平成20年6月8日 笹ヶ岳 739m

年度別

 「午前中は雨だろう。久しぶりに山休もいいか」と思って就寝する。7時に起床すると曇り空で雨の心配はなさそうだ。しかし、今からだと大した山には登れないので、所要時間の少ない笹ヶ岳にする。
 笹ヶ岳は信楽山地の最高峰で、山名どおりササユリの咲く山だ。開花時期には早いと思われるが、「もしかしたら」と思い登ることにする。

 国道307号線を走り、信楽町で国道422号線に入いる。『南新田』のバス停を注意しながら走ると、『笹ヶ岳登山口』の道標が先に見えた。枚方8:10発 走行距離45q

周辺地図
9:40バス停『西登山口』〓10:50〜13:00笹ヶ岳(往復30分;井戸)〓13:50東登山口

 車を国道沿いの西登山口と東登山口との中間辺りの法面に駐車する。ここから見る笹ヶ岳は低い雲がかかっていた。西登山口へ戻り、民家への道を歩き登山道を探していると、向かい側の小母さんが「そこだよ!」と。砕石材料店の左横から山に入ると案内板があり、しっかりした道があった。
 植林内にササが茂る登山道だと思っていたら車が捨てられていた。ここは林道のようだ。大岩が点在する林道を歩くと道は細り、水音が聞こえる右の谷が見えるようになる。左へ向きを変えて、左の谷手前より急坂になり、尾根道の登りになる。尾根道から右へ移動して小さな沢を3ツ越すと雑木林に変わり、イノシシの滑った足跡がある直線の急登になるが、大した時間ではない。そして、稜線に出て左折すると5分ほどで笹ヶ岳だった。

バス停『登山口』
西登山口

ここから山に入るの?

悲しいです。

ササが茂る林道

滑りながらも登る。

 笹ヶ岳頂上からは、北に信楽の町並みが一望でき、大きな信楽焼きの狸と一緒に眺める。この狸は『2004・7月に神山・いい顔づくり委員会によって設置』と狸の背中に記されていた。(気になったのでネットで調べると100kgの狸をボートに乗せて40人ほどで山頂に上げたとか。)そして、ササユリを数輪見つけるが、花芽が出たばかりだった。
 時間も早いので、雨乞いをされたと云われる井戸へ行くことにする。南の道を下ると分岐があり、直進は廃寺跡、右は雨乞岩とあった。資料がないので迷ったが雨乞岩方面へ。しかし3ツほどピ−クを越すが、分からずに山頂へ戻る(廃寺へ下るのが正解だった)。
展望を楽しみながら山頂で食事していると、東登山口から7人グループが登って来て、リュックを置いて井戸へ下っていった。私たちも往復30分ほどなので食後に行くことにする。

体系は似ていても性格は狸ではないですよ。

眼下に信楽の町

 井戸へ。先ほどの分岐を直進して下ると谷間が開けた場所にあった。薬師様を本尊とする寺があったらしいが面影はなく、石垣の残る井戸だけが昔を偲ばせる。


井戸

刻まれているようだが?

 笹ヶ岳より北東方向へ下山する。アンテナ線に沿って下る道で、迷うような道ではないが、予想以上の急な下りだった。
尾根上で左折して、沢を渡り隣の尾根に取り付くと明るい揺るやかな道になる。足の負担は和らぐが、曇りの予報に反して、陽が照り付けて暑い。
東登山口は直ぐだった。国道に出てくると150mほど西に愛車が見えていた。国道から笹ヶ岳を見ながら歩いたコースを目で辿る。


「さようなら」 駐車場所で再会。

急な下り。

テレビ線下を下る

東登山口の民家に出てくる。

東登山口

国道422号線より笹ヶ岳


アカバナ

サワギク

ミズタビラコ

コアジサイ

フタリシズカ

モチツツジ

マルバアオダモ

ノニガナ

ヒメハギ


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