平成23年8月5日 M伊吹山 1377m
今年の夏は、寒気の影響ですっきりと晴れることがなく、雲が多く雨の心配も。 登る山を選ぶのにストレスを感じながら決めたのが伊吹山で御来光・展望・花の三点を目的にするが、期待薄であるのは分かっていた。 |
|
|
上野にある三之宮神社手前の民間の駐車場に車を止める。駐車料金500円は下山後に支払うことにして出発する。
石段を上がり、鳥居を潜ると本殿があるが、前を横切る道路を右へ。本殿の東の店舗が切れたところが登山口。
1合目までが樹林内で、風もなく蒸し暑い。2合目の草原(ゲレンデ)に出ると数件の建物はあるが営業しているのか分からない。右に公衆トイレを見て轍(わだち)のあるゲレンデを直線に登る。
地道の車道を横切り樹林を抜けると、再び草原になり3合目は近い。
ホテル・キャンプ場・ロープウェイが閉鎖された3合目は、公衆便所の明かりだけになっていた。
既に月は沈んでいたが、正面(北)には伊吹山がシルエットで見える。雲も薄いので、この時はまだ御来光を拝むことが出来そうに思えた。
緩やかなゲレンデ跡を登ると、岩がゴロゴロする登山道に変わる。
売店のある5合目に着くと、自動販売機だけが営業している。見上げると2箇所で登山者のライトが薄っすらと見える。少し休憩して夜景を楽しむ。
祠とテーブルある8合目まで登って来る。御来光は5時過ぎなので、山頂に早く着きすぎる。ここで時間調整のため長めの休憩をする。
ウトウトしてしまい気付くとガスがかかり、風も強くなっていた。身体が冷え切って震えが止まらない。
身体を暖めるために、ゆっくりと登ることにする。
9合目に着くと、ガスと体がよろけるほどの強い突風だ。こんな時に限って伊吹山頂上に早く着いてしまう。当てにしていた仮眠ができる山頂の売店は、全てしまっている。
1時間も山頂に居れる環境ではなく、お花畑散策も諦め下山するしかないか。
「もしかしたら・・」と思ったのがログハウス風の伊吹山寺で、緊急避難場所として開放されていた。堂内には誰もいなかった。気温は17度前後なので風が避けられるので暖かく感じる。
シートを敷き、壁にもたれて仮眠する。御来光の時間だが外はガスで真っ白なので更にウトウトしていたが、雨の心配もあるので急いで朝食を済ませ、お花畑を散策に出かける。
例年だと、カラフルに咲き誇る山頂のお花畑なのだが、今年は開花が遅れているのが残念だ。
下山、7合目を過ぎると雨が降り出してくるが、人気のある山だけあって、すれ違う登山者も多い。
最悪に近い環境でも出会う仲間がいると、何故だか救われる思いがする。
下山後支払う。感じの良い奥さんでした。次回もココを利用しよう・ |
三之宮神社 |
登山口 |
三合目公衆便所 |
⇔八合目の祠 |
8合目からの夜景。 |
⇔利用させてもらった伊吹山寺 |
証拠写真 |
下山 |
|
5合目 |
営業していない三合目のロープウェイ乗場 |
一合目へ |
登山口。無事下山 |
キンバイソウ |
カワラナデシコ |
イブキボウフウ |
メタカラコウ |
クガイソウ |
ハクサンフウロ |
アキノキリンソウ |
キリンソウ |
ウツボグサ |
シモツケソウ |
シモツケ |
ミヤマコアザミ |
ヤマホタルブクロ |
コバノギボシ |
オオバギボシ |
クルマバナ |
イブキジャコウソウ |
コオニユリ |
クサボタン |
ツリガネニンジン |
ヤマハッカ |
ニセイブキゼリ |
ヨツバヒヨドリ |
クサフジ |
シデシャジン |
ユウスゲ |