平成20年3月24日 鬼ヶ牙(おにがきば) 488m 長坂(ながさか)ノ頭(のあたま) 610m 臼杵山(うすきねやま) 630m

参考資料;三重県の山・チーさんのHP(07年12月24日;展望良)

年度別


周辺地図 (中心は鬼ヶ牙です。)

 鈴鹿の北部はフクジュソウが咲いている。花は観たいが雑踏の中を登る気になれない。同じ鈴鹿でも静かな南部の山を選択する。

 国道163号線から伊賀上野市で西名阪(国道25号)を走り、亀山市から県道302号線を走る。
第二名神の高架下を過ぎると石水渓キャンプ場がある。キャンプ場を過ぎて、道幅の狭くなった石水渓沿いの道を走ると、左に案楽峠への橋があったので、ここに駐車(橋の前後に駐車スペースあり)する。


目的の山が見えてくる。

6:40鬼ヶ牙登山口〓7:25鬼ヶ牙分岐〓7:40〜45鬼ヶ牙〓8:37〜42長坂ノ頭〓9:30〜35県境のピーク〓9:45〜10:33鞍部の草原で食事〓10:43県境のピーク(750m)〓49舟石〓11:25〜30臼杵岳(697m)〓11:50〜12:00臼杵山〓12:10臼岩・杵岩〓12:53臼杵山登山口


鬼ヶ牙登山口は直進約80m。

橋手前が鬼ヶ牙登山口。

ミツバツツジ

ガレ場のピークに立つ。

ガレ場のピークからの鬼ヶ牙。

鬼ヶ牙へ。手前のピークを登る。

仙ヶ岳と野登山

鬼ヶ牙頂上にて。

 鬼ヶ牙登山口は、安楽峠(東海道自然歩道)への橋を渡らずに直進して約80m歩くと橋の手前に、手製のプレートと赤テープがあった。暫く沢沿いに歩くと小さな滝があり踏み跡が薄くなる。テープを捜すより山斜面を登る方が早い。数分の急坂でしっかりした尾根道に出る。
ウラジロの茂る道やザレ場を過ぎ尾根道を歩くと、鬼ヶ牙から延びる展望の良いザレ場のピークに立つ。ここからは、これから歩く稜線を一望できるが、靄と低い雲で遠望が効かない。
ピークを後にすると、直ぐに鬼ヶ牙分岐だが気付かずに通り過ぎそうになる。
滑りやすいザレ場のピークを張ってあるロープで越し、登り返すと南から西にかけて展望のよい鬼ヶ牙頂上に着く。
今までは静かな山頂だったのだろうが、開通した第二名神からの騒音が絶えず聞こえてくる。



長坂ノ頭

山頂のアセビ

長坂ノ頭より御所平方面

長坂ノ頭より下山。

やせ尾根。

枝ぶりの良い松。庭木に。

今回一番辛かった登り。

長石ノ頭にて。

長石ノ頭にて。 御所平方面とガスの仙ヶ岳。 食事をした草原(鞍部)


今回のコースを一望する。 左から長坂ノ頭・鬼ヶ牙 白船谷 臼杵山・臼杵岳

食事場所からの長石ノ頭
 分岐まで戻り長坂ノ頭へ。痩せ尾根を歩き鞍部に来ると岩壁に突き当たる。ここを左から巻いて登ると、緩やかな広い尾根道から再び岩が露出する痩せ尾根になる。
 樹林に囲まれた細長い長坂ノ頭だが、北の岩場からは、西側が白舟谷に落ち込んでおり展望が良く、野登山・仙ヶ岳、そして県境尾根の山並みが見渡せた。
ロープが張られた北の岩場を降りるのだが、あまりの落ち込みに躊躇する。ロープは立ち入り禁止のためかと思ったが、他には道がないのでロープを補助にして下ると、樹林の中へ誘導して鞍部へ下りることができた。
 県境のピークへの登りになる。今回、一番の辛い登りで、大岩が見えてくると左から巻き、辛さから開放される。
展望の良い県境のピークに立つが、仙ヶ岳にはガスがかかり、下界は靄がかかり視界が悪い。
そろそろ空腹を感じ出した。ピークから見えていた鞍部の草原(県境の北方向)まで下って食事することにする。

食事場所
 直ぐ下にある分岐を仙ヶ岳方向へ右折すると10分ほどで着く。草原からの展望も良さそうだが、今日の天候では仕方ない。広々した静かな場所で食事できたので良いとしよう。

舟石からの長坂ノ頭と鬼ヶ牙。

舟石からの臼杵山と臼杵岳。

臼杵岳。

臼杵山からの臼杵岳。

 県境のピークまで戻り、西へ緩やかに登ると舟石(本日の最高点75?m)があった。ここも展望のいい場所で歩いた稜線、これからの稜線が見渡せる。
舟石をあとにすると、直ぐに樹林にテープが多く巻かれている場所にでる。ここがベンケイ分岐だが、道標はない。左の道を行く。
植林帯を抜けると東側が崩れ落ちた縁を通る。左前方に見える臼杵山も近くに見えるようになってきた。
手前のコブを越して次の登りが、安楽峠分岐だった。地図で見ると臼杵岳も近そうなので行くことにする。
100mほど緩やかに登って行くと臼杵岳頂上だった。ここは山名の書かれたプレートがなければ通り過ぎてしまいそうだ。伐採された箇所からは、臼杵山と南に延びる鈴鹿山地が見える。
 分岐まで戻り、県境尾根と分かれる。コブを越して登り返すと、右の痩せ尾根に臼杵山頂上があった。山頂からは臼杵岳が良く見える。更に痩せ尾根を下った所からは、第二名神が見え、騒音も聞こえてくる。


臼杵山からの臼杵岳。

これが臼岩?杵岩? 違た!

これかな? 回り込むと。

臼岩と杵岩

急降下の始まり。 鬼ヶ牙を望む。

長坂ノ頭望む。

マンサク

沢に下りてくる。

テープだけの臼杵山登山口

臼杵山をあとにして下ると、大岩があった。これが臼岩と杵岩か?想像力を働かせて下が臼、上が杵と解釈するが、納得するには無理があった。
更に下ると仙ヶ岳の仙ノ石を思わせる大岩が見えてくる。回り込むとこれが臼岩・杵岩だと分かったが、これも、納得するには無理を感じる。由来がありそうだが・・。
 臼岩・杵岩を過ぎると急降下する。前方にはガスの仙ヶ岳・鬼ヶ牙が見える。やがて樹林内の山腹の道になり、小さな沢が合流する地点に下りてくると、緩やかな道になり6分ほど歩くと臼杵山登山口(林道安楽越線)に下りてくる(道標なし)。
ここからは、駐車した橋(約50m)が見えている。橋まで戻ると6台の車が停まっていた。


 今日は夜から雨の予報のためか、朝から曇り空で霞みもあり、今一の展望だった。
第二名神からの騒音が聞こえたが、鹿の鳴き声も聴くことができた。
下山時に単独の男性に出会っただけの、のんびりした山行を無事に終えた。

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