平成23年6月3日(金) 明神谷からE桧塚奥峰1420m・桧塚1402m・ヒキウス平
鈴鹿のシロヤシオを見損なったが、少し遅れて咲く台高山脈で観ることにする。今年は開花時期が1週間から10日ほど遅く、しかも梅雨と台風が同時に来たので心配である。 |
6:18駐車場〓6:44林道別れ〓7:27明神滝〓8:18〜25明神平〓9:00明神岳〓9:55分岐〓10:05〜11:10ヒキウス平(P1353往復)〓11:40桧塚奥峰〓11:55桧塚〓12:55明神岳〓13:15〜23明神平〓14:50駐車場 |
何度も登っている明神谷である。長い林道歩きと別れ、登山道に入る。暫くして左岸に渡渉する。水量は多いが靴を少し濡らす程度。
渡渉を4回繰り返して明神滝に着く。今まででは一番の水量で迫力がある。明神滝を右岸から大きく巻いて滝上部へ上がるとベンチがあるが休まず。更に遠巻きしてから左岸に移動する。
何故かワクワクする渡渉もここで終わる。
ヒメシャラ・ブナが自生する広い斜面を遊歩道のようにジグザグ登る。流れの細った小川を2ツ渡ると水場に着く。
水場から10分もかからずに誰もいない明神平に出て、あづま屋で小休止。今の時期に明神平を訪れるのは久しぶりで、スキー場跡も随分と樹木が覆うようになっている。
定番のあしび山荘を入れた風景を撮ってから青葉の美しいバイケイソウの自生するゲレンデを登る。
スキー場跡を登りきると薊岳分岐の三ツ塚で明確な尾根道になり左折、カエデやブナの大木が群生する雰囲気のよい台高縦走道になる。
標柱が無ければ通り過ぎてしまいそうな明神岳に着く。50mほど先の分岐で左折して急斜面を下り、支尾根に取り付く。
よく登られるようになった桧塚への道は踏み跡もしっかりしている。お陰で新緑に染まる原生林をのんびりと楽しみながら進む(しかしトレースのない雪道だと広い尾根では迷いやすい)。
峠を思わせる小さなコルで、やっと数本のシロヤシオが現れて一安心。
登り返した突き当りで尾根は別れ(地図の1394ポイント)、道標は『左;桧塚奥峰』だけ。
逆の右の尾根に入り、ヒキウス平へ緩やかに下っていくと、シロヤシオがポツポツと見え出してくる。やがて、谷を挟み桧塚奥峰・桧塚が望める草原に出てくる。
シロヤシオが咲くヒキウス平。今年は花数が少ないように思える。例年より早い梅雨入りと台風接近のため、風と大雨のダブルパンチで蕾のまま落ちている花びらが目立ち、少し期待外れであった。
リュックを下ろす前に、P1353付近のシロヤシオを見てからヒキウス平に戻り食事にする。
P1394まで戻りブナ林の森を直進すると、登山道から少し外れた右にある三重県内最高峰・桧塚奥峰に辿り着く。展望の良い山頂だが今日は霞んでおり遠望は効かないのが残念だ。
引き返し直進すると草原に出て来る。
広々した草原にシロヤシオが咲く尾根道を辿れば、樹林に囲まれた3等三角点の桧塚に着く。
何度も訪れた山、霞んで展望も良くないので早々往路を戻る。
下山時に明神谷でテント泊まりの男性に出会っただけの静かな登山を終える。
駐車場。 |
下山時撮影 |
少し先で登山道になる。 |
山道に入り5分ほどで渡渉。 |
再び右岸へ渡り廃屋(旧あしび山荘)を過ぎる。 |
何故かワクワクする渡渉。幼少の頃、水たまりが好きだったからな。 |
キワダサコ谷出合で左岸へ。 |
明神滝 |
右岸に移動すると滝音が聞こえてくる。 |
以前は更に上部にあった登山道だが崩落。渡渉もここまで。 |
ヒメシャラが自生する広い斜面をジグザグに登る。 |
水場 昼食時の水を補給する。 |
明神平と云えばあしび山荘。 |
明神平 |
三ツ塚 |
雰囲気の良い台高縦走道。 |
標柱が無ければ通り過ぎてしまう明神岳頂上 |
明神岳を過ぎる左折、桧塚奥峰へ向かう。 広葉樹林の森はやはりいいな〜。 |
初めて訪れたのが14年前。ササが茂り、踏み跡が薄く、こんなことしている余裕がなかったな〜。、 |
道かと思うコル |
コルで咲いていたシロヤシオ |
ここまで来てやっと出会えた。 |
P1394・左;桧塚奥峰。標示はないが右の踏み跡に入る。 |
大雨と台風の影響で落ちている花びらも多い。 |
ヒキウス平からの桧塚奥峰 |
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土根性シロヤシオ。腰掛けるのに手ごろな倒木だと思ったら。 |
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ヒキウス平にて。 桧塚奥峰と桧塚 |
日本海のブナの樹皮は白いが大台・大峰のブナは苔で全体に黒い。 「なんでや?」 |
三重県内の最高峰 |
先ほどのヒキウス平が見える。 |
水無山と国見山 |
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桧塚頂上。後は往路を戻ります。 |
ヒメレンゲ⇔ |
ガクウツギ |
チャルメルソウ |
クルマムグラ |
チゴユリ |
マムシグサ |
ムラサキヤシオ |
ツボスミレ |
タニギキョウ |
アオホオズキ |
ラショウモンカズラ |
シロガネソウ |