平成23年2月19日(土)  八ヶ岳・北横岳 2480m

年度別


中央道・駒ヶ岳SA

八ヶ岳も快晴だ。

 昨年から、ロープウェイを利用した軟弱登山を計画、高速道路の休日割引が利用できる週末を狙っていたが、やっと決行できる天気になる。

 3時過ぎに枚方を出発する。空が明るくなってきた中央道からの中央アルプス・南アルプスは雲ひとつない天気だ。諏訪湖ICを降りると八ヶ岳がくっきりと見えている。今日は最高の天気だと確信したのだが。

 7時30分にピラタス蓼科ロープウェイ乗り場に着く。ロープウェイの始発は9時、早く着きすぎた。気温は氷点下10度だが、風がないので寒さを感じない。車内にいると朝日が入り暖かい。

9:02山頂駅〓9:50〜10:10北横岳ヒュッテ〓10:30〜40北横岳〓11:00〜12:00北横岳ヒュッテ(食事)〓12:18〜12:53北横岳〓14:45〜13:10山頂駅(コーヒータイム)

 始発が20分早くなり、乗車券(往復1人1800円)を買い並ぶ。この頃になると蓼科と北横岳の北八ヶ岳には時々雲が流れてくる。
100人乗りロープウェイに30人ほどの乗車でスキーヤー(ボーダー)と登山者が半々。車内からは南八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス・御岳山が望まれたが、北アルプスからの厚い雲が北横岳に・・。
所要時間7分で山頂駅に着くと北横岳は見えなくなっていた。気温は氷点下10度だが、風がないので指先に少し痛さを感じる程度だった。
直ぐに何も付けずに出発する者、アイゼンを付ける者、私たちはカンジキを付ける。蛇峠山ではスノーシューが多かったが、ここではカンジキの方が若干多い。装備の判断は三者三様だった。
上空は雲に覆われてしまった坪庭の周遊道を歩き、北横岳分岐で左折する。
斜面を登ると、とうとうガスの中に入ってしまう。青空と展望に、当然、、樹を覆い隠すような樹氷も見られると思っていたが、両方とも期待はずれだった。

 北横岳ヒュッテに着く。ここから山頂まで20分ほど、ここで天気の回復を待つべきか迷う。
「ヒュッテ内での休憩が15分200円」だと言われ出てきた東京の夫婦と横の広場で、暫く時間を潰す。

 諦めの境地で山頂へ登ると、若者が下山して来る。まつげ、衣服が白くなっているので、尋ねなくても分かるが、「山頂は強風でおれない」と言うので、雨具以外の衣服を全て着込んで山頂へ。

 強風の南峰から吊峰を2分ほど行くと北横岳頂上に着く。証拠写真を撮ってから、窪地で強風を避けて待機する。氷点下10度はロープウェイ乗場と同じ温度だが会話するのも辛い寒さで撤退。

諦めて下山する登山者が多い中、北横岳ヒュッテに戻り食事する。登ってくるハイカーと雑談し、雪で全く分からなかったが七ツ池を往復して時間を潰すと、時々ガスが薄くなり太陽を直視できるようになってくる。
私は諦めていた展望だが、細君の粘りで青空が出るようになる。再度、山頂へ。
食後の登りは辛く、焦って登るとズルズルと滑る。大丈夫だと確信してからは青空をバックに写真を撮りながら登る。


ピラタス蓼科ロープウェイ乗場
今日は快晴だと思っていたが。

山頂駅からのゲレンデと縞枯山

北横岳に雲がかかってしまう

山頂駅前 カンジキを着けて。

坪庭からの南アルプス。 北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈岳

縞枯山にガスが・・。

ガスの中に入ってしまう。

北横岳ヒュッテ。
天気の回復を信じてゆっくり登ってきたが、
着いてしまう。


北横岳頂上にて。強風の氷点下10℃


ヒュッテに戻り食事。山頂の厳しさが帽子に。

青空だ急いで準備。

 

 1回目と違って、賑やかな北横岳頂上だった。遥々360kmを走り、ロープウェイ料金が報われた思いだ。寒さを感じずに展望を存分に楽しむ。私たちと同じようにヒュッテで待機していた登山者とも喜び合う。しかし東京の夫婦の姿はなかった。

展望に一段落して、山仲間と雑談していたら、3年ぶりの再会となるM夫妻がいた。2年前、ネットから姿を消してしまい、心配していたが元気に登山をされていたので、安堵すると同時に凄く嬉しい再開となる。

 下山、北横岳ヒュッテでM夫妻のグループと別れる。往路とは全く違った風景に感激しながら坪庭を散策する。
直ぐに帰るのも勿体ないので、雪上でコーヒータイムをして寛いだ後、スキーヤーで賑わう山頂駅へ。10分毎に運行されていたロープウェイに乗り、車窓から最後の展望を眺める。

南峯にて。南八ヶ岳の山座同定

南アルプスズームアップ。北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈岳

山頂へ。

北横岳頂上からの大パノラマ


着膨れ。身体で表現だ


北アルプス;穂高連邦


蓼科山と北アルプス(北部;白馬・八方)と妙高高原(右端)

妙高高原

3年ぶりの再会。M夫妻

100名山の四阿山(あずまやさん)と浅間山 

下山。

私も尻セードで。

坪庭に戻ってくる。


登山者だけ。

上がりはスキーヤーで満員

ロープウェイからの蓼科山と北アルプス。

八ヶ岳;左から2つ目が北横岳。

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