平成22年1月17日 氷瀑・扁妙ノ滝からB笠形山(播州富士)939m

年度別

 2日前に那智の滝が凍結したニュースがあった。笠形山に氷瀑のできる扁妙(へんみょう)の滝があったのを思いだし、行くことにする。氷瀑が出来ているかは分からないが、南紀で凍結するのだから大丈夫だろう。

 5時前に出発する。中国道を利用すると早く到着しそうなので下道から行くことにする。西脇市から国道427号線を走り多可町から県道8号線に入る。
途中、名水百選の『松か井の水』を汲み、高坂トンネルの手前で日の出を拝んでから神崎町へ。
越知川沿いに走り『グリーンエコー笠形』の道標で左折。道なりに山道を上がると、広い駐車場があったが違った。次にゲートがある駐車場があった。総合案内所に寄って入山料(1人200円)を支払って、超親切な絵地図をもらう。更に上部の駐車場に移動して案内板のある登山口に着く。 枚方から117km


名水;松か井の水

篠山方面からの日の出

周辺地図

総合案内所で入山料を支払う。

扁妙の滝入口

7:50グリーンエコー笠形駐車場〓53子育て観音〓55オウネン滝〓8:09〜23扁妙ノ滝〓8:33滝見台〓9:06五合目(水辺広場)〓44市川コース出合〓10:05〜11:05笠形山〓11:47五合目〓12:10滝見台〓12:42登山口  枚方15時着

 駐車場右のホワイトコテージのある沢沿いの道を行く。左岸に渡ると山道になり子育て観音があり、直ぐ先には落差25mあるオウネン滝が見えているが凍結していない。六甲山麓辺りでは−6℃だったが、ここでは−3℃で氷瀑が出来ているか不安を感じたが、不安は直ぐに解消する。

 登山口から20分で氷瀑の扁妙ノ滝が見えてくる。予想していたのは、もっと厚くてエメラルドグリーンをした氷瀑だったが、贅沢はいっておられない。温暖化が進む地球、これが最後の氷瀑になるかも・・。
既に見学者は10人ほどで山頂を目指すのは半数ほどか。
石混じりの木階段を上り、そして鉄階段を上り尾根に辿り着くと、あずま屋のある滝見台に着く。
滝下からは落差65mの全景は観られなかったが、扁妙ノ滝の全容が観られた。また北方向には段ヶ峰が望まれた。


子育て観音;夫婦岩

子育て観音

オウネン滝
扁妙の滝                 



滝見台へ。

滝見台より。

 山頂へ。尾根の左斜面を100mほど行くとグリーンエコー笠形からの登山道(下山道)と出合う。ここからは急な道になり、三合目で尾根を乗越え、もう一つ越えると山斜面の緩やかな道になる。
谷道になると、一面に氷が張った川の下を流水が流れる風景になり、五合目の水辺広場に着く。左岸に渡り明るい潅木の道に出るが長続きはしなかった。
植林の今回一番の急坂になる。6合目の標示は急坂の中間点。やっと緩やかになり、少し下ると七合目だった。
山斜面の支谷を横切り、アセビの森と思われる地点を過ぎ、植林内の八合目も過ぎる。

 尾根に辿り着くと市川町からの登山道と出合うが、今のシーズン、利用する登山者は少ないようだ。直ぐに九合目があり最後の登りになる。適度の雪山を期待していたが、地肌が見える道でアイゼンもいらない。


谷間に出てくると沢は凍っていた。

凍っている沢。

五合目の水辺広場。

六合目は急坂の途中にあった。

八合目付近。

尾根に辿り着くと市原からの道と合流。

 九合目前後で2人の下山者と出会ったが、誰もいない笠形山頂上に着く。無風で陽が当たる山頂は少し寒い程度だ。遠方の氷ノ山・明石大橋は望めなかったが、満足する展望に食事をしながら時間を費やす。
山頂は氷瀑見学をした神崎町からの登山者で賑やかになってきた。席を譲り往路を下山することに。
滝見台まで戻ると扁妙ノ滝には大勢の見学者が見える。滝には寄らずに登山道である石混じりのジグザグ道を下る。


360度の展望;段ヶ峰(中央右)は雪が多そうだ。

千ヶ峰(中央)への縦走尾根。

篠山・北摂方面。

六甲山遠望

明神山・七種山方面

大天井岳(雪彦山)方面

無事に下山。

駐車場は満車。

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