平成22年11月19日(金) 鈴鹿・水谷岳(カクレグラ)990m 入道ヶ原(阿ノ瀬山)790m

年度別

 2日前のイブネ登山で、水谷岳が見えた。帰宅後、調べると好展望とあったのでトライすることにする。
名神高速道八日市ICで降り国道421号線を走る。永源寺を過ぎ、永源寺ダムの湖畔の空地に駐車する。

 鉄塔巡視路から水谷岳へ向かう尾根道が幾筋もある。序に三角点のある入道ヶ原も訪れたい。
迷った末に今回のコースに落ち着く。


7:03登山口〓39鉄塔L166〓8:23水呑ヶ岳〓9:17〜10:14水谷岳〓11:20入道ヶ岳・L162尾根分岐〓11:46〜55入道ヶ原(最高点と三角点)〓12:22鉄塔L162〓13:03若宮八幡〓13:25駐車場

 国道421号線とダム湖の間に墓地があり、ここに駐車する。約100m国道を東に歩くと鉄塔表示板が登山口で、L166鉄塔を目指す。
ガレ場の溝地を暫く登ってから左折して、植林の山腹道をジグザグに登り尾根に取り付くと、鉄塔166が見えてくる。更に登り鉄塔166を過ぎると佐目子谷方向にある鉄塔R167の巡視路と分かれ、アンテナ塔を過ぎる。
尾根道を外さないように登る(水呑ヶ岳への巻き道があったが、標示はなかった)と、急斜面となり踏み跡がなくなるがピークへ。

 登り着いたピークが水呑ヶ岳だったが山名を示すものはない。東に延びる尾根を下れば、鉄塔R165に下れる。南には樹間からピークが見え、水谷岳かと思ったが違うようだ。
鞍部から急な雑木林と植林を分ける尾根道になる。
やがて佐目子谷側が潅木となり、竜ヶ岳・銚子ヶ口が樹間から望まれるが、撮影ポイントは見当たらない。
雰囲気の良い緩やかな尾根道になり、テープは右に折れ下りになるが、直ぐ先に展望の良い切り立った場所がある。北に御池岳、正面に3日前に登った銚子ヶ口からイブネへの稜線が望まれ、竜ヶ岳の稜線奥には御嶽山らしき白い峰が望まれた。
石灰岩が露出した潅木の尾根から広い尾根になると山頂は近い。


登山口の鉄塔巡視路

溝地を登る。

鉄塔R166からの永源寺ダム・琵琶湖と比良山

標示のなかった水呑ヶ岳。ドーム型の峰へ。

水呑ヶ岳を過ぎ、登りになると二次林になる。

佐目子谷を挟んで銚子ヶ口とイブネ。

竜ヶ岳の奥に白い峰が。 御嶽山かな?

石灰岩が露出する尾根道

広い尾根、山頂はもう直ぐ。

【水谷岳〜入道ヶ原〜永源寺ダム】

 三角点のある水谷岳(カクレグラ)に着く。東側と、琵琶湖・比良山系がある西側が切り開かれていたようだが、樹木が成長して見辛くなっている。南に少し下った場所に移動して、佐目子谷越の展望を見ながら早い昼食にする。
食事場所から西の尾根を歩く。暫くは密集した潅木の尾根道で歩き難い下りが続く。植林になると尾根分岐があり右の尾根に入る。
小さなアップダウンを繰り返しながら下り、樹間から入道ヶ原の望める箇所を過ぎると、163への尾根分岐(高度810m・入道ヶ原展望地から約6分)だが、気付けば入道ヶ原への尾根に入っていた。
緩やかな二次林の広い尾根になる。晩秋の雰囲気を味わいながら林を歩くと『←R161・R162→』の巡視路の標示が現れる。

 右へ行くと直ぐに鉄塔R162があり、その先で鉄塔L161を過ぎると入道ヶ原への尾根分岐がある。
西の尾根に入る。支尾根もあるがテープと踏み跡を頼りに登る。
窪地で北方向へ変えると西側が崩落した箇所からアカマツの樹越しに雨乞岳・綿向山が望まれる。

 尾根が分かれる。右の方が、しっかりした踏み跡に登ると、『入道ヶ原』のプレートが吊るされていた。尾根道は続いていたのでプレートがなければ通り過ぎて山頂を捜していたことだろう。
しかし三角点がない。周りを捜すが見当たらない。ここは入道ヶ原・最高峰だった。
先ほどの尾根が分かれた地点まで戻り、直進すると三角点があった。樹間から雨乞岳・綿向山が何とか望めた。

 鉄塔巡視路まで戻り、尾根道を鉄塔L162へ下る。鉄塔下から最後の展望を楽しんだ後、急な山斜面をジグザグに下ると樋ノ谷に降りてくる。ここからは鉄塔番号のプレートを目印に谷間の巡視路を下ると若宮八幡宮の横に下りてくる。
国道421号線まで下り、ダム湖畔のモミジの紅葉を楽しみながら駐車場所に戻ってくる。


水谷岳(カクレグラ)

水谷岳頂上からの比良山と琵琶湖

乗鞍岳かな?

【入道ヶ原へ】


入道ヶ岳

広い尾根。落ち葉を踏むと「サクサク」と心地よい音がする。

入道ヶ原分岐。右は鉄塔L162へ。

鉛筆で書き足しておく。

入道ヶ原へ。途中の崩落箇所からの水谷岳。  右端;雨乞岳

展望のない入道ヶ原最高点。通り過ぎてしまいそうな最高点だった。
プレートをゴミと感じる登山者も。
確かにゴミも吊るしてあるが。

やっと見つけた入道ヶ原の三角点。

三角点からの綿向山

鉄塔L162へ。
全てのアカマツは枯れていた。
何故こんなことを?

鉄塔L162からの日本コバ

鉄塔L162からの展望

鉄塔巡視路だが、
鉄塔番号は無視して樋ノ谷を下るだけ。

若宮八幡に降りてくる。

参道を下る。

国道を200mほど歩き駐車場所に戻る。

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