平成22年9月29日(水) 比良山系・C蛇谷ヶ峰 902m 桑野橋から想い出の森へ
メールを戴く小松市のNさんから「蛇谷ヶ峰に登り、良かったです」と。そう言えば随分とご無沙汰している。過去の記録をみれば12年前で、久しぶりに登ることにする。 早朝の京都市内を通り抜け、国道367号線を走り滋賀県に入る。朽木で安曇川を渡る橋が桑野橋。ここで細君を降ろし、車を『想い出の森・いきものふれあいの里』の駐車場(無料)へ。そして自転車で桑野橋へ戻る(3km)。 |
周辺地図 |
6:28桑野橋〓7:12林道と別れ(登山口)〓7:20猪ノ馬場〓8:17西峰(反射板)〓8:35〜10:10蛇谷ヶ峰〓23展望台〓10:51カツラ谷〓12:20想い出の森いきものふれあいの里 |
【桑野橋〜蛇谷ヶ峰】
桑野橋から舗装された山裾の林道を歩き、集落外れのゲートを過ぎると、傾斜が増してジグザグ道になる。
13年前の雪道と同じだが「こんなに登ったかな?」と不安になってくる。ゲートから30分近く歩いて、やっと『展岳所』の立て札があり、武奈ヶ岳と安曇川を挟み白倉連邦が望まれるポイントに着く。
少し先には、きのこ研究所の小屋が建ち、さらに黄色の登山届箱と地図の看板。
地図によると、未だ暫く林道を歩くようだ。地道になった林道を7分ほど歩くと左にカーブした地点に道標があり、やっと林道と別れ(登山口)山道へ。このコースの半分は林道歩きだった。
赤松が多く自生する雑木林を8分ほど登ると、峠のようなところに着く。ここが猪ノ馬場で、左へ直角に登る。
防災無線基地を過ぎると、ブナ・ナラなどの自然林に囲まれた尾根になる。
鞍部にあった大杉を見て登り返すと天狗の森、更に登ると反射板のある西峰に着く。反射板から少し行くと展望が広がるが、山頂からの展望を楽しみに休まず。一旦、下ってからシダが群生する潅木の急な坂を登る。
ゴールの想い出の森・いきものふれあいの里。駐車場 |
スタート地点の桑野橋に自転車で戻る。 |
林道ゲートにあった登山口の標示 |
⇔展岳所からの武奈ヶ岳と白倉連邦 |
⇔林道途中にあった地図と登山届箱。登山口は未だ先。 |
林道の途中にあった登山口 |
赤松が多い林床 |
猪ノ馬場。左折 |
ブナ・ナラの尾根道 |
朽木の町 |
鞍部にあった大杉 |
天狗の森 |
反射板のある西峰 |
蛇谷ヶ峰への登り |
【蛇谷ヶ峰〜いきものふれあいの里】
誰もいないと思っていた蛇谷ヶ峰頂上にはタカの渡りを観察する先客がいた。
車で登れる山では見かけることはあったが。カメラの重さを知って驚き、その上、本体とレンズの値段を知って更にびっくりである。
展望は360度である。東には、眼下に琵琶湖、伊吹山・鈴鹿山脈、北から西には福井県との県境の山が連なり、南には比良の主峰・武奈ヶ岳が。
先客と話し込んで山頂に1時間半も滞在したが、タカを観ることなく下山する。
北に下山すると、直ぐに朽木スキー場分岐、左折すると展望台の分岐だが、山頂を見上げるだけの展望である。
どちらの道を下っても、想い出の森に出るが、左のカツラ谷(指月谷)を外す訳にはいかない。
自然林の美しい木階段の尾根道(遊歩道)を下ると、尾根から離れ数分でカツラ谷に下りてくる。
幽玄な雰囲気が漂うカツラ谷に下りると、2本の巨大なカツラの木が出迎えてくれる。
カツラの谷に相応しい渓谷沿い(地図では指月谷)の沢音を聞きながら遊歩道を下る。
右岸より山腹道になると直ぐに、『カツラの巨木』のプレートがあった。左折して谷へ5分ほど下って見学してから山腹道に戻り、自然林の美しい遊歩道を歩き『いきものふれあい里』に戻ってくる。
蛇谷ヶ峰頂上からの武奈ヶ岳 |
先客がいた。 |
温かい物が良い季節になった。 |
リトル比良・沖島方面 |
山頂より下山 |
自然林の美しい尾根道 |
カツラ谷(指月谷) |
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寄り道して観たカツラの巨木 |
一箇所で土砂崩れのため迂回道があった。 |
いきものふれあいセンターの奥にカツラ谷入口。 |
いきものふれあいセンター。 |