平成20年2月10日 郵便道からG金剛山 1125m

年度別

 昨日の大阪は11年ぶりの積雪5センチだった。道路の凍結を心配して山行は中止の予定だったが、こんな機会はめったにないことで、大阪では代表的な山である金剛山に登りたくなる。賑やかな大阪側からのルートを避けて、奈良・御所市の高天から初コースを登ることにする。
 雪による交通規制が2箇所あったが、国道24号から県道30号へ。バス停・高天口で右折して山へと登って行く。数台の車が駐車している所で、通行止めかと思って止まったのが悪かった。滑って車は前進せず。ナビでは高天彦(たかまひこ)神社前の駐車場までは500m程なので、悪戦苦闘の末に道路端に駐車する。アイゼンを着けて出発。


周辺地図

葛城山は見えていたが。
8:00駐車場所〓13高天彦神社(登山口)〓8:25高天滝〓9:45ダイヤモンドトレール出合〓9:50一ノ鳥居〓10:10葛木神社〓10:20〜11:20国見城跡(食事)〓12:03展望台〓12:14〜22ちはや園地〓12:28伏見峠〓12:36北宇智分岐〓13:30菩提寺〓13:50駐車場所

やっと道路端に。タイヤ痕が残る。

登山口の高天彦神社.

高天滝

高天滝前の橋を渡り山道へ。

大きなつぼ足を作ったようだ。

雪下は木階段。少々うんざりしてきた。

一ノ鳥居
仁王杉
老杉が立ち並ぶ。

 高天彦神社前から左の山道に入ると数人の踏み跡があった。長靴でリュックなしの年配者と同時スタートになる。高天滝前で谷を渡り、スギ林の道を登ると下山してくる長靴を履いた人にすれ違う。年配者が挨拶している間に先に登る。この郵便道(高天道)は奈良県側からの参道のようだ。
昨日の雪で赤松の大木が倒れている箇所を過ぎると、どこから登ってきたのか軽装の4人グループと合流する。この人たちも、健康維持のために週に3回ほど金剛山詣をしているとか。
 ロープを張られた山斜面の道では、新雪に深い足跡があって、長靴で難儀して先に登られた人の苦労が伝わってくる。
 雪下は木階段の単調な登りが続くが、スギ林内では休憩したくなるようなポイントがない。
きつくなった坂を登り切ると水越峠からのダイヤモンドトレールに出合って左折、200mほど歩くと神域に入り一ノ鳥居に着く。
 一ノ鳥居付近には樹齢500年と云われる仁王杉や老杉が立ち並び、薄っすらとガスがかかり神秘的な感じが漂う。その上、ブナの大木も多く見られるので更に足が止まる。(晴れた日のブナの樹氷http://tekuteku.chu.jp/17-1225muhyou.htm


ブナ林  寒い。重ね着をする。

葛木神社
転法輪寺
転法輪寺の樹齢200年のしだれ桜

国見城址の広場  マイナス0,5℃

ヤマガラ

食後、展望台へ移動

キツネとニシンのうどん

 葛木神社と転法輪寺に参拝。スタートが一緒だった男性が登山回数カードに記録してもらっている売店前を通り過ぎ、大阪平野を見下ろせる広場へ。しかし今回は・・。下の広場に移動して西風を避けて食事をする。
 『総ての道は山頂(ローマ)に通ず』って感じで見る見る湧き出してくるハイカー。今はどうか知らないが富士山の次に2番目に登山者が多いのも頷(うなず)ける賑わいだ。


展望台

ちはや園地

 一ノ鳥居まで戻って直進して展望台へ。殆ど見えない展望に直ぐ下りる。(晴れた日の展望台http://tekuteku.chu.jp/17-1225tenbou.htm
ちはや園地まで来ると雪が小高く積まれ、キッズが「キャ!キャ!」とソリ遊びを楽しみ、親は周りで見守っている。当然、簡易ソリ持参の還暦を迎える子供二人?違う! 童心に戻って臆せずに加わる。


童心に戻り。

伏見峠にて。

ササが茂る下山道

何故?消されている伏見方面。艶シ佐味

植林の単調な下りに飽いてくる。

菩提寺付近より。

県道30号線に出てくる。

 賑やかな伏見峠から計画どおりに伏見道を下ることにする。『船路方面、風の森バス停・JR北宇智駅』の道標箇所から下ると、一瞬にして静寂になり、踏み出す毎に沈み込む柔らかい雪と音が気持ちよい。
7〜8分下ると道標があった。『右・西佐味』と書かれている。直進は意図的に消されているが、『伏見』と書かれているのが分かる。直進して杉林内の伏見道を下ると、テープや道標がなくなるが、数人の踏み跡があって迷わずに下ることができた。
 里に下りてくると右に菩提寺があり、吉野山、明日香、大和三山を前方に見ながら雪がすっかり融けてしまった里道を下ると県道30号に出る。左折して5分ほど歩くとバス停・高天口だった。左折して駐車場所まで戻る。
 車で高天彦神社まで行き、金剛山の湧き水をポリタンクに入れてから帰宅する。

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