平成22年10月13日(水) 奥越 C大長山1671m C赤兎山1629m

年度別

 1000m級の山での紅葉シーズンの始まりが紹介されるようになった。
前日、昼の予報では福井県が晴れマークだったので、即、今回の山に決めるが、夕方には曇りマークが入るようになる。準備にかかる細君に中止を告げられず。

 無収入の我が家、少しでも出費を抑えるために下道で行く。2時過ぎに枚方を出発する。
4時頃に敦賀市、国道8号線を走ると、越前市で雨に会うが5時に北福井IC付近と順調に走り、勝山市に入る。この調子で走ると早く小原林道に着いてしまう。
小原林道のゲートが開くのは7時なので、途中で30分ほど休憩がてら仮眠。それでも30分前にゲートの前で待つことになるが、小屋から寝起き顔のおじさんが出てきて、ゲートを開けてくれた。
林道は一部で地道が残っているが、気持ちよく走ることができた。
30分早く入山できたお陰で、大長山頂上で白山を望むことになる。


周辺地図(中心は林道入口)

6:47登山口(駐車場)〓7:30小原峠〓8:10刈安山〓9:05〜9:31大長山〓10:25刈安山〓10:45〜52小原峠〓11:26赤兎山〓11:50〜13:00白山展望場所〓21赤兎山〓13:50〜55小原峠〓14:20登山口(駐車場)

 右にある広い駐車場(トイレあり)を通り過ぎて、左の小高い駐車場に入れる。駐車場前には水場があり、下山時の泥濘で汚れた靴を洗うのには打ってつけである。
駐車場から数十メートル歩くとお地蔵さんのある登山口で、明るい道から谷間の自然林の道になる。
本谷に流れる小川を数回横切り、流れもなくなると10分ほどで鞍部の小原峠に着く。

 色付き始めたブナに囲まれた雰囲気の良い小原峠に着く。白山方面を樹間から覗くが乳白の世界。身体が冷えるので休まずに大長山へ。
峠から更に下ってから登り返す。暫くブナ林が続き、歓喜の声をあげる。
未だ少し早かったが、ウルシ・カエデやナナカマドの紅葉も加わるようになり、カメラの出番が増える。

 時々、ガスは切れるが、全く回りの山は見えない。「其のうちにガスの上に出るだろう」と楽観する。
樹木に囲まれた刈安山を過ぎても、相変わらず大長山への稜線にはガスがかかる。
前回も同じパターンだ。「大長山に着くまでには、きっと晴れる」と念じる。しかし・・。
急いで登る必要はないが、ゆっくり登っても晴れる保障はない。


駐車場

登山口

小原峠への登山道。紅葉はこれから。

小原峠のブナ林

小原峠の石仏

小原峠付近のブナ林は素晴らしい。

赤・

ハウチワカエデ
刈安山




時々、青空になるのだが・・。白山は・・。

大長山頂上

 とうとう大長山頂上に登ってしまう。「4回目にして白山を望むことなく下山か」と諦めた途端に、別山の頂が見え出し、さらに白山の頂も見え出した。何とラッキーなことか。
展望が20分ほど続き、経ヶ岳までも望まれるようになり、半時間近く続いた。

 下山すると直ぐに白山は雲で隠れてしまった。今度は赤兎山からの白山展望を夢見て、小原峠まで下ると、峠には10人ほどの登山者で賑わっていた。
小原峠からは覚悟してのブナ林内の急登だが、楽に登れたことは一度もなく、以前の辛さを思い出す。
経ヶ岳(大舟山)分岐を過ぎると緩やかになる。



別山が望まれた一瞬

白山・別山・三ノ峰が望まれた。

白山展望に満足して下山。   赤兎山へ   煙oヶ岳

小原峠に戻ってくる。


逆さ紅葉。

赤兎山頂上

 誰もいない赤兎山頂上に着く。360度の展望とはいかず、経ヶ岳が望めるだけだった。
直進して赤兎平へ下り、赤池のある高層湿原へ。前方に赤兎山の象徴である避難小屋が見え、草原にはナナカマドの赤が鮮やかだが、石徹白道の銚子ヶ峰から二ノ峰までは望まれているが、メインの白山を望めないのが残念!
赤池から避難小屋を通り過ぎ、谷を挟んで白山が望める展望場所で、食事をしながらガスが切れるのを待つことにする。各山頂へのルートである観光新道・砂防新道・チブリ尾根、六本檜を探す。
40分後に三ノ峰が、更に15分後に別山は望まれたが白山には依然とガスがかかっていた。今日はここまでのようだ。諦めて下山することにする。


360度の展望?

赤兎平。ここから白山を観て感激する予定だったが・・。

白山が見えるまで待ちます。

やっと望むことができた別山と三ノ峰 


赤池と赤兎山

別山も隠れる寸前。満足して戻ります。


アキギリ

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