平成22年1月31日 C野坂岳 914

年度別

 近畿地方全域で昼過ぎから雨の予報。北部の方が幾分かは降水確率が低いので福井県の嶺南に決め、展望は二の次にして、雨が降らなければラッキーと雪山を楽しむことにする。

 4時20分に枚方を出発する。湖西道路(国道161号線)を走り敦賀市へ。県道210号線から『いこいの森』へ。6時半着・枚方から123km

周辺地図



右から一ノ岳・二ノ岳・三ノ岳。中央奥;山頂

6:57登山口〓7:34〜37トチノ木地蔵〓8:15一ノ岳〓8:48三ノ岳〓8:53〜9:15野坂岳〓10:30登山口

 未だ薄暗くて、敦賀市内の夜景が見られるのに、登山口前の駐車場には既に三台の車が駐車していた。
仮眠しているのかと車内を覗き込むと誰もいない。ボンネットに触れると冷たい。暗闇の中を登っているようだ。トレースが付けられて安心して登れるので助かるが、今日は昨日の踏み跡もある。
アイゼンを付けて遊歩道のような道を登ると、時々地肌の道があった。沢沿いの小道になると、杖だけの単独の男性とすれ違う。

 水場のトチノ木地蔵で小休止、ここから山腹の道を登ると、最初の右へ曲がる地点で夏道と分かれる。行者岩のある夏道には1ツの足跡があったが、疲れそうなので、踏み跡の多い冬道を選び尾根に取り付く。
直ぐに尾根に出ると電波塔があった。冬木立の尾根からは三ノ岳が望まれ、その奥部に山頂が見えてくる。
見覚えのある枝振りの良い松が現れる。ここが一ノ岳で夏道と合流するが、道標は雪に隠れてしまっていた。
単独の下山者2名とすれ違い、後から来た単独の男性に道を譲り、端によると1mほどの深いつぼ足。
二ノ岳に気付かずに通り過ぎ、ブナの大木がある三ノ岳に着く。少し期待していた樹氷だったが、手持ちの温度計では氷点下になっていない。これでは無理だ。

 追い抜かれた男性が下山してくる。今まで出会った登山者は地元の人のようだ。皆さん健脚で、追い抜かれないように頑張っているように私にはみえた。


今シーズン、未だ雪道を走っていない。

登山口。

トチノ木地蔵の名水

トチノ木地蔵

トチノ木地蔵付近の山腹より。登った谷・西方ヶ岳・敦賀湾。

冬道の尾根に取り付く。

冬道の尾根を登る。木立からの三ノ岳と山頂。

道を譲り端によって、落ち込む
ブナの樹氷は観られなかったが、気持ち良い林内を登る。

 予想通り、誰もいない野坂岳頂上だった。展望は360度だが、曇り空で遠望は効かない。
野坂権現が祀られた避難小屋で、アンパンを食べてから往路を戻る。
三ノ岳までにすれ違った登山者には、一ノ岳手前で全て追い抜かれてしまう。
やがて、装備からみて、私らと同じ仲間とすれ違うようになり、何故かゆったりした気分で下山出来るようになる。
雪が緩んで、つぼ足が多くなる。注意しているのだが、股間まで落ち込んで抜けなくなってしまい、手で足の周りを除雪して脱出する。足が抜けなくなったのは初めての経験だが、これも雪遊びの一つ?

 少し物足りなく感じた山行で、もう一座登ろうかと思ったが、天候を気にして登るのも楽しくないので、渋滞する前に下道から帰宅することにした。


乗鞍岳方面

西方ヶ岳・敦賀湾。

中央;雲谷山


山頂より下山。


アイゼンを付けずに小走りに下るのが極意か?

トチノ木地蔵まで戻ってくる。

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