平成21年11月8日 池ノ又谷コースよりB周ヶ岳 1292m

年度別

 7年ぶりに三周ヶ岳に登ることにする。前回は10月中旬だったが紅葉には早すぎた。しかし今回は遅いかも知れないが・・。

 カーナビをセットする。試しに距離優先にしてみると湖西道路経由になった。早朝だと所要時間がたいして変わらないように思えるので、京都南IC〜京都東ICの一区間(250円)を利用して湖西道路(国道161号線)を走ると、前後に全く車が見えない。信号停止もなく木之本まで走ってしまう。こんなこともあるのだ。高速料金割引のお陰かも?
木之本から国道303号線を走り、八草トンネルを抜けて岐阜県に入り、川上トンネルを抜けて、約2km走ると川上で『夜叉ヶ池』の道標を見て左折する。
林道を約13km。初めは広い道、後半は狭い道になるが、林道から見る山斜面、渓谷の紅葉はピークで、半端ではない紅葉に車を止めて紅葉狩りをする。 4時前に枚方出発 152km


周辺地図

7:03登山口〓8:08幽幻ノ滝〓8:50〜55夜叉ヶ池〓10:07〜11:15三周ヶ岳〓12:30夜叉ヶ池〓13:47登山口

 ガランとした駐車場だった。準備をしていても車が上がって来なかった。池ノ又谷の遠方に夜叉壁を観て、駐車場奥の登山口より谷に下りて行く。枝谷を横切り、本谷を渡り右岸へ。再び左岸に戻ると急坂になり、つづら坂を中腹まで登ると、小さなアップダウンを繰り返す道になり、登っているのか下っているのか分からない。やがてブナ林になるが殆ど落葉しており、晩秋を感じさせる風景だ。汗ばむ気温だが枝谷からの水で喉を潤すほどでもない。

 枝谷から落ちる幽幻ノ滝に着き、幽幻ノ滝を過ぎると、直ぐに流れの細った池ノ又谷を横切る。
夜叉壁と呼ばれる岩壁を見上げながらの登りになり、昇竜ノ滝が谷を挟んで見えて来る。
6月下旬頃だとニッコウキスゲが咲く岩場の急な登りになる。今回は夜叉壁と紅葉のコントラストを楽しみにしていたのだが、ここまで登って来ると終わっており残念だ。
湧水が岩場を流れる個所が一部あるが、足場の岩は階段状に削られており、備え付けのロープは必要なかった。


下町の高級車だけ?

登山口と夜叉壁

右岸へ

左岸に戻ると急登


夜叉ヶ山と夜叉壁

幽幻ノ滝

ダイモンジソウ

池ノ又谷を横切る。

夜叉壁

シモツケソウ

昇竜ノ滝

カライトソウ

 県境尾根に登り着くと福井県側に夜叉ヶ池がある。誰もいない池の辺で小休止する。
県境尾根を北へ。池ノ又谷から見えていた夜叉壁の上部を歩く。
稜線を登って直ぐのピークで三周ヶ岳が初めて山容を現し、背丈程のササ道を下る。7年前もササはあったが、随分と延びており閉口する。
所々でササに悩まされ、2ヶ所ある大岩を右から巻き、次は乗越えて行くと、山頂と間違いそうなドッシリとしたピークへの登りになる。
展望の良いこのピークが登山口から見えていたようで、眼下に駐車場が見えている。
前方には山頂が見えているが、手前には幾つかのアップダウンも見えている。
葉を落とした低木の枝、そしてササが交互に現れ、窪地には泥濘もあって歩行を妨げる。


夜叉ヶ池

左端;三周ヶ岳 


大岩を右から巻いて。

ここの岩は乗越えて。振り返れば夜叉ヶ山

左端:三周ヶ岳・幾つあるのかな?アップダウン。

未だアップダウンがあるな!  ;日野山

【三周ヶ岳頂上】

 途中で、福井県側から登って来た男性とすれ違っただけで、誰もいない一等三角点の三周ヶ岳頂上に着く。土俵程の広さの山頂はササに覆われて、座ると展望がなくなる。条件が良ければ御嶽山・白山が望まれるのだが、しかし両白山地の山々・伊吹山地・敦賀半島の山が望まれた。
山頂が込み合ってきたので下山する。


山頂直下

【下山】

 11月とは思えない暖かさだ。夜叉ヶ池まで戻って来ると多くの登山者が寛いでいる。
三国岳にも登りたいが、ガイド本ではササを掻き分けての登りで展望がないとある。もうササを掻き分けてまで、登る元気はない。
今日は早く帰宅しようと夜叉ヶ池にも寄らずに池ノ又谷を下る。


夜叉ヶ池山と夜叉ヶ池

小さなアップダウンがある山腹の道。

池ノ又谷に下りて来る。


満車状態
凄い紅葉が続く。しかし好ポイントには駐車場所がない。 

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