平成22年4月24日(土) 鈴鹿;ブナ清水から国見岳 1170m

年度別

 今月の10日に朝明渓谷から雨乞岳に登ったが、伊勢谷の登山口には『ブナ清水・根の平峠』の標示があり、根の平峠手前にも『ブナ清水分岐』の道標があった。
少し前までは、ブナ清水は「知る人ぞ知る」穴場(秘境)で道標はなく、地図に載っていないコースだった。
2年前に場所を調べると、ブナ清水までは難しいコースではなさそうだが、ブナ清水から腰腰峠への尾根に辿り着く道に不安を感じていた。
しかし、道標が設置されていると云う事は、登山者が多く踏み跡もしっかりしているだろう。登ることにする。


周辺地図

5:54朝明渓谷駐車場〓6:54ブナ清水分岐〓7:25ブナ清水〓8:05腰越峠分岐〓15キノコ岩〓8:19〜42県境尾根(根の平峠方面大岩まで往復)〓8:46青岳 〓9:08〜13国見岳〓9:35国見峠〓10:08〜53地獄谷出合(食事)〓11:30コクイ谷分岐(千種街道出合)〓12:02〜17根の平峠〓13:20朝明渓谷駐車場

【朝明渓谷〜ブナ清水へ】

 2週間前に咲いていた桜が今も咲いている。既に1台駐車していた朝明渓谷駐車場(有料)を出発。林道を歩き伊勢谷出合にある橋を渡り、山荘の右横から山に入る。一番奥の山荘を過ぎると林道に出て、伊勢谷に下りてくる。林道は右岸に渡っているが、登山道は左岸沿いにある。直に林道と合流すると、『旧千種街道登山口』の標示がある。
堰堤工事のための林道は役目を終え、自然に戻りつつあるが、時々コンクリートの残骸がある。

 やっと芽吹きだした樹林。今年は寒暖の差が大きくて、ここ数日は寒く、気温は5℃以下だが、谷間に咲くミツバツツジが鮮やかだ。
右岸に移動する。ミツバツツジだと思っていたらアカヤシオが咲いていた。山斜面を見上げると、らしき花がある。山頂付近のアカヤシオを期待したが、以後全く観ることはなかった。
左岸に戻り、堰堤がなくなると荒れた林道も終わる。

 支谷を少し登った所から横切ると、ブナ清水分岐があった。左折して離れていた伊勢谷へ。
伊勢谷の左岸の林床を歩くが、本流はかなり下にあるようだ。支谷を横切りながら進むと水音が大きくなる。
気になり、本谷へ近づくと滝があった。全容は見えないが3段になって落下している滝だと思われる。滝壷は足元数十メートル下にある。その後、数個の支谷を横切る。踏み跡とテープはあるが、何処でも歩ける。
やがて、本谷が同じ高さになって、初めて右岸に渡り遡上する。


朝明渓谷駐車場

伊勢谷への橋


旧千種街道登山口

芽吹き出した樹木。

右岸に渡るとがアカヤシオ咲いていた。

アカヤシオ。咲いていたのはここだけ。

再び、左岸へ。

堰堤がなくなると林道も終わる。

左;ブナ清水・・直進;根の平

ショウジョウバカマ

三段?の伊勢谷の滝


水量のある支谷を横切る。

何処でも歩くことができる。


【ブナ清水〜国見岳】

 大岩の下から湧き出る源流のブナ清水に着く。付近は岩が点在し雰囲気の良い谷間だ。四季を問わずに楽しめそうだ。
ブナ清水を後にする。東の窪地を行くと、右斜面にテープを見つける。そして窪地にもテープがあったので、窪地を緩やかに登るが、右斜面を登ることになり、潅木を縫うように登り小尾根に辿り着く。
登っている時に頭上に大岩が見えたので、逆方向の左へ行くと尾根の突端に出て、北半分の展望が広がる。ここでリュックを下ろし小休止する。
小尾根を登り、テープと踏み跡を頼りに南の窪地を横切り登る。大岩が点在する個所を左から巻いて登ると明確な尾根道になり、東方面が開けたササ道になる。また西の樹間からはキノコ岩が見え隠れする。

 腰越峠からの尾根に出合う(腰越峠分岐)。ここにも以前にはなかったブナ清水への道標があった。右折して下るとヌタ場がある。次回、ブナ清水へ下山する時には目印になりそうだ。
尾根から北に数十メートル外れた奇岩のキノコ岩に寄る。しかし気温6℃のうえ、強風があり、釈迦ヶ岳を背景に撮影後、直に退散。
県境尾根に出合う。右折(根の平峠方向)して大岩が重なる地点まで下ってから引き返す。

