平成23年4月21日(木) 京都西山・E小塩山(おじおやま) 642m 

年度別

 小塩山のカタクリは例年だと4月10日頃が見ごろなのだが、今年は遅れているように思える。今日を除けば今週の天気は良くないようで、来週だと花は遅いように思える。
西山自然保護ネットワークで調べても分からない。片道20km〜30km程なので登ることにする。

 大原野森林公園から登る予定でカーナビをセットする。いつもは茨木市経由をナビするのが、長岡京市経由でナビをしている。気付けば善峰寺からの山越えである。この道は以前にも走ったが、カーブでは切り返しをしながら上がった。ポンポン山への東海道自然歩道でもあるので、走りたくない。
予定を変更して大原野神社からにする。 枚方から20km


周辺地図

9:48大原野神社駐車場〓9:58登山口〓11:25淳和天皇陵〓カタクリ散策と食事〓13:17下山〓14:10駐車場

 大原野神社駐車場(駐車料金400円)から天皇陵道を予定していたが駐車場前をグループが登って行くのが見え、更に数人登っていく。
私たちと同じ予定の夫婦が、駐車場前の茶屋の女性に薦めてられているのを見て、私たちも予定を変更する。しかし、これが間違いだった。
グループから遅れて出発する。私の周りにいた登山者も初めてのコースだったようだが、『赤信号、みんなで渡れば怖くない』の心境だったようだ。

 車道を道なりに歩くと、防獣柵に突き当たる。ここが登山口で柵内に入り直ぐに左折すると鉄板橋があり林道と出合い、右岸を歩くと鉄板橋が現れる。広い林道は直進で上部の堰堤には先に登ったグループ見える。何の迷いも無く他の登山者も登って行く(しかし正解は鉄板橋を渡り左岸へ、堰堤に着く手前に谷から離れる登山道がある)。
堰堤を過ぎると踏み跡が怪しくなるが、小さな滝と祠が現れる。更に谷を詰めると、踏み跡が怪しくなり、『通行をご遠慮下さい』の標示がある。

 何処かで道を間違ったようだ。引き返す勇気もなくGPSを頼りに天皇陵道へ斜面を登ることにする。先ほどの夫婦も登ってくるので、責任を感じながらも一緒に雨上がりで滑る斜面を登る。

 天皇陵道のしっかりした尾根道になんとか出る。綺麗に咲くミツバツツジを観る余裕がやっとできる。
金蔵寺分岐を過ぎ、2回林道を横切って電波塔が林立する下の林道に出る。林道を左へ行くと、淳和天皇陵の敷地内に入る。

 淳和天皇陵(小塩山)に参拝後、林道まで戻り、左(北)の道を行くと電波塔があり、踏み跡のある右の金網沿いに下るとカタクリ群生地に着くが、ここはあまり咲いていなかった。
戻り、林道を下って行くと大きく曲がる所にあるNTTドコモ電波塔の入口ゲートがあり敷地内へ、電波塔に突き当たると、2つ目のカタクリ群生地(Nの谷)に着く。ここは早くから防獣ネットをしたお陰で、数多く咲いていた。一番の見ごろに観察できて幸運だった。
電波塔の金網にもたれて昼食後、もう一度カタクリを観る。


大原野神社

神社横手の駐車場(有料400円)と公衆トイレ

登山者が多い、きっと咲いているだろう。

登山口。直ぐに左へ。

小塩山は右だったが、直進してしまう。

先を歩くグループを信じて登ったが。

どうしよう?

天皇陵道に登り着くと満開のミツバツツジが咲いていた。

天皇陵道

小塩山の淳和天皇陵

ドコモの敷地内に入り、Nの谷へ。

ドコモ電波塔。左がカタクリ群生地。

ギフチョウ(京都府天然記念物)が舞っていたが
シャッターチャンスに恵まれず。

 下山は天皇陵道の予定だったが、ドコモ電波塔右の踏み跡からも大原野神社(南春日バス停)に下れると教えてもらう。
電波塔を過ぎると、しっかりした登山道と合流する。尾根道を少し下ると3つ目のカタクリ群生地(炭の谷)があり寄って見ると、Nの谷ほどではないが楽しませてもらう。ここでは白いカタクリも観られた。

 充分に満足して、初めての下山道を下る。今日は地図を持参していないが、『山と高原地図』には載っていない。しかし、しっかりした道なので不安はなかった。
林道を1回横切り、その後、林道に2回出合うが直ぐに登山道に入り谷間に下りてくると、朝の見覚えのある場所だった。お陰で朝の登りで間違った地点が分かり、スッキリした気分で駐車場に戻ることができた。


ドコモ電波塔の右手より下山。

下山道はしっかりした道だった。

芽吹きした樹林。

比叡山と京都市街地。



【花】


色違いのニシキゴロモ

キランソウ

シハイスミレ

エンレイソウ

ネコノメソウ

ミヤマハコベ

ミヤマカタバミ

ムラサキケマン

ツルカノコソウ

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