平成22年10月11日(月) 小津(おづ)権現山 1158m


年度別

 

 3連休も最終日となり天気は回復してきたが、日本海側は雲が多そうだ。太平洋側は晴れマークだが、興味を引く山が見当たらず。
岐阜県も晴れマークになっており、以前から気になっていた展望の良い今回の山を思い出し登ることにする。

 滋賀県では所々で小雨が降っていたが、伊吹山はよく見えていたので、期待を膨らませる。
北陸自動車道道・賤ヶ岳ICから国道303号線を走る。岐阜県揖斐川町の東津汲交差点を左折して小津へ。県道268線を小津川沿いに走ると右手に公民館(駐車可)、道路向かいの奥まった所には白山権現神社がある。神社の横手からも登山道(林道終点まで30分)があるが、今回は林道を利用して更に上部へ。

 公民館を過ぎ、権現橋を渡って直ぐに左折、次の小川橋を渡ると『小津権現山』の道標があり、左折して林道に入る。


周辺地図

7:40登山口〓8:28新登山道分岐〓9:05高屋山〓10:05〜11:40小津権現山〓12:33高屋山〓13:20登山口

 小津から約2kmで林道終点の登山口に着くと、十数台の駐車スペースがある。
ブナ・ミズナラ・カエデが多く自生する広葉樹林の緩やかな尾根道が暫く続く。急な登りになると、『新登山道・高屋山の手前で合流』があったので右折して登る。
新登山道は今年から利用されるようになったようで、未だしっかりした道ではないが、赤い紐が多く巻かれているので、迷うことなく急斜面に造られた道をジグザグに急登すると、広く切り開かれた尾根道となる。やがて山腹の道になって従来の登山道と出合う(いずれの登山道を登っても急坂には変わりはないが、従来の道は南斜面を登る箇所があり、土砂崩れなどで通行止めになったときには代替道として安心だと思った)。

 合流して2分ほどで『山頂まで2km』のプレート、更に5分ほど登ると樹林に囲まれた高屋山頂上に辿り着く。
高屋山から緩やかに下って行くと『山頂まで1km』のプレート。
前衛峰が樹間から近くに望まれ、これを山頂だと勘違いしてしまう。尾根が狭くなった場所からは御嶽山・恵那山・乗鞍岳が望まれたので、猛然と頑張り、シャクナゲが自生する岩混じりの痩せ尾根を登る。
前衛峰に着くと頂上ではなく再び急な下りがあり、疲れがどっと出る。樹間から見える山頂は遠く感じる。

 根が露出した険しい痩せ尾根を急降下すると、意外と早く鞍部に着く。登り返しはキツイが、ブナ林の中を登って行くと色付き始めたブナが観られるようになる。

 小津権現山頂上に着く。祠の横手から登って来た登山者に山座同定してもらう。
男性は、間近に見える花房山への新しく開通した縦走道を下っていった。私たちだけになった山頂で展望を楽しむ。
残念ながら能郷白山と伊吹山山頂にはガスがかかっていたが、恵那山、南アルプス、御嶽山・乗鞍岳・穂高連邦に槍ヶ岳も望まれ、眼下には大垣市、揖斐川町など西側の濃尾平野、そして伊勢湾が。
食事をしていると登山者が増えて来た。能郷白山・伊吹山のガスが切れるのを待ったが、願いは叶わずに下山することにする。 出会った登山者は20名ほどだった。


林道終点の登山口


ミズナラの高木が多い登山道


高屋山頂上

新登山道を登りに利用。

山頂だと思って登った前衛峰

御嶽山

恵那山

段々と険しい道に。

今度こそ目指す山頂です。

シャクナゲ道の急な下り。

滑らないように。

色付き始めたブナ
小津権現山頂上





山頂には三角点と白山権現社の祠のある。

大垣市・揖斐川町と伊勢湾を眺める。

穂高連邦と乗鞍岳  

槍ヶ岳と穂高連邦

南アルプス(北岳から聖岳が見えているらしい)と恵那山

左端;御嶽山  右端;恵那山

恵那山と濃尾平野



アキチョウジ

ゴマナ

オトコエシ

レイジンソウ

フシグロセンノウ

テンショウソウ

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