平成19年11月25日 日本コバ 934m
周辺地図 |
何処も晴れマークの日曜日。白銀の白山が見られる奥越の山に登る予定だったが、用事ができて夕方までに帰宅することになった。行楽シーズンで帰りの渋滞が心配なので、以前から登りたいと思っていた鈴鹿の日本コバに変更する。
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7:10如来堂登山口〓9:08政所分岐〓9:40〜10:50日本コバ〓11:14政所分岐〓12:23政所集落〓12:40如来堂登山口 |
朝靄の愛知川 |
如来堂登山口 |
藤川谷からの日本コバ |
⇔藤川谷のカツラ |
⇔遅いかと思っていた黄葉 |
藤川谷を渡渉 |
藤川谷を大きく巻いて谷へ戻る。 |
左下には滝が。 |
ロープのある岩場を登る。 |
岩屋 |
⇔岩屋付近の岩壁より。御池岳と天狗堂(手前)。 |
岩壁より眼下に藤川谷、静ヶ岳・竜ヶ岳(中央)方面 |
如来堂登山口の石段を上り杉林内の道を歩くと、10分ほどで祠がある。祠を過ぎると道は狭くなり、藤川谷を渡渉して左岸に付けられた山腹道を、眼下に流れる水音を聞きながら歩くと、朝焼けの三角錐の山が樹木越しに見え出す。地図を広げて調べると日本コバのようだ。
枝谷を2ツ越して小広い藤川谷に下りてくると、カツラの大木があった。ここで右岸に渡り、杉林より鈴鹿らしい雑木林が多くなる。その上、ブナの黄葉が残っていて喜ぶ。
再び、藤川谷を渡渉すると谷から離れ、潅木の道を登ると左下に滝が見えて、滝を大きく巻いているのが分かる。
この辺りから雪が現れるようになり、谷斜面に滑り落ちないように登ると、突然、大岩が立ち塞がる地点にくる。緊張してロープが張られた岩を右裾から登ると陽が差し込むようになり、雪も無くなり安堵する。
登り着いた地点が岩屋だった。岩穴を覗くよりも展望好きの私、少し東に行くと真下には藤川谷の紅葉が観られる岩壁に。ここからは鈴鹿山地の主稜線の竜ヶ岳・静ヶ岳、そして雪化粧した最高峰の御池岳の山頂が望まれた。
藤川谷源頭部の湿地帯 |
湿地帯のせせらぎを渡る。 |
凹道を登る。 |
日本コバへの登り。 |
ブナの黄葉 |
元の道に戻り、薄っすらと雪化粧した岩間の道を登ると、峠を感じさせるくぼ地に下りてくる。くぼ地の先に下山道の政所分岐を気付かずに通り過ぎてしまう。
藤川谷源頭部の湿地状になった小広い谷に下りてくる。多く付けられた目印のテープを頼りに、水の流れに平行して下る。右からのせせらぎを渡って、南に伸びた凹地の道を登り、目印のテープを追って緩やかに右へ。
飛び交う虫とクモの糸、黄葉に雪と緑なす苔。一体、今の季節は?訳の分からないことを考えながら、ズルズルと滑る雑木林の山斜面に苦労して登ると前方が広がる。
【日本コバ頂上】
3等三角点の日本コバ |
⇔伊吹山と霊仙山・ズームアップ |
⇔御池岳方面・ズームアップ |
数本のアカ松が生える日本コバ頂上に着く。伐採された北方面には霊仙山・伊吹山・御池岳の山々が望まれた。しかし琵琶湖(西)方面は、霞みが酷く下界の水田も見えず。南方面は樹木越しに綿向山・雨乞岳・御在所岳の山々が望まれたが画像を残すほどではなかった。
気温は9度、無風で雲ひとつない青空で最高の小春日和だ。コンロで暖めた野菜たっぷりのうどんを食べる。普段でも大目の一味唐辛子だが、大量に入ってしまって、汗がにじみ出る激カラうどんに。そして激カラきつね、激カラてんぷらをこなす。最後は甘いアンパンでお口直し。
単独の男性が登ってくる。山頂で店開きしていた物をリュックに入れて下山。
【政所へ】
下山 |
政所へ。日本コバを望む。 |
ピーク828の尾根を巻いてUターン。 |
植林内の紅葉 |
政所の集落に出てくる。 |
御池川の紅葉 |
湿地帯を過ぎて、左に注意しながら歩くと政所分岐があった。左折して山腹道を歩くと杉林の尾根道になり、やがて右が雑木林になる。更に右に曲がると山腹道になり、黄葉した樹木越しに、なだらかな日本コバの稜線が藤川谷を挟んで見える。
828ピークを巻いて尾根に出ると倒木でゲート。Uターンするようにして尾根を越して山腹道を歩くと炭焼き跡の石垣があったので、ここで小休止する。
やがて杉林の尾根道になる。ここを下るのかと思っていたら、長いテープが張ってあり進入禁止で左折。トラバース気味に歩くと再び尾根道になる。尾根が急勾配なると左からジグザグに下り、再び尾根に。
レポを作成している私も分からなくなってしまったので、以後省略。
政所に近づくにつれ急坂だが、しっかりした道なので小走りに下ると政所の集落に下りてくる。
しかし、ここには登山口の道標を見つけることはできなかった。
御池川沿いの車道を歩いて、愛知川と出合うと駐車地点に戻ってくる。
永源寺ダム湖畔にて。 |
永源寺ダム湖畔にて。 |
帰りは永源寺ダム湖畔のモミジを観賞して、教えてもらった迂回道を走って八日市ICへ。