平成21年11月29日 鈴鹿・奥草山 820m 政子(鶏岩)

年度別

 先週、入道ヶ岳のイワクラ尾根・池ヶ谷の山歩きが予想以上に良く鈴鹿を見直した。毎回良いとは思わないが新たな発見に期待して、あまり知られていない、綿向山から南に派生する奥草山と三等三角点のある政子に登ることにする。


 今回も下道から目的地に。最近遠出が多かったが、近場でも高速料金が変わらない。何だか損をした感じがしてしまう。だが、30分早く出発すればいいことだ。
 5時10分に枚方を出発。国道307号線で甲賀市から国道1号線。猪鼻三叉路を左折して、鈴鹿スカイライン(国道477)入口の大河原の国民宿舎かもしか荘へ。枚方から84km

黒線〓下山予定だったルート

周辺地図

7:05かもしか荘〓7:30林道終点〓8:27奥草山〓8:40〜9:36政子〓9:42石柱のピーク〓1時間ロス〓11:34林道出合〓11:50かもしか荘

 かもしか荘の駐車場から橋を渡って日野方面へ、5分ほど歩き民家の外れから林道に入ると、これから登る奥草山と政子が見える。
やがて、舗装道から地道になって、谷沿いの道を歩くと林道終点に着く。
林道終点から、少し植林内に入り、手頃な斜面を登ると直ぐに尾根に出る。ここからは一本道の尾根道だが、急な登りになり、片側が自然林になっても続く。

 急坂を登り切ると、琵琶湖方面が広がり、水無山・綿向山が望まれる山頂台地に着く。東の小高い所に移動すると自然林に囲まれた奥草山に着く。
山頂より南へ下るとアセビなどが茂る緩やかな尾根になり、尾根上に三等三角点の政子(三角点名・鶏岩)がある。
ここを左折して1分ほど行くと、切り開かれた突端に出て、雨乞岳・御在所岳・鎌ヶ岳・水沢岳等の山々が望まれる。しかし眼下の野洲川ダム湖が見当たらない?? よく見ると枯湖になっている。
早い目的地到着で、空腹感はないが食事にする。気温は曇り空の3℃前後だが無風なので、煮込みウドンで充分に暖まる。


かもしか荘 駐車場

民家の外れより林道へ

林道終点。植林内から尾根に取り付いた。

道に迷うことはないが。キツイ登りの連続。


山頂台地に着く。

山頂台地より比良山遠望

山頂台地より水無山と綿向山

一つだけ吊るされていた山名板。


奥草山頂上

緩やかな小尾根を歩き政子へ。

三等三角点の政子
(三角点名;鶏岩)
ここには山名板はなかった。

御在所岳

鎌ヶ岳

 11時までには駐車場に戻れそうだ。少し物足りないが下山する。三角点まで戻り南へ下る。次の石柱が埋められたピークで、コンパスで南方向を確認して通り過ぎる。
(この先は、資料によると尾根にある大岩を巻いて、TV中継地を過ぎ、植林内に入り、南に下れば大河原園地に出るらしい)
しかし、いつの間にか東寄りに向きを変えているのに気付かずに、目印の青いヒモを頼りに急降下し、高度約520mまで下ってしまう。谷間が見えるようになると、今まであったテープがなくなってしまう。

 GPSでは、このまま下っても下山できそうだが、丁度良い運動量になると思い、資料通りに歩くことにして登り返す。
石柱が埋められたピーク手前(標高約770m)まで戻ると、別の尾根があった。ここにも青いテープが多く巻かれている。この尾根が、かもしか荘への尾根道だと思い、再び急降下する。
植林内に入り、間違いに気付くが、登り返す元気はなくなっていたので、今度はそのまま下る。
鹿用ネットに突き当たる。右の枯れ谷へ下り右岸へ移動すると、右からの谷と合流し林道と出合い、下ると、早朝に歩いた林道に出て、かもしか荘に戻ってくる。


間違ったルートを下山。


この先で引き返す。

今度は間違ってないかな?

左に尾根が見えた。「あの、尾根だったかな?」

直ぐに引き返せるように遅れて下りて来る。

間違って引き返したルートも林道に出て来るようだ。

今朝歩いた林道に出てくる。

 帰宅後、GPSで調べると、石柱が埋められたピークで下る方向を間違ったようだ。
充実した山歩きではなかったが、展望が見られ、雨にも降られず、誰にも会わない静かな山行だったので、良しとしておこう。

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