平成20年5月4日 加賀市 富士(写ヶ岳 942m
【前日に事件】 |
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周辺地図 |
【マイカーアプローチ】 |
6:07我谷登山口〓7:18小リス平(くぼ地)〓8:45〜10:10:00富士写ヶ岳〓10:15前山〓12:00枯淵登山口 |
我谷登山口の赤い吊橋付近に駐車する。既に2台の車が駐車していたが、所有者はいなかった。
腰の負担を和らげるためにダブルストック(登山中、不意に滑ったり、けつまずいたりすると腰に激痛があったが、暫くすると痛みは治まり登ることができた。)で歩くことにする。
ダム池に朝靄がかかる吊橋を渡り、右へ50mほど歩くと道標があり、尾根に取り付く。新緑が美しい自然林のキツイ登りには、ヤブツバキとミツバツツジ(ネットで調べるとユキグニミツバツツジのようだ。花と同時に大きめの葉もある。)が咲き、下草にはチゴユリが咲く。
途中で、単独の男性に追い抜かれて送電下に来ると左前方には前山、振り返ると眼下にダム池が見えてくる。そして鉄塔下を過ぎる。
細い山道になると思っていたが、相変わらず広い道で道端にはミツバツツジが咲いている。手製の標示板に『小リス平』と記された、小さなくぼ地に出てくると、チゴユリが群生していた。そして、風に揺られて満開のウワミズザクラの白い花が舞う。落ち着いた雰囲気なので小休止する。
小リス平を過ぎると、密度の高い美しいブナ林に立ち止まる事が多くなる。
明るいヤセ尾根に出ると緩やかな道になり、前山が近くに見える。そして、ここには赤・白・ピンク系や縁入りのシャクナゲなどが多彩に咲いており、シャッターを押すが思うように撮れない。
再び、ブナ林となって、急坂を登ると枯淵コースからの尾根道と合流し、右折すると山頂は直ぐだった。
⇔我谷登山口 |
⇔送電線下より。 |
? |
ユキザサ |
ナガハシスミレ |
サワハコベ |
ナベワリ |
チゴユリ |
ヒメスミレ |
オオカメノキ |
ウワミズザクラ |
ミツバツツジ |
くぼ地の小リス平(中間地点) |
ヤブツバキ |
⇔ブナ林 |
明るいヤセ尾根 |
ツクバネウツギ |
ウスギヨウラク |
イカリソウ |
トクワカソウ |
⇔ショウジョウバカマ |
タムシバ |
左に前山 |
前方に富士写ヶ岳 |
再びブナ林に入ると山頂は近い。 |
白山をバックに。 |
ミネサクラ(タカネザクラ) | 方位盤と一等三角点。霞む日本海 |
【富士写ヶ岳】
途中で抜かれた男性だけの富士写ヶ岳頂上だった。一等三角点の山頂は広かった。先ずは白山を拝む。気付けば腰痛が治まっている。「これも霊験あらたかな白山のお陰か?」と感謝。
東に白山、赤兎山方面の山々も望まれる。南には丈競山の避難小屋が見え、手前にあるのが火燈山か?遠方に見えるのは銀杏峰・部子山と思われる。西に転じれば眼下に越前・加賀の日本海が霞んで見える。
山座同定を済ませ食事にする頃には、大内方面から登山者が登ってくる。腰のことを考えると立って食事をしたいのだが・・。
広い山頂が狭く感じるほどの登山者になった。充分に展望を楽しんだので下山する。
【枯淵へ下山】
分岐まで戻り、直進して枯淵への尾根道を下ると、前山に着く。ここからも白山の展望がよかった。
枯淵への道もシャクナゲが咲き、ブナ林もある。登りよりヤセ尾根が多く、東の白山から北方面が見える個所があり楽しいコースだ。
多くの登山者とすれ違う。今日は25度を越す夏日になっているだろう。気の毒に思うがこちらも暑い。
途中で尾根から外れて左の谷へと急降下、枯れ谷を渡り、暫く左岸を下ってから、左の尾根に取り付くとスギ林の道になる。スギ林を抜けると眼下に枯淵の遊歩道が見えるが、道は逆らって上りになる。下りになると枯淵登山口は直ぐだ。
枯淵の橋の木陰に細君を残し、自転車で我谷登山口まで戻る。約2,5kmの距離で、自転車の移動等の手間を考えると時間的には変わらないと思うが、我谷登山口まで歩いて戻る登山者を見ると、暑い日には風を切って走れるので気持ちがよい。
腰に悪いので今回は変わってもらう。 |
前山にて。 |
前山からの白山 |
⇔「ご苦労さん」 下りも結構しんどい。 |
イワナシ |
フデリンドウ |
ツボスミレ |
エンレイソウ |
山中温泉 |
九谷ダム池 残雪の山は笈ヶ岳・三方岩岳方面か? |
シャクナゲもそろそろ見納め |
白山・大日山も見納め。 |
枯淵登山口 |
九谷ダム。 |
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国道364号線を戻る。途中にあった伏見清水(石川県側)をポリタンクに入れてから、山頂で教えてもらった『丸岡温泉・たけくらべ(500円)』に入浴後、帰宅する。 |