平成21年6月14日 石庭からA大谷山813m D赤坂山823m
前から気になっていた石庭の大谷山登山口から赤坂山まで縦走することにする。 |
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周辺地図 ⇔石庭の集落 |
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7:14大谷山(石庭)登山口〓8:52分岐(眺望コースへ)〓9:19〜22大谷山〓9:50〜53寒風〓10:47粟柄越〓10:58〜11:45赤坂山〓12:30あづま屋〓13:12赤坂山登山口〓13:27駐車場 |
【石庭登山口〜大谷山】
大谷山登山口に戻って来ると、単独の女性が登山準備をされており同時にスタートする。フェンスの扉を開けて山に入ると始めは植林の溝道をジグザグに登る。
どうも、古道のように思われる。やがて尾根道なるとコアジサイが咲く二次林になる。道は尾根を直進で登るのではなく、尾根を挟んで、くねくねと溝道を登って行く。
ブナ林が現れ、林床はイワカガミの葉っぱの絨毯になり、雰囲気の良い山道になる。そしてヤマボウシ・エゴノキが満開のトンネルもあり、思っていた以上に楽しませてくれる道になる。
分岐があった。直進が大谷山、右は眺望ルートとある。どちらも山頂への道だったので、眺望ルートを選ぶと植林内に入り、途中で東斜面が大きく落ち込んだ箇所から眺望があったが、霞みが酷く、下界のマキノスキー場が何とか見える程度だった(展望は山頂からでも見える。もう一方の道の方が良かったようだ。)。
突然、ササ原に出ると大谷山が間近に見え、山頂直下で一方の道と合流する。
大谷山登山口 |
窪地の道 |
⇔コアジサイ |
ギンリョウソウ |
ハナヒリノキ |
林床にはイワカガミ(葉っぱのみ)。雰囲気の良い登山道。 |
コナスビ |
タツナミソウ |
ヤマボウシ |
ヤマボウシ |
⇔エゴノキ |
アオダモ |
サラサドウダン |
眺望ルートを選んだが。 展望箇所は一箇所だけ、 何とかマキノスキー場が見えるだけ。 ⇔ |
【大谷山〜赤坂山】
先着していた単独の女性と入れ替わりで、ガスの大谷山頂上に着く。暫くするとガスが切れ始め、乗鞍岳・寒風が見え出して急いでカメラを構える。
西風が強くて、汗で濡れた服では冷えてしまいそうだ。早々、寒風へ。
陽が出ると少々暑く感じるが、広々したササ原は実に気持ち良く歩ける。大きく下り、登り返すと樹林内に入る。
樹林を抜けると琵琶湖方面と三国山赤坂山の展望が観られた寒風だったが、今日の展望では海津大崎が見える程度で遠望が効かない。ここも西風が強く休んでいると体温を奪われる。
寒風からは、美しい癒しのブナ林が暫く続く。ブナ林を抜けると再びササ原になるが、ガスがかかり前方に見えるはずの赤坂山を隠す。「ガスの高原歩きも山の楽しみ」と自分を慰めるが、やがてガスもなくなり360度の空中散歩になる。
目障りな鉄塔の遠方にある赤坂山が近づいてくる。鞍部まで下ると粟柄越で登山者が多くなる。近くにある石仏に手を合わせた後、直線の道を登る。
突然、ササ原に出てくる。 |
⇔大谷山頂上に着く。 |
中央;寒風 堰G乗鞍岳 |
大谷山より。眼下にマキノスキー場と海津大崎方面の琵琶湖。 |
寒風へ。 |
背後は大谷山。 |
マキノスキー場の下山道がある寒風。 |
寒風からの三国山と赤坂山方面。 |
タニウツギ |
オオバキスミレ |
三国山 艶ヤ坂山 |
粟柄越の道標。 |
石仏 |
【赤坂山にて】
360度の展望が広がる赤坂山頂上に辿り着く。今日の天候からすると上出来の展望に満足して、風を避けて東側で食事する。
西風を避けて食事する。 |
コンビニ弁当。 ビールを飲んでいる間に陽で弁当を温める。 ここの弁当、煮付物が辛い。 |
【マキノスキー場へ下山】
赤坂山より下山。粟柄越まで戻り、マキノスキー場へ。陽の当たる道を緩やかに下ると樹林帯に入り傾斜が増す。
やがて、瀬音が聞こえてくると谷間に出てくる。堰堤を過ぎると昔を偲ばせる石畳を踏み下る。
谷間から離れると広場になったあづま屋に着く。ここからは明王ノ禿が望まれる。先客がいたので、休憩せずに左に曲がり下ると尾根道になって木階段の道となる。そして下るほど段差が大きくなって、赤坂山登山口に出てくる。
スキー場のゲレンデ内の道を歩き駐車場へ。
石畳の道。 |
⇔あづま屋の休憩所 |
ベニドウダン |
⇔赤坂山登山口 |