琵琶湖へ下ってしまいそうな錯覚をしてしまう。西寄りに方向が変わると、登りになり安心する。

 権現山で琵琶湖南部から比叡山・北山方面の展望を見て、樹林帯に入る前に皆子山を望む。
植林内の尾根道を急降下すると、アラキ峠に着く。
右折して山腹道を下り、尾根に乗る前に左折して、ドン谷へ下る。ドン谷に下りてから、谷を左下に見ながら山腹道を下る。
やがて、ドン谷と合流、数個の堰堤を過ぎると権現山登山口のある花折峠への旧道(近畿自然歩道)に出合う。右折して平集落へと下る。
集落からは、駐車場所まで最短コースである国道367号線を歩き戻る。

蓬莱山三角点

下山ホッケ山へ


キジムシロ

タニギキョウ

クルマムグラ

アカモノ

チゴユリ

ホッケ山頂上

ホッケ山にて。 眼下に琵琶湖大橋。
縦走道が樹林帯に変わる。

権現山頂上

琵琶湖 比叡山方面

皆子山

植林内の尾根を下る。

アラキ峠。

花折峠分岐のさば街道に出合う。

国道367号線に出てくる。国道を歩き駐車場所へ。
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