平成19年10月14日 B剣尾山 783m B横尾山 785m

 前夜の予報では昼頃から雨、近場である能勢の剣尾山にして出発する。しかし、カーラジオのからの予報では晴れ間が覗く曇りに変わっている。気象庁の予報を伝えるだけの気象予報士だったら、私でもできるぞ。
怒りを堪えて、雨が降らないのなら、ゆっくりと楽しむことにして、信号の少ない亀岡市から能勢の郷を目指す。 国道176号線のバス停『行者口』から直線の舗装された狭い道路を上がって行く。玉泉寺を過ぎて、山に入ると行者山登山口に着き、路肩に駐車する。 55km


周辺地図

8:30行者山登山口〓行場巡り〓9:00行者山〓栗拾い〓10:15〜50剣尾山〓11:30横尾山〓11:50〜12:33展望の良い岩棚で昼食〓47さわがに広場分岐〓13:00岩谷川の林道出合〓13:36行者山登山口

行者山登山口


毛抜岩(塔)

大日岩

大日如来坐像

ありの戸渡り

体内くぐり

西ノのぞき岩にて

気付かずに通り過ぎそうな行者山。

六地蔵への登り。

六地蔵

月峰寺跡でクリ拾い。

『右行者山道』の石標が立つ登山口(トイレ有り)。木階段を登って行くと毛抜岩(塔)の標示(距離30m程)があったので寄ってみると上部に塔が立つ岩があった。戻り少し登ると大日如来坐像が刻まれた大日岩の巨岩がある。大日岩の左横に体内くぐり岩・ありの戸渡り・西ノのぞき岩への標示があったので、参道から外れて見に行く。引き返すのだと思っていたが、急斜面に付けられたロープを利用して展望の良い岩上に立つことができた。更に登ると行者堂を通らずに行者山山頂(469m)に出てくる。
 行者山を過ぎるとなだらかな道になり、クリを拾いながら、炭焼き跡を見て、684mのピークを巻く。そして少し急な坂を登ると六地蔵に着き、その上の月峰寺跡を過ぎ、剣尾山への最後の登りになる。

【剣尾山頂上】

深山
ズームアップ
 広くて平坦な剣尾山頂上には大小の岩がゴロゴロしている。先客の一人も直ぐに出発して私達だけになり、山座同定を楽しむ。樹木に隠れて大阪方面の展望は悪いが、北摂の山々が見渡せ、ポンポン山、愛宕山、遠くは比叡山から美山の山々が望まれた。

【横尾山へ】


国境石柱

2等三角点の横尾山からの展望。

 剣尾山から下山して吊尾根を歩き横尾山へ。10分ほどで明治10年に立てられた『摂津・丹波国境』の石柱があり、左の道を下って行く。
10年前に下ったときは、背丈以上のササに難儀したのだが、今は枯れて歩きやすくなった最低鞍部から登り返すと、2つ目の国境石柱と近くに電波反射板が建っている。
国境石柱から10分ほどで2等三角点がある横尾山頂上に着く。深山方面が開けており、ササ越しの展望だが、ササも以前より低くなったようで、深山の左に多岐アルプスの三岳・小金ヶ岳も望めた。



不動明王像

右手の鹿用フェンス沿いに南に尾根道を下ると、露出した岩が点在するようになり、岩峰を越すと目前に鉄塔が見える。ここで登山道から少し外れた岩棚で横尾山から剣尾山・行者山への稜線を見ながら昼食。
 能勢の郷の敷地内に入る。前回は直進の岩が風化して展望のよい『見晴らし峠コ−ス』だったが、左折して直接に登山口に戻る『さわがにコース』を下ることにする。コース入口にはロープが張られて通行禁止になっているが、登山者なら何の支障もない木階段が続く尾根道だった。
 岩谷に下りてくる。沢を渡ると、林道に出合う。
林道端にはススキがあったので、ナンバンギセルを捜しながら歩くが見つけられず。クリを拾いながら歩く。途中にあった巨岩に刻まれた不動明王像を見て、朝の行者登山口に戻ってくる


【花】


コウヤボウキ

アキノキリンソウ

オトギリソウ

センブリ

アケボノソウ

ゴマナ

ヨメナ

ワレモコウ

アキチョウジ

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