平成20年12月7日 鈴鹿 八ツ尾山 617m 高取山 612m

年度別

 中世代白亜紀の火山だった八ツ尾山。紹介されていた本では『展望のよい山城跡、名山』と記されていたので登ることにしたが。
 名神八日市ICから国道307号線を多賀神社方面へ。手前の金谷交差点を右折、名神高架下を潜り、犬上川に架かる橋を渡り直ぐに右折すると、右に大瀧神社が見えてくる。神社の直ぐ先に、ふれあい公園の道標があり右折して2,1kmであづま屋と案内板があるふれあい公園に着く。


周辺地図

国道307号線からの高取山

犬上川からの八ツ尾山
7:53駐車場所(標高190m)〓8:08登山口〓9:04林道出合〓9:30〜52八ツ尾山〓10:13最低鞍部〓10:50〜12:00高取山〓13:05ふれあい公園オートキャンップ場〓13:18駐車場所 8.5km

【ふれあい公園から八ツ尾山】

 あづま屋横の駐車場に車を止め出発する。舗装された道を藤瀬方面へ。池とキャンプ場を過ぎると、変形の四差路があり、左折すると左にお地蔵さんがある。お地蔵さんの向かい角が登山口の末端尾根だが、赤いテープが巻かれているだけだった。
踏み跡の薄い植林内の尾根筋を登る。やがて雑木林になると、下草にウラジロが茂るようになる。正月のお鏡用にしたいが大き過ぎる。
急坂になる。ウラジロには気の毒だが滑り止めの補助として、やさしく握って登る。
右からの尾根と2回合流して登ると林道に出合い、横切り尾根道を辿る。この辺りからテープと朽ちた木階段と踏み跡があるので、気分的には楽な登りになる。
 伐採されて、東側の琵琶湖が望める高取山分岐に着く。ここが分岐とは知らずに、左の窪地方向にテープがあったので、下り登り返すと数分で樹林に囲まれた八ツ尾山に着く。
展望のない期待はずれの八ツ尾山頂上だった。山頂横の平坦地が城跡のように思える。
高取山からの展望に期待して下山する。


スタート地点。ふれあい公園駐車場

伐採枝で尾根道は歩き難い。

ウラジロが茂る窪地の尾根道

急坂

期待して登った山頂は展望なし。

踏み跡の薄い急斜面を下る。

朽ちた杭も立派な目印だった。

鞍部から登り返すと八ツ尾山が望まれた。

初めての道標。

高取山手前の伐採箇所より。伊吹山は手前に霊仙山があるため見えず。

高取山手前の伐採箇所より。

【八ツ尾山〜高取山】

 高取山への登山道が分からずにウロウロして時間をロスしてしまう。
高取山分岐まで戻る。分岐ではテープも踏み跡も見つけられなかったが、西尾根を下ると踏み跡があった。始めは緩やかな尾根道だが、スギ林の山斜面の道になると、踏み跡の薄いジグザグ道の急な下りになり、テープと朽ちた木階段の杭を頼りに下る。
尾根道になると分かり易い潅木の道になる。やがて、林道よりも狭い道が交差する鞍部に下り、直進して狭い山道を登ると、背後に樹間越しに八ツ尾山が見え、更に登ると霊仙山・御池岳が望めるようになる。
もう一度、鞍部に下ると、遊歩道(たかとりの道)になる。直進して地道の遊歩道を登ると、伐採箇所があった。ここからも霊仙山・御池岳など鈴鹿の山々が望まれたので、暫く展望を楽しむ。
 伐採箇所からは、緩やかな道を5分ほど登ると琵琶湖方面が切開かれた高取山頂上に着くが、遊歩道の途中にあるため山頂の雰囲気を感じない。一個のベンチはあるが、木陰で寒いので、伐採地まで戻り食事することにする。
 気温は4℃だが風がないので、陽だまりで煮込みウドンを食べていると薄っすらと汗が出る。
食後、山座同定を楽しむ。伊吹山を捜したが霊仙山の影で見えない。ヨコネ・鈴ヶ岳・御池岳、手前には天狗堂も。
いつの間にか食事場所が木陰になり、寒く感じるようになったので下山する。高取山を過ぎ、少し下ると展望台があり、琵琶湖方面を一望する。


高取山頂上

高取山頂上からの近江盆地と琵琶湖

彦根市・長浜市方面。

近江盆地が望める展望台

展望台より琵琶湖・比良山地を遠望。

【どんぐりの道を下山】

 展望台を過ぎると谷間へ下りて行き、遊歩道の分岐ではどんぐりの道を選び下ると「高取山ふれあい公園」のオートキャンプ場に下りて来る。ここからは車道を歩きスタート地点の駐車場に戻ってくる。
 

 八ツ尾山への登山道、一時は整備されていたようだが、訪れるハイカーも少なく荒れてしまっていた。
お陰で、誰にも会わない静かな山中だった。
高取山は整備されたハイキングコースだった。積雪期に御池岳や霊仙山を観るために(杉が成長するまでに)、遊歩道を周回して高取山に登るのも面白そうだ。


どんぐりの道ではブナ科の
説明がされていた。


高取山登山口

オートキャンプ場に下りて来る

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