平成21年3月1日 鈴鹿・F藤原岳(展望台1120m) 天狗岩1171m 聖宝寺道から木和田尾を下山

年度別

 鈴鹿のフクジュソウが咲き始めた。凄い人出になるピーク時季を避けて登ることにする。
国道163号線を走り、上野市街地を避け大内ICから国道25号線を走り、東名阪の四日市ICから国道306号線に。
藤原町に入り、駐車場所に迷っていると、国道沿いに簡易パーキングがあったので、ここに駐車する。『簡易』とあるがトイレ設備が整った広い駐車場だった。 枚方から138km
 朝方まで降っていた雨で道路は濡れ、鈴鹿の山は低い雲に覆われていた。過去6回は霞んで、満足できる展望はなかったが、今回もガスで駄目かと。予報では昼頃には晴れるらしいので、期待をして登ることにする。


周辺地図

簡易パーキング

木和田尾と坂本谷

7:50簡易パーキング〓8:30聖宝寺登山口〓9:55八合目(大貝戸道合流)〓10:45藤原山荘〓11:05〜52藤原岳展望台〓12:08藤原山荘〓12:42〜55天狗岩〓13:30二つ目の鉄塔〓13:53白瀬峠・坂本谷分岐〓14:30L202鉄塔より谷へ〓15:00白瀬峠(木和田尾)登山口〓15:30簡易パーキング

 簡易パーキングから聖宝寺へ。寺の裏手の林道が聖宝寺登山口で登山届箱がある。以前は長命水まで左岸沿いの道だったが、土砂崩れによって、右岸に渡ってから長命水の水場に着く。水場からは、滑り易い石灰岩のジグザグの急坂になる。
二合目を過ぎると、涸れた沢床を50mほど登り、左岸へ転じる。相変わらず急坂が続き、五合目を過ぎると植林内の登りから青空の明るい潅木の道になる。やっとフクジュソウが数輪咲いており、休憩がてら撮影タイム。
ロープが張られた自然林から植林になり、八合目で大貝戸道と合流すると、初めて数人のハイカーが休憩していた。辺りを見渡すが何にも咲いていない。九合目まで登ると、やっとフクジュソウが群生していて、暫く撮影タイム。
九合目からは、雪が交じる泥濘(ぬかるみ)道になるが、樹林越しには白山が見えている。待ちに待った展望で元気が出るが、思うように足は動いてくれない。
数人が寛いでいる藤原山荘(避難小屋)に着く。今回は展望台まで行くことにする。
鞍部まで下り、登り返すのだが、以前はササを掻き分けて歩いたが、随分と歩き易くなった。しかし緩んだ雪で、壺足の連続だ。スパッツをしていないので、靴の中まで雪が入ってしまう。

 誰もいない藤原岳(展望台)だった。御岳山やアルプスを望むことはできなかったが、白山は見えている大パノラマを満喫する。
展望台で食事にする。数グループが登って来るが、展望を楽しんだ後に、直ぐに下山していく。
スパッツと泥濘対策に持参した滑り止め(手作り)を付けてから、展望台より下山する。


右岸に移り長命水へ。

涸れた岩床を登る。

明るい潅木の道になる。

九合目のフクジュソウ

雪はないと思ってアイゼンは持たず。
藤原山荘からの展望台
数人が寛いでいた藤原山荘。

壺足を気にしない私は展望台に着いたが・・。

藤原岳(展望台)


雑煮ができるまでの間に
手作りの滑り止めとスパッツを付ける。
中央に三上山
琵琶湖と比良の山

見えていた揖斐川・木曾川河口と伊勢湾
白山
ズームアップ (平成23年4月6日訂正白山を能郷白山と思われる)

 山荘まで戻り北へ。カルスト地形の緩やかな登りが続く。咲いているだろうと思っていたフクジュソウは全くなく、天狗岩分岐付近まで来て、やっとフクジュソウが咲いていた。咲いている株数は少ないが、咲き始めのフクジュソウは初々しくて可愛いい。
 相変わらず標高が間違ったままのプレートがある岩魂が積み重なる天狗岩に着く。ここからは南方面の鈴鹿の山々が望まれ、裾野を延ばす藤原岳の眺めが素晴らしい。
天狗岩から、分岐まで戻り左折して白瀬峠方面へ。広い樹林場所では、踏み跡とテープに注意しながら下ると、左手に鉄塔が見えてきて、鉄塔方向に向きが変わる。
 鞍部からササ道を登り返すと展望のよい鉄塔広場に辿り着く。
次の鉄塔から巡視路を利用して木和田尾を下る。巡視路は雪に覆われているがトレースがあるので心配なかった(以前に坂本谷から登ったとき、L203(上から3番目)の鉄塔までは鉄塔を目標にすれば良いのを記憶していた)。
左下の広場に小屋が見えて来ると鞍部に着き、登り返すと明確な尾根道になり、上から3番目の鉄塔を過ぎ、白瀬峠・坂本谷分岐に着き、分岐を直進する。ここまで下ってくると雪はなくなり、石や樹木に塗られたピンク色ペンキを目印に、自然林の雰囲気が良い木和田尾を下る。
鉄塔下(鉄塔番号?)に下りてくると、道が二俣になっている。追い着いたグループは左の道を下ったが、私たちは右の道を下ることにする(左は巡視路で谷間に下りた地点で合流した)。
ピーク647(子向井山)も気付かずに通過。途中で、左の谷へ下る分岐があったが、何処に下っているのか分からず。杉林が現れると直ぐに鉄塔下(L202)に出て来る。眼下には鈴養湖が見える。ここで左にUターンするように谷へ下りる。
 倒木のある谷間の道は疲れた足には辛く感じ、冷川林道を左下に見るようになると、冷川林道がある白瀬峠登山口に着く。登山口前の水道施設付近には五台ほど駐車していた。


藤原岳展望台より下山して天狗岩へ。

雪のない伊吹山。 白山写らず。

中央;霊仙山  沿ノ吹山

標高1165mとあるが? 地図では1171m

天狗岩からの藤原岳。


広い台地;足跡は交差している。最短は・・?

鉄塔広場

御池岳  於仙山  次の鉄塔から木和田尾へ下る。

巡視路は雪の下。
バランスを取ながら靴ソリで滑る。
予想以上の積雪。

こんな場所に小屋があった。

山口方面へ。
目印も多い
明確な尾根道になって一安心。

長く感じた谷間の道。約25分

無事下山する。

 フクジュソウ以外の花は見つけることができなかったが、雪道を楽しみ、展望に恵まれ、静かな山行に満足した一日だった。

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