平成22年7月31日(土) 北アルプス・蝶ヶ岳 2677m
猛暑が続き、一週間以上もご無沙汰してしまった山。そろそろ登りたいが、流石に前回の京都北山(皆子山)のような低山は暑くて登る気になれない。 |
周辺地図 |
5:00三股駐車場〓15林道終点(登山口)〓6:45まめうち平〓9:15〜25大滝山分岐(お花畑)〓9:37〜11:25蝶ヶ岳頂上〓15:50三股駐車場 |
三股駐車場に着いたときは30台ほどだった車が、出発するときは60台ほどになっていた。夜中には雨が降っていたが出発するころには止み、駐車場からは本沢の最奥に蝶槍が望まれた。
ゲートのある林道を800m歩くと林道終点(登山口)は登山カード提出所で、早朝なのに係員がいた。蝶ヶ岳まで往復と一応記載する。
登山道に入り、直ぐに鉄橋を渡ると常念岳分岐がある。直進して本沢の小さな流れを渡渉、そして吊橋を渡り、また渡渉と楽しい道である(増水時には常念岳登山道からの迂回道有り)。
力水の水場を過ぎると、急な斜面をジグザグに登るが、直ぐに針葉樹林の緩やかな直線の道になる。
尾根道になると急登になる。樹林越しに時々見える常念岳の頂には常にガスがかかる。
いつの間にか尾根道から右をトラバースするようになると、まめうち平に着く。ここからはジメジメした緩やかな道が続く。
ガレ石が積み重なった蝶沢の上部に着く。ここまでは順調に登ってきた。蝶ヶ岳頂上に10時までに到着できれば常念岳縦走を考えていたので、少し上がった地点で水を補給しておく。
ガレ場の道になる。足元に注意しながらダケカンバが自生する登山道を登ると、テント泊まり、山小屋泊まりの登山者とすれ違うようになる。お互いに道を譲り合いながら登るが、顔の表情からは御来光と展望とも駄目だったようだ。
潅木帯から出ると大滝山分岐があった。そしてお花畑になる。地元の登山者の話では、このお花畑が6月頃の残雪期に残雪が蝶の形に見えるのが蝶ヶ岳の謂われらしい。10分ほど高山植物を観察する。
お花畑からハイマツ帯になると、天候が急変し小雨が降り出しガスがかかる。間近に有るはずの蝶ヶ岳ヒュッテすらも見えないが直進すると赤い屋根が見えた。
ヒュッテのバイトの人に山頂を聞くと「道標のあった地点から長堀山方向へ登ると直ぐです」と教えてくれたがガスで見えない。
道標ではヒュッテ方向になっていたが、三角点はヒュッテの北(常念岳方向)にあり、最高峰はヒュッテ手前だった。
三股駐車場からの蝶槍。 |
蝶ヶ岳・常念岳登山口 |
鉄橋を渡ると常念岳分岐。 |
花が咲くが暗い。 |
吊橋 |
広い本沢の谷 |
尾根に取り付く。 |
まめうち平 |
常に常念岳山頂にはガスがかかる。 |
大滝山分岐にはお花畑がある。 |
オオサクラソウ |
ベニバナイチゴ |
ノウゴウイチゴ |
ヤグルマソウ |
ハクサンフウロ |
クルマユリ |
アオノツガザクラ |
ヒメクワガタ |
ショウジヨウバカマ |
シナノキンバイ |
コバイケイソウ |
ハクサンシャクナゲ |
コイワカガミ |
キヌガサソウ |
イワツメグサ |
ミヤマキンバイ |
エゾシオガマ |
登山口からだと20人ほどの登山者に抜かれ(追い抜いた登山者は0人)蝶ヶ岳頂上に着く。雨具を着て、小雨の中で食事する。
ガイド本の所要時間は5時間10分だが、30分早く山頂に着いたことになる。食事を終わると雨は止んでいたが、常念岳へ縦走する元気はなくなり、ガスが切れるのを願って、2時間ほど山頂にいたが夢は叶わなかった。
往路を下山する。ヒュッテ・テント泊まりの多くの登山者が登ってくる。私たちは登りと同じ所要時間をかけ、再登山を誓いながら下山する。
花の多い山で、細君は満足したようだが、曇り空で撮影が難しくピンボケ・ブレ画像が多くて満足できる写真は少なかった。
蝶ヶ岳頂上。 |
眼下は梓川。見えたのは屏風ノ頭の一部分だけ。 |
2時間ほど山頂で粘ったが・・。 |
諦らめハイマツ帯を下る。 |
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下山時にやっと望まれた常念岳山頂。 |
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今朝暗かった本沢、花を観ながら下る。 |
三股駐車場に戻ってくる。 下山時も抜かれてばっかり。 |
カニコウモリ |
初;カイタカラコウ |
コイチヨウラン |
オサバグサ |
オオヒョウタンボク |
イワオトギリ |
クロクモソウ |
ハリブキ |
カラマツソウ |
ハクサンボウフウ |
バイカオウレン |
ゴゼンタチバナ |
ハクサンハタザオ |
ウサギギク |
ツマトリソウ |
マイズルソウ |
ソバナ |
センジュガンピ |
タマガワホトトギス |
キツリフネ |
ツリフネソウ |
オオバミゾホウズキ |
タニギキョウ |
クガイソウ |
キオン |
タテヤマウツボグサ |
オサバグサ |
ミヤマウズラ |