 大岩のある青岳に着く。岩上に立つと遮るものはない。国見岳北斜面の岩魂、国見尾根の奇岩が見える。
この付近からのアカヤシオを期待していたが、蕾硬しだった。諦めるしかない。

 国見岳への登りは、前日降った雨のためか滑り易い深い溝道だった。冷えると思っていたら霜柱が立っており、切り株には雪があった。
ここで、初めて登山者と出会う。「国見岳を登ってから腰越峠からハライドに登る予定」だと告げると、「朝明渓谷への道は土砂崩れで通行止めだったかも?」と言われ、上水晶谷から根の平峠へのルートに変更する。

 静かだった国見岳に着く。重なった大岩の上に立つと360度の展望だ。


本谷だと直に分かる。右岸に移動すると直だった。

「ここが、ブナ清水?」

更に登ると・・。

大岩の下から湧き出るブナ清水。


試飲する。味は・・、言う迄もない。

小尾根の突端からの展望。

小尾根の突端よりの展望

分かり難い地形だ。踏み跡とテープを頼りに登る。

明確な尾根道になり、東方面が開ける。

腰越峠からの尾根に出る。

ヌタ場

寒い!アカヤシオ・・。蕾かたし。

キノコ岩。 冷たい風に直に退散。

県境尾根に出合う。

反対道を歩き大岩群の地点まで行く。雨乞岳望む。

アセビ

青岳からの国見岳

青岳からの雨乞岳

国見岳へ。


バイカオウレン


国見岳頂上

国見岳からの展望↑↓

御在所岳  雨乞岳

【国見岳〜上水晶谷から根の平峠〜朝明渓谷】

 下山。国見尾根の奇岩も見たいが、上水晶谷は初めてのルートで、時間に余裕を持ってトライしたいので寄らずに、右に少し入った石門だけを見て、国見峠へ下る。
途中にある岩が露出したガレ場から、御在所岳北面の藤内壁を見てから、深く抉れた道を下る。

 若者グループがいた国見峠で右折、上水晶谷へ。数分下ると大岩があり左から下ると、清水が流れるようになる。
ササを掻き分けて沢に足を入れて下ると右岸の道になる。ここからは常に右岸にテープと踏み跡がある。

ガレ石の急斜面を流れる地獄谷(出合)を左に見る。
上水晶谷はテープ、踏み跡ともしっかりとある。気分も落ち着いたので沢に下りて食事にする。
地獄谷出合を過ぎると、白い花崗岩だけだった谷が青色の岩が混ざるようになり、渓谷の雰囲気が変わる。
途中、土砂崩れ個所があり、斜面を登り迂回する。支谷に出合ってから本谷に下ったが、踏み跡とテープはあった。

 コクイ谷分岐(千種街道出合)に着く。ここで上水晶谷と分かれ、千種街道を歩き、根の平峠へ。北方向の山腹道を登って行くのだが、出合付近の上水晶谷ではテープが極端に減る。そのため登山者が歩き回り踏み跡が分かり辛い。一ヶ所、目印を巻かせてもらう。
山腹道を登ると、雨乞岳・杉峠が樹木越しに見え、小尾根を越すとタテ谷の広い谷間になる。地図では分からない小さな沢や起伏があるが、溝道は古道を忍ばせる。
以前には祠があった大杉を過ぎる。大岩が現れると小さな流れを渡り、愛知川分岐に着く。
タテ谷本流の水音は聞こえるが見えない。更に5分ほど歩くとササ原に出て、根の平峠は直ぐだ。

 県境尾根の根の平峠でリュックを下ろし小休止後、4分ほど下ると朝の分岐点だったブナ清水分岐に戻ってくる。登りと同じ所要時間で朝明渓谷へ下りる。


石門

御在所岳の藤内壁。

御在所岳の藤内壁。

国見峠にて。「ササが低くなったな〜」

大岩の左から下ると直に流れがあった。

ササ藪から脱出する。

食事にする。
地獄谷出合を過ぎると青石が混じるようになる。

コクイ谷分岐(千種街道出合)

雨乞岳と見えた杉峠の大杉。

千種街道。古道を感じさせる。

分岐付近は踏み跡が乱れていた。

根の平峠付近。
イブネとクラシかな。

根の平峠


ミツバツツジ

 寒い一日だった。2週間前には、コクイ谷でイワウチワが咲いていたが、今回は全く咲いていなかった。
渓谷に咲くミツバツツジとアカヤシオを2本見られただけでも幸運?
しかし、初めてのブナ清水と上水晶谷は、両方とも雰囲気のいい場所で歩いていて楽しかった。


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