平成24年5月19日(土) B越前甲(越前大日山)1320m

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 快晴の予報だ。カタクリと展望に期待して登ることにする。
越前甲には6年前の5月21日に登っている。今年、取立山から望んだ越前甲は、登行意欲を湧かせてくれた。


 3時に枚方を出発するが、忘れ物をして出発は3時25分になってしまう。名神の工事規制は土・日は解除と思っていたら、京都南ICは午前6時まで閉鎖だった。仕方なく京都市内を走り、湖西道路(国道161号線)に入る。
場合によっては敦賀から北陸自動車道を利用する予定でいたが、時間に余裕があるので、国道476号線〓365号線〓8号〓416号線を走り横倉へ。
 『あまごの宿』を過ぎ、左の白山神社を過ぎると、車が十台ほど止まっている。前回とは雰囲気が違い、道路幅が広くなっており工事中のようだ。
左の谷間には八反滝が見える。ここに駐車する。

 周辺地図(中心は駐車場所)    山行ルート地図


勝山市からの越前甲

取立山方向からの越前甲(中央) 演チ賀大日山
7:06八反滝登山口〓7:42八反滝〓8:50巡視路と登山道の十字路〓9:20大日峠〓10:20〜11:53越前甲〓12:50大日峠〓13:19十字路〓13:35奥太山林道出合〓14:04登山口の祠〓14:15八反滝登山口 
                      ※花の観察で所要時間は長く掛かっています。

 準備をしていると、山菜取りの人が下山してくる。駐車しているのは、殆どが山菜取りの車のようだ。情報を聞くと今年は雪が多かったが溶けるのも早かったようだ。しかしアイゼンをリュックに入れて出発する。
八反滝登山口から滝へ向かって右岸にある踏み跡を歩くとミヤマキケマン・ニリンソウが群生しおり、直ぐに写真タイムになり、先が思いやられる。
頭上に送電線が見える辺りから左岸に渡るが、増水時には靴を脱がなくてはならない。八反滝の直下近くに来ると、巡視路にプラスチック階段が付けられており、登り易くなっていた。
1つ目の鉄塔を過ぎると、花が終わり種になってしまったカタクリの群生地がある。2つ目の鉄塔を過ぎると、見ごろになったカタクリ群生地があり、路に咲くカタクリを踏まないように歩く。
青・白のキクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどが咲く。更に綺麗に咲く山野草があれば何度も撮影である。こんなことを下山時もくりかえして、山行時間は長くなるばかり。しかし、前回は残雪が多くてルート探しで相当時間を費やしたが、今回は心配した残雪が無く、時間短縮になる。
三ツ目の鉄塔を過ぎて、初めて残雪のある谷を横切る。

 カタクリ・キクザキイチゲが咲く巡視路と登山道の十字路に着き、左折して越前甲へ、沢沿いに登ると、滑る泥濘・倒木がある登山道になり、ロープは張ってあるが登り難い。サンカヨウは咲き始めているが、ザゼンソウは捜すが見つからず。

 沢の流れが無くなると大日峠に着き、左折して稜線の道になる。直ぐに左が崩壊した箇所があり、経ヶ岳・赤兎山方面が望まれ、登り返すと背後に白山の頂が見え始める。

 いよいよロープの助けを借りての急な登りになる。カタクリが咲く新緑のトンネル内を、汗を拭きながらひたすら登り続ける。
尾根上に残雪がある箇所まで登ると、白山連峰が望まれ小休止するが、ブヨが鬱陶しい。ここまで登れば山頂まで20分程で、我慢の登りをする。


八反滝登山口からの山頂と八反滝

朝露に輝くニリンソウ

左岸に移動

八反滝  鉄塔巡視路出合

1番目の鉄塔より 左遠方に銀杏峰と部子山

オオバキスミレ

サワハコベ

ホクリクネコノメソウ

ミヤマキケマン

 エチゴキジムシロ

 ツボスミレ

 ニシキゴロモ(白)

 ニシキゴロモ(紫)


 ミズタガラシ

 ユリワサビ

ヤマエンゴサク

エンレイソウ

ニリンソウ

スミレサイシン

フモトスミレ

チゴユリ

ショウジョウバカマ

ミヤマカタバミ(ピンク)

ミヤマカタバミ(白)

イワウチワ

2ツ目の鉄塔

三ツ目の鉄塔

初めての残雪場

前回よりもキクザキイチゲは多く咲いていた。

j巡視路と登山道の十字路  曲っていた鉄塔標示の支柱

しゃがんだり跨いだり。
 
サンカヨウ

こんな箇所は鬱陶しい虫が多い

大日峠

大日峠で左折

崩落箇所から望めた白山。急坂が続くが元気を与えてくれる。

南面が崩落した箇所からは展望が良い。越前甲への稜線。

急坂になると付いていけない。

 オオカメノキ

撮っている間にもブヨが突撃してくる。暑い!汗が噴出す。


【越前甲】

 予想に反して登頂した時は誰もいない越前甲頂上に着く。登って来た登山者と山談義、山座同定をして楽しみ、煮込みラーメンを食べる。

 下山、コシアブラを捜しながら歩いたが見つけられず。時間を費やして十字路まで戻り、直進する。この道もカタクリ・キクザキイチゲ・ヤマエンゴサクなどが多く咲く登山道。写真の整理が大変なのは分かっているが、撮ってしまう。
やがて、道幅の狭い林道(新又越分岐か?)を横切り、下ると奥太山林道に出合う。登山道は直進だが、踏み跡が薄くなる。
山頂で出会った登山者によると、「倒木があり荒れているので、林道を歩いた」と。私たちも林道を下ることにする。

 林道を下ると拡張工事をしている。将来は林道が国道416号線になるのだろうか。近い将来に登山口が変わるかも。
遠回りな林道歩きだった。「朝の鉄塔巡視路を利用すればよかった」と思いながら、八反滝登山口に戻ってくる。


加賀大日山(左端)

大笠山  笈ヶ岳だろうか?

赤兎山と経ヶ岳の間には先月登った野伏ヶ岳が望まれたがかか???

地元の登山者に取立山を教えてもらう。

ムラサキヤシオ

ギフチョウ


【下山】



十字路を直進
しゃがんで撮る。

タムシバ


狭い林道が現れるが横切り谷間を下る。

 キクザキイチゲ

ヤマエンゴサク

タチツボスミレ

越前甲の登山口の祠

登山口近くの駐車場だった付近。

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