平成24年3月14日(水) D三峰(みうね) 1235m

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 5年ぶりの三峰山である。今年こそ樹氷を観に行こうと予定をしていたが、同じ山域の高見山では樹氷が観られても、何故か三峰山では見劣りすることがあるので躊躇してしまう。
今シーズンは各地で100%の確立で樹氷を観たので、樹氷より展望を目的にして登ることにする。

 4時過ぎに自宅(0℃)を出発する。奈良市に入るとー3℃まで下がっていた。西名神・針ICから国道369号線を走り、牛峠から右斜めの道に入り約4kmで林道入口の駐車場に着く。道路には全く雪がなかった。
放射冷却で今朝は冷えてー6℃、オオタイ林道入口から望む三峰山は薄っすらと白く見え、展望は間違いなく良さそうだが、太陽で樹氷が溶けなければ良いが。


6:32駐車場(枚方から96km)〓6:40登り尾コース登山口〓7:02簡保山小屋〓7:47不動滝コース出合〓8:04新道コース出合〓8:15〜10:40八丁平・三峰山頂近辺徘徊〓12:14駐車場 枚方15:15着

 不動滝コースと登り尾コースの周回が手ごろで良いのだが、不動滝コースは土砂崩れで通行止め。新道コースを周回すれば、長い林道歩きがあるので登り尾コースをピストンすることにする。

 不動谷へのオオタイ林道を歩く。左岸から右岸に変わると登り尾登山口に着き、小橋を渡り植林内の山道に入る。
歩き始めて30分で林道に出ると簡保山小屋に着く。林道を横断し尾根にある木階段を登ると三畝山林展望台が建っていた。

 鬱蒼とした冷気が漂う植林内の尾根道に樹氷が観られるようになる。自然林も混じるようになるが、樹氷はない。登山道は地肌が見えない程度の積雪でアイゼンなしでも登れる。
不動滝コース出合の避難小屋(登り尾からは分かり難い)には寄らずに登ると自然林に変わり、樹氷が現れ、新道コース出合に着く。
更に数分先にある山頂分岐では八丁平を選ぶ。積雪30センチほどの勾配のない斜面の樹氷のトンネルを壷足で歩く。


オオタイ林道入口(左)
雪は無いが氷点下6℃。冷える。

不動滝コースは通行止め。
登り尾コース登山口山頂まで3.6km

林道出合にある簡保山小屋。
やっと身体が温まり上着を脱ぐ。

林道を横断
この上にも三畝山林展望台の建物が。

植林が続きます。

自然林にも樹氷が出来ており一安心。

新道コース出合

三峰山・八丁平分岐にある石碑

関西のマッターホルン・高見山

【八丁平〜山頂〜八丁平】

 所々に地面が露出する八丁平に着く。今朝の冷え込みでは樹氷が出来ていてもいいのだが、風が弱かったためか成長していない。南斜面の潅木帯には全く無く、風の通り道だけに樹氷がある。しかし東から南方面の台高山脈の展望は良く、中央に鎮座する迷岳がひときわ目立つ。
斜面を殆ど直線に登り5分ほどで三峰山頂上に着く。ここからは北方面が切り開かれており、曽爾の山々が望める。

 時間も早い。県境尾根には樹氷が出来ているので、平倉峰方向へ行ってみることにする。積雪30〜40センチほどの踏み跡の無い柔らかい雪を長靴でラッセルしながら下ると、ブナノ木が現れる。更に下ると樹氷も無くなったので、ここまでにして山頂から八丁平に戻り食事にする。

 流石に3月中旬になって樹氷見学の計画を立てるグループはいないようで、誰も登ってこない。
のんびりと展望を楽しみ山座同定に挑戦する。南方面に見えている明神平周辺の山が難しく諦めかけたが、白く輝くゲレンデ(前山)跡が見え、明神平だと解る。
食後、八丁平から延びる尾根を少し下って高見山が望めるポイントを探すが見つからず。

 三重県側から単独の男性が二人登ってきた。私たちは下山することにする。下山時には6人程と出会っただけの静かな山歩きを終える。


伊勢湾が見えているようです。

山頂へ

山頂直下では再び樹氷が観られるようになりました。
山頂

山頂の私を撮っています。

三峰山頂上

県境尾根を少し下ってみました。

ブナノ木

ブナノ木

八丁平に戻り展望を観ながら昼食

迷岳         池木屋山
風通しの良いところでは溶けてないです。

ヒメシャラ

県境尾根に再度登り見納めです。

今シーズンの見納めになるかも。

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