平成24年5月13日 T字尾根よりE御池岳1247m A土倉山1050m
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黄葉と雪山シーズンに登ったT字尾根。次は新緑とシャクナゲが咲く春にと思っていたところ、シャクナゲとコイワカガミが咲いているのをネットで知り、登ることにする。 |
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駐車場から900mほど君ヶ畑林道を歩くと左に『君ヶ畑営林』の看板(駐車可)があり、ここが今日の登り口である。
右の小尾根に取り付くと、植林内には踏み跡がしっかりとある。30分ほど登ると背後に一際目立って天狗堂が望まれ、小休止する。
T字尾根に乗る。左が植林だが、小又谷側のブナ・カエデの新緑が眩しく、樹間からはボタンブチの岩壁が時々見られる。そして林床にはコイワカガミが群生する箇所があり、撮影タイムになるが次から次と群生地が現れる。
広いT字の交点に着く。ここで右折すると、斜面を下る感じになり不安を感じるが、360度のブナ林は素晴らしい。やがて明確な尾根になると、ここも素晴らしい。
尾根が細ってくると、見頃になったシャクナゲの群生地に入る。ゆっくりと鑑賞しながら岩峰を越し、ロープ場を下るとシャクナゲの群生地は終わる。
ここまで登って来ると、ブナ・カエデは芽吹きだしたばかり。そして林床では花芽を出したばかりのコイワカガミの赤い葉が陽に照らされて輝き美しい。
急坂になり潅木帯に入る。やがて石灰岩が露出した斜面になると踏み跡がなくなるが、足元にはニリンソウ・タチツボスミレが多く咲き、出来るだけ踏まないように、石灰岩の上に足を置くように勤めるが。
山野草保護のためにも目印の紐でも吊るして踏み跡が出来るとよいのだが、意図的に撤去する者がいるようだ。
頂上台地に乗ると密集するほどではないが、ニリンソウが群生する。ニリンソウには可哀相だが、踏まないと歩くことが出来ない。草原に出ると「ホッ」した。
鈴鹿山脈南部の大パノラマを望みながら広い頂上台地を歩き、ボタンブチへ。何処を歩けば最短なのか、未だに分からない。踏み跡があっても途中で無くなる。
予想に反して数人だけのボタンブチに着くと、今年2月に遭難、そして4月28日に発見された男性の碑と献花があった。合掌して冥福を祈る。
白山・御嶽山が見えているらしいので、山頂へ急ぐ。
小又谷出合の駐車場。既に7台も駐車。 |
登り口。駐車可 |
標示はない。右の尾根を登る。 |
背後に天狗堂が見え出した。 |
T字尾根に乗る(P860) |
↑ ↓ 左の植林を避けての歩きになる。 |
T字尾根の交点 |
シャクナゲ群生地からのボタンブチ |
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ヤセ尾根を急降下するとシャクナゲ群生地は終わる。 |
コイワカガミの葉で赤く染まる尾根。 |
頂上台地への急坂にかかり始める。 |
オオカメノキ |
頂上台地への急坂 |
ニリンソウ・フモトスミレが多く咲く。 バイケイソウ |
石灰岩の登りになると更に多く花が咲く。 |
頂上台地に乗る。 |
ボタンブチへ。 |
変形の石灰岩。 |
ボタンブチ |
ボタンブチからの奥ノ平 |
琵琶湖・比良山地方面 |
御池岳頂上に着く。伊吹山・白山・北アルプス・御嶽山・中央アルプス・恵那山を望みながら昼食にする。
正午近くになり登山者も増えてきた。土倉山へ向かうことにして、奥ノ平へ。そして朝のT字尾根の登り口を過ぎると藤原岳・天狗岩がよく見える。
朝のT字尾根の登り口から東へ行った潅木との境界が土倉山下山口だが、標示はない。眼下には土倉山との鞍部に道が見えているが、下る急斜面は踏み跡程度である。
鞍部を過ぎると直ぐに土倉山への登りになるが、草が茂り踏み跡は消える。
土倉山頂上付近では下草はなくなる。前回はここで間違って西寄りに歩き、違う尾根に入ってしまった。今回は東寄りに歩いて下山する尾根に入ってしまったが、直ぐに気付き、樹林に囲まれた三角点のある土倉山頂上に立つ。
ブナ林の尾根に入ると道がしっかりする。道端にはコイワカガミが群生し、真ノ谷を挟み天狗岩・藤原岳が望まれる。
鉄塔巡視路の鉄塔番号標示がある分岐まで下りて来る。ここは右へ下ると植林内に入り、P942を巻いて下る。
L194鉄塔下を過ぎると直ぐに展望の良いL193鉄塔下に着く。
L193を過ぎると直ぐに直進にロープが張られ通行止めになっている。茨川に下る登山者には遠回りになるが、尾根から外れ、右折してジグザグ坂を急降下する。
ヒキノ・茨川分岐になるノタノ坂に着く。鉄塔番号標示の支柱にマジックで『ノタノ坂』と書かれているだけ。
ノタノ坂からジグザグ坂を下ると直ぐに谷間に下りて来る。谷沿いに下ると小又谷に出合い、堰堤手前の鉄橋を渡ると林道に出る。
林道を下れば駐車場に戻ってくる。
伊吹山 能郷白山 白山が望まれた。 |
白く輝く白山 荒島岳 |
乗鞍岳 御嶽山 |
北アルプス穂高岳方面 |
奥ノ平へ |
土倉山下山口からの展望 |
土倉山への下山口 |
樹林との境界を下る。 |
鞍部 |
ボタンブチ |
土倉山頂上(ここには三角点があるが、鈴鹿の最高峰には・・。)。こんな広い山頂なのに通り過ぎるとは・・。 |
土倉山頂上付近は迷いやすいが尾根道はしっかりしている。この尾根にもコイワカガミが咲いていた。 |
L193鉄塔からの天狗岩・藤原岳 |
支柱に『ノタノ坂』と書かれている。 |
谷間沿いに下る。 |
小又谷出合 |
林道を下る |
靴を脱がずに渡れた。 |
無事下山です。 |
ボタンブチで遭難者捜索に参加した男性がいた。 少し会話をしたが 以後テンションが下がった山行になってしまった。 |
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【花】
フモトスミレ |
タチツボスミレ |
ヤマエンゴサク |
ミヤマキケマン |
ヤマハタザオ |
ヤマハタザオ |
オオタネツケバナ |
ツクバネソウ |
ニリンソウ |
ニリンソウ |
ヒトリシズカ |
ナツトウダイ |
サワハコベ |
ネコノメソウ |
ミズタガラシ |
ニシキゴロモ |
ツルキンバイ |
チゴユリ |
タニギキョウ |
ミヤマハコベ |
ヤマガラシ |
コンロンソウ |
ワチガイソウ |
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