平成22年11月30日 余呉トレイル・大黒山 892m

年度別

 晩秋になると今の時期は日没時間が早い。どうしても所要時間の少ない山になってしまい、安心して登れる定番の山になるのだが、やはり未踏の山や違ったルートからも登りたい。
そんな時に大黒山を知り、早速登ることにする。

 余呉町から国道365号線(北国街道))を走る。椿坂集落まで来ると、平成24年貫通予定の新トンネル工事をしていた。ここから国道は蛇行して椿坂峠へ上がって行く。
椿坂峠に着くと、数台駐車できるスペースがあり、反対の道路端にかりかけ地蔵菩薩がある。
登山準備をするが、峠は風が通り抜け肌寒い。温度計を見ると0度だった。いつもより1枚余分に着込んでから出発する。

7:45椿坂峠〓8:43〜46大黒山〓9:25〜10:32東峰〓12:00椿坂峠

 登山口は椿坂峠から北に50mほど下ると、赤い紐と『余呉トレイル・大黒山』と書かれた杭が目印だった。
心配した登山道はしっかりしているが、尾根の末端からいきなりの急登である。
脹脛が限界以上に伸ばされ痛く感じながら腰を折り、落ち葉の積もった登山道の地面を見ながら登る。
数分後、直線の尾根道になり顔を上げる。しかし背後にブナの古木があったのも知らずに「古木は未だか?」と思いながら登り、大き目のブナが現れて「これかな?大したことないな」と一応納得して、濡れ落ち葉がびっしりと積もっている深い溝の登山道を、尚も腰を折って登る。
登り始めて30分、やっと緩やかになった地点で夏スタイルになる。ここまでは急な登りでリュックを下ろす気持ちになれず。ここからも最初ほどではないが、キツイ登りが続き、やがて雪が現れる。

 大黒山を右の斜面から巻く道になると純ブナ林の森になり、やっとキツイ登りから開放される。
巻き道から支谷の源頭部へ少し下り、登り返すと大黒山からの尾根に乗る。ここが東峰との分岐で左折すると、数分で山頂に着く。


椿坂峠に駐車

駐車場の向かいに『かりかけ地蔵菩薩』

登山口

夫婦ともこのスタイルで登り、ブナの古木を見損なう。

見損なったブナの古木(下山時撮影)


正面に大黒山

大黒山の右斜面を巻いて行く。

大黒山・東峰分岐

東峰分岐から数分で大黒山頂上に着く。


2等三角点の大黒山

大黒山からの野坂岳・敦賀湾だが・・。

妙理山方向へ下ると椿坂集落へ。

空洞になっていたブナの巨樹

大黒山

東峰
誰も登ってこないだろう。
登山道で食事にする。


東峰からの大黒山と野坂岳

煮込みうどん。
薦められませんがボンベを暖めたり振ったり。
かさ張るがコンロとボンベが別々だと安定が良いです。

滑り止めを付けて戻ろう。

樹間から見えた敦賀湾。

野坂岳

中央;比良山地遠望。

ブナの古木まで戻ると登山口は直ぐだ。

トンネルが完成したら旧道は通れなくなるのだろうか。

帰宅時に購入したが、未整備の箇所もあるようだ。

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