平成22年10月23日(土) 飛騨・川上(かおれ) 1626m

年度別

 ホームページを見てもらっている市原さんから木曜夜にメールが届く。『先週、登った川上岳、展望と紅葉がお勧めです』とあった。
直ぐに手持ちのガイド本で調べると、二百名山の位山と天空遊歩道で?がっている山(7,4km)だと分かった。位山は以前から気になっていた山ではあったが、遠路から1座だけ登る価値があるのか疑問に思っていた。今回、三百名山の川上岳を知り、土・日の2日間で2座登れるのなら行く価値がありそうだ。
しかし、今年の秋晴れは続かないので、展望の良い川上岳へ先に登ることにする。

 中央自動車道か東海北陸自動車道のどちらを走ればよいのか迷ったが、少しだけ距離が短くなる中央道から行くことにして、前夜23時半に枚方を出発する。
中津川ICで降り、国道256号線、257号線から国道41号線に入り、更に北上して下呂温泉街を過ぎる。
萩原町上呂で飛騨川を渡り県道88号線から98号線を北へ。
上之田集落で橋を渡るが欄干に『川上岳・登山道』の標示があった。橋から100mほど走ると左に店があり、その先で左へ下る道が川上岳への道だったが、道標が見つからず、そのまま位山峠まで走ってしまう。

 戻り、山之口川沿いの林道に入ると道標があった。地道の林道は普通車でも何とか走れるが、5kmほどが長い時間に感じる。大足谷に架かる橋を渡ると、直ぐに林道ゲートがあり、手前の空き地(十数台可)に駐車する。
       4:35分着・枚方から約300km。仮眠する。


周辺地図

6:40登山口〓6:48渡渉〓8:00尾根道〓8:38馬瀬分岐〓8:54〜10:54川上岳〓13:05登山口

 登山口は駐車場所の前で、広い道を登って行くと大足谷の清流に沿うようになる。登山道が細った先で右岸へ渡渉して、山斜面をジグザグに登りながら西方向へ。
始めは雑木林だった道が植林となり、大足谷からの清流の流れを聞きながらの登りとなる。高度を上げると樹間から乗鞍岳や位山が望まれるようになり、山頂からの展望に期待が膨らむ。

 やっと尾根道になると紅葉の美しい自然林になり、撮影モードとなる。少し先の切り開かれた箇所からは御嶽山が望まれた。
南よりに向きを変え、緩やかな山斜面の道になると、大足谷原生林の綺麗な紅葉、そして谷を挟み川上岳が望まれ、山肌の美しい紅葉を観ながら進む。
細った流れの大足谷源頭部(水場)で西へ向きを変えて、馬瀬分岐を過ぎ、ひと登りするとツメタ谷分岐で主稜線に乗る。右折して0,5kmをササ原の尾根道を進む。
半端ではない展望を観られる予感がして、出来る限り周囲を見ないようにして、山頂からの展望を楽しみに足早に登る。


県道98号線 上之田集落100m先に分岐

登山口。先に林道ゲート

道が細った先で渡渉する。

ジグザグに登ると植林内の道になる。

穂高と乗鞍岳

尾根に乗ると自然林になる。

切り開かれた展望箇所より御嶽山を望む。

大足谷の紅葉と山頂

大足谷の紅葉

大足谷の紅葉  右;山頂

ダケカンバ

カラマツ  笠ヶ岳 手前;位山

馬瀬分岐

山頂0,5km

【川上岳頂上】

 360度の展望が広がる川上岳頂上に着く。北アルプス・御嶽山・白山が望まれる展望に大感激し、2時間も飽きることなく山頂に留まることになる。
まだまだ滞在したいが、南方面から雲が流れて来ている。展望のピークは、ここまでのようだ。往路を紅葉狩りしながら戻ることにする。


北アルプスの眺望は圧巻。位山三山の位山と船山

位山と北アルプス

ここまで見えるとは思っていませんでした。

笠ヶ岳   槍ヶ岳

白山を観ながら食事。

三ノ峰   別山  白山

【下山】


大足谷源頭部。 紅葉した尾根の山腹を下る。

御嶽山

正午頃に山頂到着の登山者が多い。

大足谷を渡渉

無事下山。11台駐車

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