平成21年8月23日 Aコースから泉山(いずみがせん)1209m Bコース下山。

年度別


周辺地図

 快晴の予報だった近畿地方は、前夜に曇り時々晴れになる。雨の心配はないのだが、近畿地方では登りたい山が見当たらない。どうも、2週続けて白山・蓼科山と展望の良い涼しい山に登った影響がある。
しかし贅沢はいってられない。少々暑くても展望の良い山に登ることにする。快晴の予報が出ている中国地方の今回の山、大山や那岐山が望まれることに期待する。

 5時20分に枚方を出発。中国道・院庄ICで下りると、予報に反して曇り空で時々フロントガラスに雨粒が付く。以前近くの三ヶ上山に登った時は、雨になってしまったことを思い出すが、今日は本降りにはならないようで、逆に涼しい登山ができそうだ。
院庄ICから国道179号線を奥津温泉方面へ。信号のない奥津中学校手前のT字路を右折、吉井川を渡り、分れ道にある『泉山登山口』の道標に従い養野(ようの)泉ー(いずみいわ)神社へ。鳥居が見えてくると、トイレ付きの駐車場に着く。枚方から191km 院庄ICから18km

7:51泉ー神社・駐車場〓57神社参拝〓8:17Aコース登山口〓9:03福ヶ(たわ)〓9:50〜10:07井水山1150m〓10:30中央峰〓10:45〜11:35泉山〓12:08津山高校ヒュッテ〓12:12Bコース分岐〓13:12Bコース登山口〓18出合〓13:30駐車場

 鳥居横の絵地図を見るとAコースとBコースがある。私のガイド本にはAコースのみ紹介されている。先ずはAコースを登り、下山道は下山時に決めることにする。
参道と平行する井水山林道を歩くと泉ー神社が直ぐ横に見えたので参拝してから林道に戻る。左からの林道と合流して50mほど歩くと、Bコース登山口への林道があるが道標はなかった。右にカーブして橋を渡り上がると神社から1kmほどでAコース登山口に着く。

 植林の急坂を登ると尾根道になり左が雑木林になる。やがて山腹の道になり、沢音が聞こえてくると水場の谷間に出てくる。
ここからは谷川に沿って雑木林の道になり、前方が明るくなるとササ原が広がる。

 ササを掻き分けて進むと福ヶ乢に着く。左に曲がり泉山への稜線を歩くと、樹林の道とササが覆う道を繰り返す。
「次は井水山かな?」と思って登るが違った。そして露岩の登りになって「今度こそ、井水山」だと確信して息を切らして登ると、又違った」。お陰で一気に疲れがでる。小さなピークを二ツ越して、頭上が開けている登りになる。

 草地の井水山頂上に着く。雨粒が時々当たるが北から東にかけての展望が良く、中央峰への稜線、その奥に泉山が顔を出す。東には後山・那岐山が望まれる。
リュックを下ろして、西に数十メートル下ったのぞき岩に行く。岩上に立って覗くが樹木が邪魔して何を覗くか分からない。眼下には養野の集落が見えているが。しかし下山時に凄い場所に立っていたと分かった。

 長めの休憩で元気を取り戻し中央峰へ向うと、樹林内で『よぼし岩200m/下山道・健脚向き』の標示。ここが標示はないBコース分岐のようだ。やがてササ原に出ると展望が広がる。曇っているので暑くなく快適だ。
右にササが刈られた道があったが、津山高校ヒュッテへの道とは気付かずに通り過ぎる。
コブを1ツ越し登り返すと中央峰に立つ。ここも展望は良いが泉山へ向う。


泉ー神社駐車場

参道 沿苣山林道

ゲンノショウコ

泉ー神社

直進はBコース登山口へ。右のAコースへ

ヤマジノホトトギス

ツリフネソウ

Aコース登山口

カラマツソウ

ママコナ

フシグロセンノウ

カノツメソウ

左は雑木林  右は植林の道

水場を過ぎれば谷沿いに登る。

福ヶ乢

カワラナデシコ

 右下;養野

サイヨウシャジン

オミナエシ

ヤマハハコ

コオニユリ

ハギ

キンミズヒキ

ササ原から樹林内へ

オカトラノオ

井水山

井水山より

のぞき岩

井水山からの中央峰と泉山

井水山を下ると樹林内の道に

ここがBコース分岐のようだ。

ササ原の鞍部から那岐連峰を望む。

ミヤマアキノキリンソウ

オトギリソウ


ゴマナ

中央峰

クルマバナ

ホタルブクロ

雄大な展望だ。

【泉山】

 中央峰から15分ほどで広い草地に一等三角点のある泉山に着く。西には大山が望まれ、東西南北に山並みが連なる風景は思っていた以上だった。
小高い西の岩場で展望を見ながら食事する。
中央峰に大勢の登山者がいる。「お〜ぃ」と大声を出すつもりが掠れてでない。細君は大声で「お〜ぃ」と大声をだす。歳かと思ったが細君には負けてられない。何年ぶりの大声だろう。


一等三角点の泉山頂上

西の展望の良い小高い岩場で食事をする。

泉山山頂より。登って来た井水山と中央峰。

四国からの団体さん。
私たちは下山しよう


ツルリンドウ

 四国・高松市からの団体登山者と入れ替わりに泉山から下山する。
井水山の手前ピークを下ると、登りでは気付かなかった津山高校ヒュッテが見えた。
鞍部から津山高校ヒュッテへ行ってみる。一般にも開放されている室内は奇麗だった。直ぐ下には湧水もあった。
戻り、少し登るとBコース分岐あった。「もっと花が咲いているかも?」と助平根性が出て下ることにする。

 ササが茂る樹林内の急な下りだ。200m先のよぼし岩。大岩はあったが分からずに下ってしまう。
植林からササが道を隠す樹林内を過ぎ、道は左へ曲がり急降下。
途中、樹間から切り立った岩壁の井水山が望まれた。のぞき岩はあの岩壁の上部だったようだ。
右手が伐採され、マツの樹が残る小尾根になると歩き易くなり、両サイドから水音が聞こえてきて、Bコース登山口の林道に出てくる。Bコース、花と展望はなく、全く魅力のないコースだった。急降下するので、時間短縮には良いが。
8分ほど林道を下ると、朝の井水山林道に出合い、駐車場に戻る。


井水山直下の津山高校ヒュッテ。

Bコースを下ることに。

Bコースは急降下だった。

井水山の岩壁。

右は松が残された伐採地。
小尾根を下る。

急坂が一段落して小休止。

Bコース登山口の林道に出る。

井水山林道。

井水山の岩壁。

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