平成23年2月1日 大峰・C観音峰 1347m

年度別

 1月の記録的な寒波が通り過ぎ、2月は平年並みの予報だ。久しぶりに近畿北部にも晴れ間がでるらしい。しかし滋賀県・福井県は記録的な豪雪だったので、登山はまだ無理のようだ。
因って、中部の観音峰に登ることにする。予報は『晴れ時々曇り』だが、北部より青空が多いと思ったのが・・。

 5時に枚方を出発する。国道24号線で奈良市内を抜け、橿原市から国道169号線を走り、大淀町から国道309号線を走る。天川村川合の三叉路で左折して洞川方面へ。県道21号線に入ると雪道になり、急カーブの坂道を上れるだろうかと心配したが上り切る。虻トンネルを抜けると直ぐ右にある観音峰・みたらい渓谷入口の駐車場に着く。

7:30登山口駐車場〓8:30〜40神社跡〓9:16観音平〓10:00〜05観音峰〓10:40〜11:50観音平〓12:30登山口

 氷点下3度だが、風がないので助かる。しかし頭上の空は灰色雲に覆われている。
最初からアイゼンを付けて登山口駐車場を出発。吊橋を渡ると御手洗渓谷への遊歩道と別れ、植林内のジグザグ道を登って行く。踏み固められた道はアイゼンの爪が良く効いて快適な登りだ。

 途中にある観音の水を飲むと生温かく美味しかったが、途中で食べたバナナは、お腹を冷たくする。
ブナ・カエデなどの落葉高木に変わると鳥居がある神社跡に着く。樹間から見える大峰の主峰には雲がかかっている。急いで登ってもしかたないので、あずま屋で少し時間を潰すが、リュックに付けた温度計はマイナス8度前後で、身体が冷えてくる。

 急な傾斜を登るとお歌石があり、更に登ると観音の岩屋分岐。岩屋まで5分ほどなので見学に登る。
戻り、岩屋のある岸壁を左から巻いて登ると前方が開けてくる。


登山口駐車場

吊橋


登山口から1時間
リュックを下ろして、ここで休憩したのは初めてだ。

お歌石

観音の岩屋

岩屋内

 カヤトの草原に大パノラマが広がるはずだった観音平に着く。メインの稲村ヶ岳・八経ヶ岳にはガスがかかっているが、金剛山・竜神高野方面の山々は望めた。

 下山時の展望に期待して観音峰に向かうと、トレースが時々なくなる。新雪に流行のスノーシューの跡があるが、踏み込むことは出来ない。また兎の足跡に誘われ60cmほど入り込んでしまうことも。
カンジキに替えるのが面倒なのでアイゼンのままだが、柔らかい雪はアイゼンでは役立たず。それでも、雪遊びを大いに楽しみ、山頂付近の樹氷を見ながら登ると、展望の効かない観音峰頂上に着く。


観音平  展望台

「こんな筈ではなかったのだが」

金剛山・葛城山を遠望。

山頂へ(右奥)。

青空が見えて喜んだが。


観音峰頂上にて。

 観音平まで戻る。頭上は曇り時々晴れで、陽が差し込むと意外に暖かいのだが、相変わらず標高1500mほどを境に雲が覆っている。
食事をしながら雲がなくなるのを待つことにしたが、西にある金剛山か霞んできた。そして灰色雲が切れることなく流れてくる。とうとう諦めて下山する。


観音平に戻ってくる。

予想していた展望は 大峰の主峰方面を望む予定だった。

稲村ヶ岳を望む予定だったが・・。

【下山後、ゴロゴロ水を汲みに】


洞川の温泉街

情緒のない汲み場だが休日には列が出来る。

駐車料金が水代?

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