平成22年6月24日(木) 岩谷(福井県)コースC三周ヶ岳 1292m

年度別

週間天気予報は梅雨らしく雲と傘マークばっかりだったのが急転した。ニッコウキスゲが咲いているらしいので三周ヶ岳にする。
岐阜県の池ノ又谷コースからの方がお気に入りだが、久しぶりに今庄の岩谷コースから登ることにした。
理由は下山後に、部子山へ今立郡池田町から林道を車で上り、夕日を観て、翌日に御来光を拝むためである。

 北陸自動車道・今庄ICから365号線を南下、『夜叉ヶ池・広野ダム』の道標を見て左折し、県道231号を走る。要所には道標が有り、広野ダムを過ぎると、岩谷川沿いの林道に入る。途中で地道になるが、又舗装された道になると林道終点の登山口に着く。

飲み水でないのか?

一口飲んで出発する。
下山後も飲んでいたらおかしい。
水を出しっぱなしにしていると濁りが酷くなってきた。

私の胃腸だから良かったが。

6:20登山口〓6:45夜叉ヶ滝〓8:05〜15夜叉ヶ池〓9:50〜10:35三周ヶ岳〓11:55〜12:20夜叉ヶ池〓13:30駐車場

 もう既に2台駐車していた。福井県人は山好きな人が多いといつも思う。
登山口の鳥居を潜り、コアジサイが咲く岩谷左岸を暫く歩くと、急斜面を登り山腹の道になる。このコースでは一番緩やかな道になるが、急斜面の道は広くないので、眼下を勢い良く流れる谷側には注意がいる。
夜叉ヶ滝を眼下に観て、上流で右岸に渡るが直ぐに左岸に戻ると、トチの巨木が迎えてくれる。ここが最後の水場となって、斜面をジグザグに登る急坂が20分ほど続き、尾根に取り付くが相変わらず急な道だ。
途中で男性が下山して来る。「仕事前の登山だ」と言って足早に下山していく。
やっと緩やかな道になり、木道を下り夜叉が池に着くと、駐車場にあった車の男性だけ。
静寂と神秘的な夜叉ヶ池は早朝登山の特権である。

 池端の木道を歩き、池ノ又谷コースと合流点の鞍部に行くと、ニッコウキスゲ・イブキトラノオ・アザミ等が咲くカラフルなお花畑に変わる。「ニッコウキスゲ、今年は花数が少ない」と下山時の男性が言っていたが・・。
言われれば夜叉ヶ壁に咲くニッコウキスゲは少ないかな?毎年登っていない私には、みごとな咲き具合だが。

 鞍部を左へ。登山道は夜叉ヶ池までの道とは違って、よく整備されていない。
岐阜県側から観ると夜叉ヶ壁と云われる稜線をアップダウンしながら、ササや潅木の道を登る。
御嶽山・背後に伊吹山を望む展望の良いピークに辿り着く。ここまでは大した藪もなく登ってくる。
ここからの登山道は岐阜県内の尾根になり、背丈以上のササ藪と潅木の藪漕ぎが続くようになる。
しかし、頂上手前のピーク斜面に白山・北アルプスが望まれ、ササ藪に突入。4回目にして最高の展望が望まれそうだ。ピークを越し、潅木の枝を掻き分け、再びササの藪漕ぎをする。


カツラの大木

登山口

斜面を登る。

緩やかな山腹道を行く。左下は岩谷川。

夜叉ヶ滝。

ササユリ

滝上部で右岸へ。直ぐに左岸へ戻るが。
トチの大木  最後の水場  急な登りが続く。

ジグザグ道を登る

尾根取り付き地点に咲いていたササユリ

気温は18度前後。もう少し涼しくてもいいのだが。

サワフタギ

尾根道になっても急な坂だ。

夜叉ヶ池

ジシバリ

夜叉ヶ池と三周ヶ岳

ギボシ

シャクナゲ

左が三周ヶ岳。

全身が隠れるササ藪。

ウラジロヨウラク

岐阜県側の登山口がある池ノ又谷

アカモノ

白山が望まれた。しかし山頂は左のピークの奥。

 土俵ほどの広さの中央に三角点ある三周ヶ岳頂上に着く。周りはササに囲まれ見辛い展望だが、白山方向に少し行くと切り開かれた場所がある。
白山・荒島岳・能郷白山・北アルプス・御嶽山、移動すれば恵那山・伊吹山が望める展望に大満足。
10人以上おれば窮屈な頂上だが、誰もいないので寛いで食事をする。
夜叉ヶ池で出会った男性が登って来る。私たちは下山する。
4名の単独男性と擦れ違って夜叉ヶ池に戻って来ると30人ほどの登山者が寛いでいた。談笑しながら花を観察した後、往路を戻る。


ヤマボウシ

北アルプス

御嶽山



岩谷

無事下山

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