平成22年1月10日 F御在所岳 1212m

年度別

 樹氷で知られる冬の御在所岳に登ったことがないので、登ることにする。
国道163号から伊賀上野の大内ICから西名阪(国道25号)に入る。大内ICを利用するのは少し遠回りだが上野市内の信号と渋滞を避けるためだ。
亀山から国道306号を走り四日市市に入ると、鈴鹿上空の雲は多いが、御在所岳山頂の灯かりが見えている。

 鈴鹿スカイライン(国道477)の旧料金所まで車で入れると思っていたが、ホテルなどがある施設を過ぎると通行止めになっていた。引き返し湯ノ山温泉街の県道を走り、最奥部の駐車場に着くと既に8台ほどが先着していた。
駐車場から見える御在所岳にガスがかかり始める。天気は昼から回復する予報だが・・。

7:15駐車場〓17中道登山口〓8:25キレット〓9:17富士見岩(展望台)〓山頂散策〓10:20一の谷新道下山〓11:47一の谷新道登山口(山の家)

 駐車場から鈴鹿スカイラインの車道を100mほど歩くと、山の家手前中道登山口に着く。ガードレールの切れ目から谷間に入り、右の斜面を登る。
ロープウェイ下を過ぎると、辛い登りももう少しで、展望の良い岩稜に辿り着き、辛さから開放される。
おばれ岩地蔵岩などの大岩、奇岩のアートを観て、鎖の付いた岩壁のキレットに着き慎重に下る。

 キレットを過ぎると急な登りとなり、北方面の山々が見られるようになるが今日はガスがかかっている。
溝状の急坂を登り、藤内壁上部の岩場を通過し、ガスの中に入ると樹氷が現れるようになり、富士見岩の展望台に着く。

山上公園を散策する。気温は−4℃前後で風が強く、天候の回復は望めそうもない。
展望の良い一等三角点まで行く元気はなくなってしまう。一の谷新道下山口近くにある人工的に造られた氷ばくの裏手で、風を避けて煮込みウドンを食べる。
下山する登山者は「何度も登っているが今日は最悪だ。寒いのに樹氷が育たない」と。言われれば一の谷側には樹氷が出来ていない。


駐車場

中道登山口

岩に金属(アイゼン)が擦れる音を立てて登ってくる。

おばれ岩

おばれ岩;輝く伊勢湾と雲母峰。


青空だ。しかしぬか喜びだった。

地蔵岩

地蔵岩

キレット

そろそろゴアテックスの手袋に。

藤内壁の岩峰を巻いて。

巻き終わり。

やっと観られた樹氷
ガスの国見尾根


富士見岩
こんな日もあるさ!


朝陽台の樹氷

人工的に造られた氷ばく。

 寒さに我慢できずに、逃げるように初コースの一の谷新道を下ると予想以上の積雪で、山斜面を慎重に下る。
谷道かと思っていたが尾根道で、急坂が続き登りも下りも厳しい坂だ。しかし利用者が多いようでトレースがしっかりあり助かる。
ガスから抜けると一の谷を挟んで、登った中道の岩稜、手前にゴンドラが樹間から見える。
途中でアイゼンを外し、汗ばんでくる頃、山の家の屋根が見えてきて車道に出る。


一の谷新道下山口

少し緊張する山斜面の道。

やっと身体が温くなる。

山の家前の車道に出てくる。

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