平成22年5月6日 鈴鹿・E鎌ヶ岳 1161m

年度別

 曇り所により一時雨と天候は良くないが、観たい花がある。平年だと時期を逃しているが、今年の気候では咲いているかも知れない。登ってみることにする。

 鈴鹿山地の東側の国道306号線を走るが、山並みは全く見えない。
冬季は鈴鹿スカイラインの旧料金所まで入れなかったが、県道577号線から湯ノ山温泉街を通り過ぎて、終点の駐車場へ。鈴鹿スカイラインもここまで通行可能だった。


周辺地図

7:40駐車場〓45長石谷出合〓9:07犬星ノ滝〓10:17岳峠〓10:28〜11:20鎌ヶ岳〓12:07三ツ口谷分岐〓13:34駐車場

 駐車場から車道を戻ると、5分ほどで長石谷が見えてくる。登山口は建物手前のコンクリート道を入った所に登山届箱と一緒にある。
三ツ口谷を渡り、長石谷の左岸に入る。暫くは沢に降りずに、長石尾根分岐を過ぎ、数個の堰堤を過ぎて、初めて広い白砂の原に下りてくるが、小滝の手前で再び左岸を登る。再び沢に下りて来ると、小滝・ナメ滝・渕を見ながら渡渉し、渓流の奏を聞きながら楽しい登りになる。

 右手の谷からの犬星ノ滝を見る。滝を過ぎると谷は細って伏流となり、キツイ登りになる。
やがて、ササが現われるようになると扇状に広がったガレ石帯を過ぎ、更にキツイ登りになり、背丈程のササと潅木の岩場になる。

 アカヤシオが咲く岳峠に着く。鎌ヶ岳直下の荒々しい南岩壁だが、ガスで全容は見えない。
右から巻くのだが、「よくぞ!登れる個所があったものだ」と感心する。何時もだと暑い岩場だが涼しい。


三ツ口谷を渡り長石谷へ。

白い砂原



犬星の滝


細った谷

伏流


岳峠からの鎌ヶ岳岩壁

 展望の良い鎌ヶ岳頂上に着くが・・。ご褒美は満開のアカヤシオだけだった。煮込みウドンに餅を入れて食事後、水沢峠からの3人グループと談話する。
長石尾根を下山する。下山口は山頂の北より東にあるササ道を下ると、ザラ場の岩稜に出てくる。初めてのコースなので、展望を望みたいところだが残念だ。
北方向へ、荒れた道を下ると、三ッ口谷分岐に着く。分岐を過ぎると、暫くは緩やかな道になり、緊張がほぐれる。
ガスから抜けると、北にスカイラインの崩落個所が見え、前方には峰が見える。「峰を登るのかな?」。
鞍部に下ると、ここにも三ツ口谷分岐があった。水音の聞こえる三ツ口谷に下りたい気持ちを抑えて直進する。登り返しは、意外と楽だったが、また岩壁がある峰があった。イワカガミと初物のシロヤシオに癒されて通過する。
雑木林になり、朝の登山道と出合い、駐車場に戻る。


鎌ヶ岳頂上

迎えてくれた山頂のアカヤシオ。

荒れた道だ

落ち花

分岐。

鈴鹿スカイラインの崩落現場。

1ツ峰を越すと新たな岩峰が。

岩壁を左から巻いて。

シロヤシオ


靴の泥を洗い落として。

駐車場に戻ってくる。

【出会った花の一部】


観られて良かった。

ヤマルリソウ

ネコノメソウ

イワウチワ

ツクバネソウ

ハルリンドウ

アカヤシオ

コイワカガミ

バイカオウレン

シロヤシオ

トップ