平成20年5月25日 桟敷ヶ岳 896m

年度別


周辺地図

 桟敷ヶ岳は山に登り始めた年の12月に登ったきりで13年ぶりだ。当時、祖父谷林道歩きに、うんざりしたのを覚えているが、今回はこの林道に咲く花が目的である。
 8時過ぎに枚方を出発、小雨が降る京都市内を北上して府道61号線を走り加茂川源頭部の雲ヶ畑に入り、バス終点駅の『岩屋橋』に着く。バス停近くトイレ横)に駐車する。
登山準備をしているとバスが到着したが、乗客はいなかった。時刻表を見に行くと、9時35分発の出町柳駅行きで、以後17時と20時過ぎまで運行がなかった。


バス停『岩屋橋』

9:30岩屋橋バス停〓10:06岩屋不動(志明院)〓10:45薬師峠〓11:33岩茸山(649m)〓12:00〜40桟敷ヶ岳〓13:00ナベクロ峠〓13:13祖父谷峠〓13:30祖父谷林道出合〓15:10岩屋橋バス停

 バス停前の岩屋橋を渡り岩屋川林道を歩く。雨は止んだが、増水した川に入っての撮影が予想されるので、今回は長靴姿である。お目当ての花は咲いているが対岸に多く咲いているように思えるのは気のせいだろうか。
林道西谷線出合を過ぎ志明院へ。
 登山口は志明院前で、志明院の上を通り過ぎると、せせらぎの道になり、意識して流れの中を歩くと、水溜りで遊ぶ子供のように童心に。
せせらぎが二股になる地点で、直進しそうになるが、右の谷を沢沿いに登ると流れは涸れ、気持ちよい自然林になる。


何故か対岸に多く咲く。

登山口;岩屋不動前より山に入る



チャルメルソウ


二股になった谷を右へ。

6体のお地蔵さんがある薬師峠に着く。モミの木が目立つ峠で右折すると、直ぐに荒れた墓地を通り過ぎる。
スギ林、自然林が交じる稜線にガスがかかりだし、西谷からと思われる道と合流する。
更に進むと稜線への道にテープを見つけるが、岩茸山東斜面の巻き道を選び、細くなった道を緩やかに登って行く。道が広くなると『岩茸山・5分』の手製の道標があったので寄り道する。
樹林に囲まれた静かな岩茸山頂上だった。
 


ヤブデマリ

薬師峠にて。

岩茸山頂上にて。

気持ちよい自然林。
 引き返し東側が伐採された地点を過ぎ、、先の鉄塔下からは西の展望が良さそうだがガスがかかる。鉄塔下から一旦下り登り返すと5分ほどで山頂に着く。


桟敷ヶ岳頂上
 東の一部を除き、樹林に囲まれた桟敷ヶ岳頂上で食事する。広い山頂だが誰も登って来ない。

 前回と同じコースでナベクロ峠を経て下山することにする。山頂より北へ下ると、左に向きを変えると急な下りになる。コブを二つ越すと手製のプレートがあるナベクロ峠に着くが、標示がなければ通り過ぎてしまいそうだ。
ナベクロ峠から北へ歩き祖父谷峠へ。モミの大木が自生する林を抜けると鉄塔下に出て、右へ下ると送電線下の伐採された道になる。この辺からは桟敷ヶ岳が見えたと思うのだが・・。更に送電下の道を下ると祖父谷峠に着く。
 右折して谷間を下ると堰堤が見えてくる。堰堤からは祖父谷林道を下るのだが、時々花の観察のために渡渉。長靴が役に立ったのは云うまでもない。
林道の中間辺りから舗装された道になる。少し下ると桟敷ヶ岳からの下山道と出合う。後は非常に単調な飽き飽きする林道歩きが続き、やっと岩屋橋に戻ってくる。

ナベクロ峠

モミの大木;少し先に鉄塔

祖父谷峠に下りて来る。
祖父谷を下る
振り返れば祖父谷峠

ヤマゴボウ

マムシグサ

フジ


ラショウモンカズラ

キツネノボタン

サワフタギ

タニウツギ

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