平成23年12月5日(月) 養老山地 石津御岳 650mから多度山 403m
山と渓谷社『改定新版・名古屋周辺の山』2010初版第1号発行を参考。
虹がある地点が登山口のようだ。 |
長い間、通行止めになっていた国道421号線、鈴鹿の石槫峠に石槫トンネルが開通した。試走して養老山地の山に登ることにする。 |
7:40御岳入口駐車場〓8:38 5合目(21世紀記念の森園地)〓9:08三角点〓9:13石津御岳神社〓10:40多度峡分岐〓11:06〜12:05多度山(山上公園)〓12:50〜13:08愛宕神社〓13:41多度駅(13:57発)〓14:07石津駅〓14:20駐車場 |
駐車場からは朝日を受け、木曽三川と伊勢湾が輝いている。だが、小雨が降りだし30分ほど待ってから出発すると、盤若谷の採石場では既に機械が動いている(この機械音は御岳を離れるまで聞くことになる)。
駐車場前の道路に『左御嶽道』の石柱に従い登ると直ぐに鳥居が見えてくる。鳥居を潜って少し登り、山道を横切るとつづら坂の急な参道となる。
4合目の展望台に着くが、樹木が茂り展望はあまり良くない。
山腹道から『21世紀記念の森園地』と云われる尾根道になると、盤若谷の採石による影響に因って、雰囲気は一変し濃尾平野が広がり足元には木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)が流れ、遠方には恵那山、御嶽山・中央アルプスが薄っすら望める。ここにはベンチが設置され、直ぐ上部には5合目の標示がある。痛々しい山肌だが展望が良いので、複雑な心境になる。
植樹されたようだが、桜の木は全て枯れ、松だけが生長している。
5合目を過ぎると再び雑木林になる。石仏がある7合目、開山した覚海上人の石碑を過ぎる(ガイド本では5合目の下部と記されている?)
雨が止み出発。 左;石津駅へ 右;参道へ |
4合目の展望台 |
展望台にて。中央に薄っすらと恵那山が。 |
21世紀記念の森園地 |
21世紀記念の森園地にて。岐阜市方面 |
21世紀記念の森園地にて。 木曽三川 伊勢湾 |
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21世紀記念の森園地にて。天候が良ければ 御嶽山 南アルプス 恵那山が |
七合目の石仏 |
覚海上人像 |
三角点の石津御岳に着くが展望はないので先へ進むと、無人の社務所に出る。左に行けば多度山への道だが、直進すると鳥居があり御岳神社に着く。この辺りが今回の最高点になるのだろうか。
裏手へ移動して鈴鹿の藤原岳・竜ヶ岳が望める場所へ。しかし雲がかかり見ることが出来ず。
石津御岳の三角点 |
社務所。 左;多度山 直進;御岳神社 |
石津御岳神社。 この辺りが今回の最高点か? |
御岳神社裏手に行くが鈴鹿の山は見ることができなかった。 |
社務所まで戻り多度山への5km以上の縦走へ。
暫く行くと作業道に下りて来る。木曽三川の入江と伊勢湾を前方に見ながら作業道を下ると右手に電波塔が見えだす。
電波塔を過ぎると左に整地された広場がある。ガイド本に記載されている旧電波塔があった地点だと後で分かったが、簡単な尾根でなく迷う(ガイド本、古い資料で作成されたのでは?)。
広場で左折すると、立て続けに3個の道標に誘導され山道の尾根に入り安堵、これで縦走気分になれると思ったが、緩やかな下りの雑木林が続き、展望がないのに落胆(後に知ったのだが、コースから外れた展望のよい30番鉄塔があるらしい)。
気付くと、鞍部ではなく谷間を下っている。ここで電力会社の方とすれ違う。
再び、尾根道となり、絵地図と道標のある多度峡分岐に出てくると電力会社の車が駐車場していた。登山ではなくハイキング気分である。すれ違うのはMTBばかりだ。
分岐があった直進は山道の細い道だが道標がないので地図を広げていたら、MTBの若者が来たので尋ねると下山道(中道コース)だと。
縦走気分を味わうことなく広い道を歩くと電波塔にでてくる。ここからは濃尾平野が一望できた。
作業道に出てくる。方向が違うように思え半信半疑で下る。 木曽三川と伊勢湾 |
右に電波塔が見え、一安心。 |
整地された旧電波塔跡。 |
続けて3ツの道標に従いやっと山道へ。 |
縦走の感じがしないのは私だけか。 |
細い尾根道。 |
多度峡分岐 |
電波塔が見えた山上公園はもう直ぐ。 |
電波塔からの展望。青空が増えてきた。 |
山上公園内に入いると下山予定の健脚コース分岐。更に一段高い所を目指すと高峰神社があり、濃尾平野が一望できる展望台があった。「ここが多度山の山頂か?」三角点を探す。ガイド本では展望台や広場から一段高いところとあるが、辺りを見渡しても展望台より高い所はない。
諦め、広いあづま屋のテーブルを利用して昼食にする。食事をしていたら数メートル横にある三角点を見つける。お陰ですっきりした気分で、展望を見ながら食事をする。
他のハイカーと談笑後に下山する。健脚コース分岐まで戻らずともヤング広場から健脚コースに入ることができた。
尾根道を下る。鈴鹿の鎌ヶ岳・御在所岳が望める地点を過ぎ5合目で左折する。谷間の道になると、間伐材をふんだんに使用した木階段は広くて、歩きやすかった。
愛宕山神社横に出てくる。ここで勘違いして左折して多度山頂への道路を歩いてしまう。
引き返し多度神社へ下り、養老鉄道・多度駅へ。
13時57分発の大垣行きの電車に乗る(250円。1時間に大垣行き1本と22分発の石津行きの2本だけ)。車窓から縦走した山並みを見て長い距離を歩いたのだと改めて感じる。
石津駅から北へ歩き、突き当りを左折、国道258号線の太田北交差点を横断、直進すると駐車場に着く。
高峰神社 |
高峰神社からの展望台 |
多度山展望台にて。 |
多度山展望台にて。 |
多度山展望台にて。左に恵那山 |
多度山展望台にて。 名古屋の高層ビル群 |
三角点 |
リッチなランチでテーブルが小さい。・・ウソ |
誰もいなかったので・・。 |
ヤング広場を横切り健脚コースへ。 |
健脚コースからの鈴鹿山地(中央;鎌ヶ岳・御在所岳) |
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藤原岳方面 |
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多度・桑野方面 |
健脚コースとは云い難いです。 |
愛宕神社横に下りて来る。 |
多度町からの多度山 |
多度駅 |
無人駅の石津駅。運転手兼車掌に切符を渡す。 |
国道258号線からの石津御岳。 |
駐車場からの恵那山 |
駐車場からの御嶽山。 |