平成23年12月14日(水) 湖北・B金糞岳 1317m 白倉岳 1271m
前夜、TVの天気予報を見ながら夕食をしていると、福井県・石川県・岐阜県・長野県が晴れマーク。 カーナビを北陸道・長浜ICから草野川上流・高山キャンプ場近くに、距離優先でセットして走ったが、狭い道を走ったりして、何処をどう走ったか分からず。結局は余計に時間がかかって高山キャンプ場に着いた。 |
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中津尾根登り口の標示板は無くなっていたが、目印の紐が垂れていた。右側が植林のU字の登山道には落ち葉が積っているが、落ち葉の下にゴロゴロした石がないので自分の歩幅で登れる。下山時は意外と短時間で楽に下れた。
10分ほどで『小森頭』のプレートが吊るされていた。そんな感じの場所ではなかったが、道は緩やかになったように思える程度だが続かない。
広場になった990m登り口に着くと眼下に琵琶湖を望まれる。階段がある尾根に取り付く。
頭の雰囲気がない連状ノ頭を過ぎると雪が見え出し、樹間から高く見えていた東側の町界尾根が同じ高さになる。
少し切り開かれた小朝ノ頭に登り着くと、前方に金糞岳が見え、背後には冬至も近くなり低い太陽のため、シルエットで伊吹山が望まれる。
歩き難い植林の下りとなる。今回は積雪が少ないので良かったが、吹き溜まりのためか、雪の重みで斜めになった樹が多く10年前は難儀したのを思い出す。
登り返しになると、青空にブナの樹が続くようになり、何度も立ち止まりカメラを出す。
大朝ノ頭に着く。樹間からは金糞岳、そして白倉岳が望まれる。下った鞍部で鳥越林道からの道と合流するが、眼下に見えていた林道は凍結して白く見えていた。今の時期には雪用タイヤの四駆車でないと、ここまで登って来られないかも。
尾根から西斜面に美しいブナ林が続くが、登りもきつく感じるようになる。ブナ林を過ぎると東半分の展望が時々開ける。
2日前に登った鍋倉山、隣に貝月山、そして伊吹山地の山々が南の伊吹山へと続く。北には期待通りに、白く輝く白山が望まれるようになる。山頂からの山座同定が楽しみだ。
左;高山キャンプ場。 通行止の鳥越林道入口だが。 |
駐車場所。 中央が目的地の白倉岳。 |
駐車場場所から50mほど戻る。 660m登り口。 |
中津尾根道 |
990m登り口。 白倉岳 林道は岐阜県へ延びている。 |
990m登り口からの琵琶湖 浅井三姉妹の小谷山城が(猿O角の山) |
北は青空 |
滋賀県側は雲が多い。 伊吹山望む。 |
小朝ノ頭からの金糞岳 |
白倉岳と金糞岳 |
ここで鳥越林道の岐阜県からの道と合流。道が広いので下山の時には注意。 |
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金糞岳への最後の登りはきつい。 帰宅後整理すると展望写真よりブナ写真の方が多い。 |
山頂直下より。 |
金糞岳頂上に着く。北方面が開かれて、中央に白山が白く輝く。北アルプス・御嶽山は雲か山なのか解らない。それでも素晴らしい展望である。
南の琵琶湖はササと潅木で見づらい。白倉岳への稜線から望むことにして出発する。
最近、白倉岳に登った登山者がいないようだ。雪道に足跡がない。ストックでクマザサに積る雪を落としながら少しだけ薮漕ぎをする。
「あれ?足跡がある」よく見ると靴の跡ではなく、熊の足跡のようだ。笛を出し一吹きする。
風は弱く青空の下、眼下の琵琶湖を中央にして東に鍋倉山・貝月山から伊吹山へ連なる山々、その奥に鈴鹿の山、西に比良山地を望む。潅木が邪魔をするが、反対の北側には大きな山容の横山岳が間近に見え、野坂岳・敦賀半島の西方ヶ岳、そして越前と奥美濃との国境の山々が望まれる大パノラマだ。
一旦、下り、ロープのある岩場を登り返す。再度下り、登り返した端に三角点のある白倉岳頂上だったが、ササと潅木で展望がないので少し引き返して琵琶湖を望みながら食事にする。
立って食事をすれば北方面も望めるのだが、白山には雲がかかり見えなくなっていた。
下山、展望に大満足、そしてブナに癒され、登ってきた道を下る。
白山連峰と荒島岳 バッチリ見えていたのに1時間後には見えず。 |
三国岳? 三周ヶ岳方面だが。山座同定できず。 |
中央右の枯れ枝付近に冠山、その奥に部子山と銀杏峰が薄っすらと。 |
笹薮を抜け白倉岳(左端)へ。 琵琶湖が一望できた。 |
比良山地方面。肉眼では比叡山も見えていたが。 |
これは熊の前足と後足でしょうね。 |
展望のない白倉岳頂上 三角点を撮るのを忘れました。 |
煮込みラーメン。 高価なチタン鍋は買えません。丸型の飯盒です。 意外と便利です。 |
背後が白倉岳頂上。 |
金糞岳に戻り下山。 |
下山時もブナノ木を撮っていました。 |
愛車。誰にも会わなかった山行でした。 |