平成22年5月9日 A南木曽岳( 1677m
前回(H17年6月26日)は晴れてはいたが、霞みが酷く恵那山のみが見える展望だったので再挑戦する。記憶では激登りと激下りが印象に残っている山だ。 |
周辺地図 |
5:31駐車場〓5:50蘭登山口〓6:06分岐〓6:35尾根取付〓〓7:40南木曽岳頂上〓7:53〜8:28見晴台〓8:49〜9:38摩利支天(付近で食事)〓10:48分岐〓11:02蘭登山口〓11:18駐車場 |
林道ゲート横の自然探勝園を通り抜けてから林道を歩くと、右に金時の産湯の池がある。向かい側に蘭登山口があり谷間に入る。長い堰堤を右端から越すと、下山道と出合(分岐)うが、標示されていない。ここから山頂を目指すのは避けたほうが良い。この山に登れば分かるだろう。
木橋を渡り広い谷間を西よりに登って行くと、谷間に巨岩がゴロゴロ重なっている。その一つが金時の洞窟、そして、喉の滝だが、説明板に記されている面影はない。しかし大岩がゴロゴロしており想像はできる。
大岩に架けられた木道・木橋・木ハシゴを利用して広い谷間を登りながら通過する。そして小尾根を乗越えてから、山頂へ続く尾根に取り付く。
尾根に取り付くとコウヤマキの巨木が群生する。急坂だがコウヤマキから英気を貰っているようで、左程疲れを感じないのが不思議だ。
1ツ目のクサリ場は木階段もあるが、段がない個所もある。しかし意外とがっしりしており、クサリは使用しなかった。間違っているかも知れないが階段の材質はコウヤマキ?
木道がある2つ目のクサリ場まで登り、コウヤマキの林から抜けると明るい岩尾根になり、アカヤシオが咲く。
下界を見ると霞んでいるようで、前回の悪夢がよぎる。「楽しまなくちゃ!」とクサリ場を登る。
『山頂まで5?0m』の標示。近いようで遠い。何せ激登りだから。しかし息を切らしながらの激登りではない。足元を一歩一歩確かめてのスローな歩きだ。
高度を上げると南アルプスが望めた。昨日の富士見台よりは、よく見えているが本命である北方面は・・。
山頂直下の急斜面にあるかぶと岩を見て、杉林内に入ると、「そろそろ山頂かな?」。
駐車場・トイレと避難小屋。 |
登山口 |
金時の洞窟 |
尾根に取り付くとコウヤマキの群生地 |
コウヤマキの林 |
5年前(下の画像)とあまり変わらないな。 |
コウヤマキ林から明るい岩峰に出る。 |
ルートから外れたかな? 画像で見るほうが恐ろしい場所に見える。 |
樹林に囲まれた南木曽岳頂上に着く。多少の高低はあるが、広い台地だ。次のポイントへ。
『南木曽嶽山大神』と刻まれた御神体の大岩がある。この前の展望岩は御嶽山と乗鞍岳の展望ポイントで数段のハシゴを不安と期待を持って登る。「ワァ〜」。
足取りも軽くササ道を見晴台へ。避難小屋の赤い屋根が見えると、見晴台の遠方には中央アルプスが望まれる。
私たちより先に出発した2人は既にいなかった。
御嶽山・北アルプス・中央アルプスが眼前に広がる。そして南アルプスの一部も。少し移動すると背後には、昨日登った富士見台が。もちろん恵那山も。展望を独り占めする快感を味わう。
昼食には少し早い。避難小屋の背後にある小高い丘に登れないかと踏み跡を探しに行くが見つからず。
摩利支天へ向かう。鞍部で、右に下ると水場の標示。登り返し樹林を抜けると、摩利支天分岐があり直進して1分ほどで摩利支天に着く。近くの岩上からは恵那山が望まれた。
分岐まで戻り、近くの岩上で御嶽山・南アルプスの展望を見ながら食事する。
カブト岩 |
南木曽岳頂上 早々と山頂に着く。しかし目的地は別。 |
ご神体の大岩。 前の展望岩に登ると。 |
展望岩より。 御嶽山・乗鞍岳、更に穂高も。 |
中央アルプス。 |
見晴台にて。 | |
見晴台からの御嶽山。 |
中央アルプス。 |
御嶽山 乗鞍岳 穂高連邦 |
御嶽山 |
乗鞍岳 |
中央アルプス |
中央アルプス |
中央アルプス |
中央アルプス |
中央アルプスさよならを告げる。 |
また、見えた中央アルプス |
摩利支天分岐 |
摩利支天大神展望岩からの恵那山と富士見台 |
摩利支天大神 |
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摩利支天大神展望岩からの南木曽岳頂上 |
食事場所からの御嶽山と避難小屋 |
南アルプス 荒川三山・赤石岳・聖岳か? |
摩利支天分岐で左折する。始めは食後の足慣らしだが、激下りになる。途中にあった展望岩に登り、富士見台と恵那山を見納め、ハシゴ・クサリ・ロープ場を下る。「崖ではないのか」と思い、GPSを見ると等高線がある。
下山道にもコウヤマキが群生しているが、登りほどの規模ではなかった。
左の谷から水音が聞こえてくる。そして右からも聞こえてくると、コウヤマキとさよならして右折、山腹道を下ると朝の分岐に出てくる。
やっと足元ばっかり見ていた目線が、頭上に向くようになった。○○アブラがないかと探しながら歩く。
登山中は誰とも出会わなかったが、2ツある駐車場は満車だった。
食事も終わり下るのみ。 |
下山中にあった展望岩に登る。恵那山望む。 |
眼下に朝の林道と南木曽温泉街。 |
南木曽岳と岩魂。 |
何にも言わずに下るのみ。 |
下るではなく落ちるだね。 |
コウヤマキの大木。 |
やっと朝の分岐に出る。 |
林道からの麻利支天。 |