平成23年3月13日(日) 美濃・母袋(もたい)烏帽子岳 1341m

年度別

 11日午後発生の悲惨な東日本大地震で、自粛しようと思っていた山行だったが、特番のTV放送(特に民放)に怒りを感じる。「何の手助けもできないで、イライラしているのなら山へ」となってしまう。

 3時半に枚方を出発する。名神では、自衛隊の救援車両が何時もよりスピードを上げて追い越して行く。
いつもより車両は少なく感じたが、東海北陸道に入るとゲレンデに向かう車が猛スピードで走る光景に変わりはなかった。

 ぎふ大和ICで降り、徳永交差点で県道318号線を粟巣川に沿って走る。上粟巣の道標がある三叉路で左折して母袋温泉スキー場へ向かう(ぎふ大和ICから13km)。
シーズン中は土日1000円の駐車料金が地震で自粛したようで、今日から閉鎖になり無料だった。 枚方から225km

6:55母袋温泉スキー場〓7:27登山口〓8:00お助け水分岐〓9:30P1296広場〓10:00〜11:40母袋烏帽子岳〓13:55母袋温泉スキー場

 温泉のあるロッジとゲレンデの間にあるアスファルト道に入る。バンガローの建ち並ぶ道は凍結しているので、できるだけ雪のある箇所を歩いていると、間違ってゲレンデに出てしまう。引き返すと山腹を巻く道がある。蛇行しながらキャンプ場を抜けると林道の分岐があり、道標に従い左折、次の分岐に登山口があった。
植林の広い尾根、雪で登山道が分からず。北東方向へ登ると偶にテープを見つけて安心する。尾根の合流する地点では、下山時のために目印を付けておく。

 お助け水の分岐からロープの一部が見えた急坂を登り、右からの尾根と出合い左折すると、林道を横断する。やがて冬枯れの雑木林になり青空が広がる。
右からの尾根と合流して1296m広場に着くと、西方面に長良川を隔てて白山・毘沙門岳など奥美濃の山々、東に移動すれば御嶽山・乗鞍岳が望まれる展望。

 緩やかに下り登り返すと母袋烏帽子岳頂上に着く。行程中に雪質が変わり、アイゼン・カンジキ(スノーシュー)を付けたり外したりで、3時間もかかってしまう。
山頂からの展望はP1296広場と同じように展望は良いが白山が見辛い。山座同定を楽しみ、誰も登って来ない山頂でゆっくりと食事をする。


林道を歩く。ゲレンデ 宴鴻bジ

山腹の林道を上がる。

雪中にはロープがあるが・・。アイゼンを付ける。

林道を横断。林道を50分下ると登山口に着く。

カンジキで作ったスノーシューだが・・。

自家製のスノーシューは大き過ぎた。

これだけ雪が付くと足が上がらない。

ブナの道。上部がP1296広場

広場からは白山が望まれた。


両白山地の主峰白山

大日ヶ岳・白山をズームアップ

汚hヶ岳

広場からの山頂

【母袋烏帽子岳からの展望】


山頂からの鷲ヶ岳

油坂峠と両白山地

御嶽山

伊吹山か?  能郷白山方面の両白山地

中央;油坂峠と遠方に銀杏峰  右奥;荒島岳?

野伏ヶ岳と薙刀山

乗鞍岳     中央;御嶽山


乗鞍岳

御嶽山

 下山。P1296広場にて再度、展望を楽しんでから、朝のカンジキの踏み跡を辿って下ると、カンジキの跡がなくなる。GPSで登りの軌道を見ながら通過すると、壺足跡に変わり迷うことなく無事に下山する。

 無積雪期だと往復3時間の山、遠方からの登山には物足りないが、冬山としては登り応えのある山だった。


下山;広場より乗鞍岳と山頂だけ見える穂高連邦

カンジキに付いていた雪

トレース泥棒? 朝の壺足にカモシカの足跡が続く。

トップ