平成23年5月20日 鈴鹿・E御池岳 1247m
今回はコースタイムを記載しません。山中にいた時間は8時間30分。距離は17km前後歩いています。参考の地図ではコースから外れた軌跡は載せていません。 |
自転車を下山口の鞍掛峠東口に置いて、コグルミ谷登山口へ。しかしガス管埋設工事(滋賀県でも工事をしていた)のため登山口前は駐車できず、300mほど下った空き地に駐車する。
14年ぶりのコグルミ谷である。いい谷だったことは記憶しているが、再認識することになる。
白い石灰岩の谷と新緑が美しい林内の中、ニリンソウ・ヤマブキソウ等が咲く。群生ではなく、撒き散らしたように岩場に咲いているのが可愛い。
タテ谷分岐を過ぎ、20分ほど登った長命水の水場で喉を潤してから、更にコグルミ谷を詰め、山腹道になると五合目だった。
萎れたカタクリの花が見られるようになると、六合目のカタクリ峠に着く。
カタクリ峠からは、直進して谷筋を下り、真ノ谷出合も気付かずに下っていた。
予定では白瀬峠分岐から逆方向の奥ノ平に登ることにしていた。
しかし、13年前に経験しているのにキャンプ最適地の白瀬峠分岐を通り過ぎてしまい、引き返すことに。
奥ノ平へ向かうが、明確な道があるわけではない。少しは登ってみるが、初めてのコースなので、所要時間に不安を感じ、諦めて引き返すことにする。
朝の真ノ谷とカタクリ峠の分岐を気にしながら遡上、流れが無くなると、木に薄くなった赤ペンキで『○印と←印』を見つける。
時間は13時20分。ここからだと山頂を目指して鞍掛峠へ下っても余裕がありそうだ。諦めていた山頂を目指すことにする。
狭い本流に入ると石灰岩が積み重ねられた谷になる。浮石がないので意外と登り易い。
目印のテープはないが、やがて溝道になると緩やかになり、カタクリ峠からの道と合流する。
鈴北岳分岐に着く。御池岳を巻いて日本庭園へ行く道。ここから御池岳までは辛い登りが続く。
霞んでいるので、奥の平には寄らずに分岐で右折して右手に見える小高いところを目指す。
登山口のコグルミ谷 |
最初だけ少し緊張。 |
チャルメルソウ上手く撮れません。 結局は諦めました。 |
五合目から山腹の道になる。 |
カタクリ峠 |
真の谷へ。 |
真の谷。芽吹いたばかりのバイケイソウは美しい。 |
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白瀬峠分岐のキャンプ適地。 |
真の谷源頭部へ |
緩やかになりこの先でカタクリ峠からの道と合流。 |
鈴北岳分岐付近はバイケイソウの絨毯。 |
14:20に石灰岩がゴロゴロする御池岳頂上に着く。誰もいない山頂だが、霞んでいるので展望もそこそこ、北西に下山。
カルスト地形の潅木帯を抜けると、日本庭園に下りてくるが、コケ生す青々した昔の面影が無いのは、時季が違うためだろうか。
一登りすると鈴北岳に着く。遮るものは何もない展望だ。歩いてきた日本庭園から御池岳を見渡す。
霊仙山・三国岳などの北鈴鹿の山々を前方に見ながら尾根道を下ると潅木内に入る。鉄塔下を過ぎると鞍掛地蔵尊がある鞍掛峠に着く。
鞍掛峠を右折、砂利で滑りやすい山腹の道を下り、鞍掛峠トンネル東口に出てくる。
細君を残し、自転車でコグルミ谷の駐車場所まで戻る。
有毒食物のバイケイソウ。 鹿は? 喘ぎながら登る我輩に 鹿は逃げないで見ていた。 |
一時は諦めた山頂だが登れて良かった。 しかし、褒美の展望はなかった。 |
林床にはニリンソウが咲いています。 |
真の池 |
期待していた日本庭園だったが・・。 |
鈴北岳頂上。 |
御池岳と日本庭園。 |
鞍掛峠へ。 霞む霊仙山 |
振り返れば鈴北岳 |
峠の鞍掛地蔵尊。 |
コンロンソウ |
オドリコソウ |
キランソウ |
ユキザサ |
ヤマルリソウ |
ミツバオウレン |
ミヤマハコベ |
ヤマブキソウ |
ハクサンハタザオ |
ネコノメソウ |
イワカガミ |
ニリンソウ |
タニギキョウ |
エンレイソウ |
ハルリンドウ |
ヤマエンゴサク |
タチツボスミレ |
ゲンジスミレ |
観られて良かったです。 行儀の良い花です。撮りやすいように谷を向いています。 |
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