平成22年7月22日(木) 京都府最高峰・B皆子山972m

年度別

 今日も最高気温が35℃を越す夏日になるそうだ。汗だくを覚悟して山に登ることにする。
少しでも涼を求めて寺谷を登り、足尾谷(芦火谷)を下ることにするが、実際には風が通らないので、逆に暑いかも知れないが。
皆子山は今回で3回目だが、14年前に登ったときの山頂付近は猛烈なクマザサの藪だった。今はササ藪がなくなり比良山の展望が良くなったらしい。

 滋賀県高島町の湧き水を汲んでから安曇川沿いの国道367号線を走る。坂下トンネルとバス停『平』との区間にある旧国道に入ると駐車場所は確保できる。
尚、足尾谷から登るときは、道標はないが足尾谷に架かる足尾橋と林道が目印になる。

6:36バス停『平』〓7:10寺谷出合〓8:33〜9:30皆子山〓10:10ツボクリ谷出合〓11:10足尾谷出合〓11:48林道出合〓12:06足尾谷口〓12:30駐車場所

【寺谷】

 バス停『平』から安曇川沿いにゲートのある林道に入る。集落の端で橋を渡り右岸を歩くが、比良・権現山の山陰になるので助かった。
橋を渡り100m程で寺谷出合に着き、(更に約30分、林道歩くと皆子谷登山口)丸太橋を渡り寺谷を遡上すると14年前とは全く違い、下草はなく岩はコケ生す渓谷になっていた。

 谷の分岐は、左へ入っていたように記憶している。とことん谷を詰めてから、右の急な小尾根に取り付くと山斜面となって10分ほどで主稜線に出て、緩やかな自然林を100mほど歩く。


安曇川沿いの林道を歩く。

橋を渡り、100mほどで寺谷出合に着く。

寺谷出合の登山口



トチノ木

トチノ木

谷にあった巨岩を迂回。

とことん谷を詰めていく。

谷を離れると山頂は近い。


【皆子山頂上】

 「ここが頂上?」。14年前は猫の額ほどで、ササ藪だったのだが、クマザサは全くなくなり、山頂は広い皆子山頂上に豹変していた。しかも比良の武奈ヶ岳・蓬莱山が望まれる。


広い頂上に豹変していた皆子山。

比良の武奈ヶ岳と蓬莱山

皆子山頂上より武奈ヶ岳望む。

下山方向には峰床山が望まれた。

救助のために切り開かれたのかな?

【ツボクリ谷・足尾谷】

 テープの巻かれた所から北へ。滑りやすい急坂を真っ直ぐに下るのだが、鬱陶しい虫に難儀して集中できず。尻餅に虫刺されと災難である。この地点も以前ははササ藪だったが、雰囲気の良い自然林になっている。
尚、昭文社2009年版・地図の小冊子もササ薮のままになっている。中身は昔と同じで表紙だけ替えているだけだ。
やがて、小さな溝から小さな流れ谷になり、左からのツボクリ谷と合流するとトチノ木の大木に出合う。
傾斜も幾分か緩やかになり、虫もいなくなるが、今度は足元に注意。寺谷にもいたヒルだ。
寺谷では植林が多かったが、ツボクリ谷は自然林を楽しみながら何度も渡渉を繰り返すが、今年の梅雨は大雨だったためか水量は多めで、すこし濁っている。

 足尾谷出合まで降りてくると、水量は更に増え、時には適当な飛び石がなく、靴を2回脱いで渡渉する。
渡れば林道終点の地点へ来ると丸太橋が壊れていたが、なんとか渡ることができて良かった。
林道を歩く。小規模な中村発電所を通り過ぎ、足尾橋に出てくる。旧国道を安曇川沿いに歩いて駐車場所に戻る。


踏み跡は薄い。テープを頼りに下る。

溝沿いに下る。
虫は多い、足場は悪い、滑る。腹立たしくなってくる。

ツボクリ谷出合のトチノ木

ツボクリ谷出合のトチノ木。 皆子山は左へ。

適度の緊張があり渡渉も楽しい。

寺谷にもいたヒルさん。

芦尾谷出合

芦尾谷出合にあったレスキューポイント。

渡渉。

直そうとしたが全く動かず。

芦尾谷林道

中村発電所

足尾橋。旧国道を平へ。

戻ってくる。

 3回目だが、初めての山に登った感じだった。暑い時期にしか登っていないが、紅葉シーズン・初冬シーズンにも登ってみたいと思うほど、魅力的な山になっていた。

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