平成22年5月3日(月) 岐阜・A大日ヶ岳 1709m

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高鷲ICより。

 平成18年9月3日に白山の展望を期待して登ったが、残念ながら三ノ峰・別山・白山の頂にはガスがかかり諦めた。
その時、「ゴールデンウィークの頃だと花が咲き、白い白山が望める」と教えてもらい機会を伺っていた。


 3時半に枚方を出発する。流石に早朝でも高速道路は車が多い。渋滞箇所もなく高鷲ICで降り、国道156号線からひるがの高原へ。バス停『ひばりヶ丘』にあるガソリンスタンド手前より、斜めの道に入ると『登山口』の道標があり、道標に従って走ると簡易水道施設手前の10数台可能な駐車場に着く。


周辺地図

6:57登山口〓8:18〜23いっぷく平〓9:53〜11:17大日ヶ岳頂上〓12:17いっぷく平〓13:30登山口

 駐車場には既に数台駐車していた。その内の1組の夫婦が登山準備をしていた。私のリュックに付けている『夫婦でテクテク登山』と書かれた杓文字を見て再会となった。
前回は大峰・稲村岳の大日山キレットだった。大日如来が導いてくれたのかも知れない。

 簡易水道施設のフェンス沿いに歩くと、登山口に着く。雑木林の緩やか道を歩き10分少しで鉄塔下を通り過ぎると、開けた箇所から、遠くに感じる大日ヶ岳を望む。
ブナ・クヌギ・ミズナラなどの落葉樹林の急坂と緩やかな道を繰り返し登ると、右から境界尾根が見えてくる。
ブナ林となって『胸突2丁目』の急坂を登る。境界尾根に乗ると緩やかになり、右手に白く輝く白山・別山を樹間から見ながら登るようになる。

 登山道にも残雪が時々現れるようになると三角点のあるいっぷく平に着き休憩する。休憩の合間に白山の撮影ポイントを探すが、白山が見えれば別山は樹が邪魔をする。
ブナ林からダケカンバが自生するようになると雪に覆われた広い尾根になり、見晴らしも良くなる。背後に鷲ヶ岳、遠方には御嶽山・乗鞍岳が薄っすらと望まれる。
尾根は左にカーブして、展望の良いピークを越すと最後の登りになる。雪をつま先で蹴るようにして一歩一歩登る。


駐車場。7時前だが、5番目の出発。

山頂まで7kmとあったが、バス停からの距離では。

遠くに感じる山頂

胸突二丁目の坂。

境界尾根になると登山道に残雪か。虫対策が必要になってきた。

ブナに囲まれたいっぷく平。

別山と白山が撮れる地点を探すが・・。

ダケカンバになる。

展望の良いピークからの山頂

大きな樹もこの辺りまで。

アイゼンはリュックの中。

 大日ヶ岳頂上に着く。大日如来が祀られた山頂には三方向から登ってくる登山者で、賑やかだ。
雪上を移動して展望を楽しむ。気付けば麓でタムシバ・スミレを見た程度だ、もう一つの目的だった花観察がなかった。この残雪の多さでは植物は眠りから覚めていないようだ。
時間が経つに連れて、北アルプスも見え出してくるが、ゴールデンウィーク中だ。渋滞する前に帰宅したい。


 下山、気温が上がり、登山道は小川の箇所も、この水流が植物の芽吹きを助け、春の訪れとなる。再度訪れたい気持ちになって、休憩なしで下る。


登り切ると目の前が山頂だ。
白山;御前峰・剣ヶ峰
別山

一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰へと連なる稜線

乗鞍岳

御嶽山

北アルプスの何処かな?
肉眼では雲みたいだったが。

野伏ヶ岳  右奥;経ヶ岳。又の再会を約束。

見納め。名残惜しいが・・。

靴をソリ代わりにして。転倒寸前。

泥濘。

 着替えてから一路枚方へ。愛知県にはいると、八日市付近で2kmの渋滞情報。渋滞が始まったようだ。しかし、彦根に着いたときは断続して6kmの渋滞になっていた。
15時50分枚方着。 往復480km ガソリン往復28L×131円

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