平成22年5月15日(土)火燈山(ひともしやま)803m・小倉谷山911m

年度別

 福井の山は1月の野坂岳以来になる。奥越の花を観たいが花暦が分からず。先ずは展望狙いで小倉谷山に登ることにする。例年だと5月上旬がシャクナゲの季節なのだが咲いているかも。


 福井北ICで降り、国道416号線から316号線に入り丸岡町へ。丈競山の登山口がある龍ヶ鼻ダムを過ぎると、丸岡町への県道13号がある。ここから旧道316号に入ると、直に、高架下に登山口への林道があるが、『関係者以外進入禁止』の看板があった。
林道の半分だけゲートしてある。ここまで来て素直に諦めることはできない。確認して決断することにする。
舗装道から地道の林道なり、鉄塔のある所まで来ると、林業用のキャタピラ車が二台あった。
ここからはキャタピラ車で林道が荒れていた。さらに、前日の雨でドロドロ道のため、カーブを曲がれば白山神社の駐車場なのだが曲がれず。仕方なくバックで鉄塔まで戻り駐車する
お陰で車はドロドロ、窓を開けていたので車内まで泥が入ってしまう。


7:20駐車場所〓37登山口〓8:02林道出合〓8:58〜9:02火燈山〓9:44〜11:08小倉谷山〓11:42〜12:22火燈山〓13:27登山口〓13:45駐車場所

 鉄塔のある駐車場所近くにお地蔵さんがあり、登山口まで0,9kmの標示があった。立派に育ったスギを切り倒しているようで、平日だと林道に入ることができないのかも知れない。
林道に倒された数本のスギが邪魔する箇所を過ぎ、林道途中にある登山口から山道になる。雑木林になると眼下に龍ヶ鼻ダムが見える地点で小休止。
再びスギ林に変わると林道を横切る。暫くするとチゴユリ・イカリソウが林床に咲く雑木林に変わる。
潅木に変わり、滑り易い岩道を登る。タイガーロープがあったが磨り切れそうだ。
尾根に取り付くと視界が広がり、青々した日本海が望まれる。
そして、斜め前方に火燈山だと思っていた小倉谷山が望まれる。尾根道にトウゴクミツバツツジ、アオダモが咲いているが、シャクナゲは殆ど終わっていた。良さそうな花を捜しながら歩いていると広場に出る。


旧国道から林道へ。

車はドロドロ。

鉄塔付近に駐車する。

登山口まで0,9km林道歩き。

白山神社の駐車場(下山時)

登山口。山道に入る。

丈競山登山口のある龍ヶ鼻ダム。

ダムへの道は土砂く崩れで
通行止め。

チゴユリ・イカリソウが咲く道。

再びスギ林。

アオダモ
尾根道に出る。

ムラサキヤシオツツジ

 山名板を見て火燈山頂上だと分かる。360度の展望はあるが、白山は小倉谷山が邪魔をする。
火燈山から少し藪気味の道を下り登り返すと、雰囲気の良いブナ林になる。このまま山頂まで続けば良いのだが、再び藪になり、ササとシャクナゲが道を隠す。しかし、山頂に近づくほど、シャクナゲが奇麗に咲くようになってくる。

 小倉谷山頂上に着く。展望は素晴らしく、遠くの山も近くに感じるほど澄み切った天気だ。
願わくは越前・加賀大日山がもう少し低ければ・・。違う、小倉谷山がもう少し高ければ、白山から別山の白い稜線が望まれるだが。狭い山頂だが誰もいないので、のんびりと食事をする。

 火燈山に戻って来ると越前市のご夫婦がいた。馬が合い、山談義が弾む。
そして、明日は教えてもらった花が多く咲く銀杏峰に登ることに決め下山する。

火燈山頂上。

日本海                  

いい雰囲気のブナ林だか直に藪道になる。

小倉谷山に近づくほどシャクナゲが美しい。
【小倉谷山頂上】









小倉谷山の三角点。








最初に見るのは白山だね。


白山北方面  三方岩岳  野谷荘司山方面

北には富士写ヶ岳。

越前市のご夫婦と展望にお別れ。

 


イカリソウ

チゴユリ

トリガタハンショウヅル

ウスギヨウラク

ナガハシスミレ

ニリンソウ

 丸岡温泉たけくらべで入浴後(500円)、大野市へ向かう。

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