平成20年4月27日 岐阜・A舟伏山 1040m
前回(H16・5月4日)は、ガスで展望が全く望めなかった。その上、イワザクラも1株だけだったので、再度トライすることにする。 |
|
周辺地図 |
神崎からの舟伏山 |
林道途中に駐車 |
|
6:48駐車場所〓7:03神崎登山口〓8:12〜17桜峠〓8:47みのわ平〓10:20〜12:40舟伏山〓13:45展望台〓14:45あいの森〓15:10駐車場所 |
⇔夏坂谷 |
ラショウモンカズラ |
シャク |
神崎登山口まで戻り、墓地の階段から山に入るとスギ林のジグザグ道になる。尾根に取り付くとモミの大木があり小休止。
しっかりした尾根道を歩き、2ツの石仏を過ぎると道は急になる。ピークの右肩を登ると、石仏がある桜峠に着き、あいの森からの東ルートと合流する。
峠から少し登ると自然林で、雨上がりのためか新緑が実に美しい。ここからは花を探しながらのノロノロ登山になるが、水滴を付けたニリンソウは閉じたままだ。
ブナの森に変わり、緩やかな尾根になり、みのわ平に着く。道脇に咲くカタクリも濡れており、未だ閉じている。
やがて、ジグザグの急な道になる。何回か折り返して、『水たまり』の分岐を過ぎると、次の折り返しがイワザクラの群生地で、期待と不安が交差する。
先に歩いていた細君が「あった!」。急いで岩場へ行くと10株ほど咲いていたが、これから咲く花芽はなく、昨夜の酸性雨のためか、色あせたイワザクラが目立つ。しかし観られただけで満足だ。
気分をよくして一登りすると、山頂への緩やかな登りになる。エイザンスミレを探しながら歩くが葉だけが目立つ。早いのか遅かったのか? しかし数輪だけだが、見つけることができた。ニリンソウ・カタクリも開き始めているので下山時が楽しみだ。
神崎登山口(あいの森までは3km) |
尾根に出るとモミの大木が迎えてくれる。 |
⇔桜峠 |
⇔チャルメルソウ |
マムシグサ |
キランソウ |
チゴユリ |
桜峠を過ぎると新緑の自然林。 |
⇔ |
⇔みのわ平 |
⇔咲いていたイワザクラ |
フイリシハイスミレ |
シコクスミレ |
スミレサイシン |
⇔エイザンスミレ |
ミヤマカタバミ |
ミヤマカタバミ |
キクザキイチゲ |
カタクリ |
ニリンソウ |
山頂直下;林床にはヤブレガサ・バイケイソウと山野草 |
ナツトウダイ |
ヤマエンゴサク |
ヤマエンゴサク |
ヒトリシズカ |
【舟伏山】
賑やかな舟伏山頂上に着く(朝一番に山に入ったのだが)。先ずは北方面の能郷白山を拝みに行くが、春霞が酷くて全く見えない。思わず愚痴がでてしまうと、食事中のご夫婦が、それを聞いて「大阪からですか?」と。「枚方からです」、「前に登ったときも枚方の方に会った」と。私たちの記憶も蘇って、再会だと分かる。
前回は広い山頂の南、今回は北で。ご夫婦とは波長が合っているようだ。
「何とかカメラに撮れるほどの霞みになれば」と思って時間の許す限り粘ることにするが、ビールの酔いとポカポカ陽気にウトウトして時間が過ぎてしまう。2時間20分も山頂に滞在したが、相変わらず空は霞んでいる。
⇔犬山市のご夫婦と再会 |
南方面も春霞 |
西ルートを下山すると、ニリンソウ・カタクリが開いているが、露出した角のない石灰岩は滑り易く慎重になる。平坦になって、少し膨らんでいる地点が小舟伏で、標示がなければ気付かない。 小舟伏の少し先で左折してジグザグの急な下りになるとニリンソウの絨毯が続くようになる。 更に下ると、新緑も加わり「奇麗・美しい・素晴らしい!」を連発。初めて見るハルトラノオを見つけて細君は喜び、咲いていたヤマブキソウの群生地でも喜ぶ。 南方面が開けてはいるが、名だけの展望台を過ぎ、更に下ると石仏がある小さな広場に出る。ここで、朝に登った稜線を望みながら小休止する。 ここからはスギ林に変わり、20分ほど下ると沢に下りてくる。渡渉を数回繰り返すとあいの森(西ルート登山口)に出てくる。 あとは夏坂谷沿いの林道を歩き駐車場所へもどる。 |
|
山野草の宝庫 |
ニリンソウの絨毯が続くつづら坂。 |
フデリンドウ |
初;ハルトラノオ |
ハクサンハタザオ |
ボタンネコノメソウ |
ヤマブキソウ |
キバナイカリソウ |
⇔グリーンシャワーを浴びながら、つづら坂を下る。 |
ヤマルリソウ |
ニシキゴロモ |
ユキザサ |
ヒメレンゲ |
沢に出合い渡渉。 |
西ルート登山口 |