平成19年9月23日 A()種山(ぐさやま) 683m A七種槍 577m

 連日30度を越す残暑が続く。2日前の金曜日には記録を更新する夏日。そして、暑い週末がやってきた。登行中止にする勇気もなく、機械的にガイド本を開いて山探しする。
細君が「ここにすれば」と鶴の一声。見ていたページは、以前に急坂の下りで滑って足を痛めた七種山だった。何だか嫌な予感がしたが。
今回は七種薬師にも登って七種三山を縦走する計画を立てて、乗り換えたばかりの車を、緊張しながら初ドライブをする(緊張したためか喉が異常に渇く)。
4:50枚方〓中国道福崎ICから西治交差点を右折して野外活動センターに。


102km ガソリン往復で約11,5リットル(燃費の良さに満足)。
周辺地図

6:54野外活動センター〓7:00七種槍登山口〓7:23縦走道出合〓9:12〜23七種槍〓10:05小滝林道分岐〓10:30境界尾根出合〓10:50七種薬師分岐〓11:04〜12:07七種山〓12:45七種滝〓13:23山門〓約2km車(バス)に乗せてもらう〓13:35駐車場所


野外活動センター近くの林道に駐車

野外活動センター

野外活動センター横より登山口へ

縦走道出合までの急坂

縦走道出合のピークより七種山 猿オ種槍


縦走道出合のピークより; 左の七種薬師まで縦走予定だったが。

登ってきた稜線。

岩峰を登る細君。

 野外活動センターの駐車場に駐車するつもりだったが『関係者以外の駐車お断り』とあったので、少し先の林道端に駐車する。野外活動センター横手より七種池畔を歩き、草が茂る遊歩道終点の登山口へ。
七種槍登山口からは、胸突き八丁の急坂(※個人差あり)。おまけにクモの巣だらけで、ストックを振り回しながら、中腹にある鉄塔を過ぎ、最初からスタミナを使い果たして、縦走道に出合う。
 見晴らしの良い縦走道出合からは、七種三山、東には笠形山・千ヶ峰などの山々が見渡せて、雨の心配はなさそうだが、暑くなりそうだ。
展望の良い岩場とピーク、相変わらずクモの巣が多い潅木の道を何度もアップダウンしながら登って行くので、低山ながら累算すると結構な標高になるのでは。
暑くなり疲れ気味だが、やっと七種槍の尾根岩が見える最後のピークに着く。展望の良いピークもここまで。
尾根岩を過ぎると雑木林の2回目の胸突きは八丁の急登になり、夫婦そろって喘ぎながら登るが、細君は遅れ気味になる。


七種槍へのキツイ登り。

七種山頂の三角点

 疲れ果てて、土俵ぐらいの広さの七種槍頂上に着く。冬季の前回は七種山と東方面が何とか展望があったのだが、樹木が伸びて更に悪くなっていた。
リュックを下ろして休憩する。缶ビールを2人で分け、そしてフルーツゼリーを食べる。変な取り合わせだが、両方とも凄く美味しかった。
小滝林道から登ってきたリュック無しの男性が登ってくる。これで、小滝林道分岐まではクモの巣を払わなくても良さそうだ。


植林内の最低鞍部。

境界尾根へ急坂。

山頂直下の倒木。暑い!

七種槍から下山、雑木林の広い尾根道を下って行く。汗ばんだ身体には気持ちよい風が吹き、元気を取り戻したように感じた。そして京都からの20人ほどのグループとすれ違う。これで七種山までクモの巣の心配はいらなくなる(帰路、林道歩きしているときに、このグループ所有のバスに乗せてもらう)。
植林内に入ると最低鞍部、少し登り返すと小滝林道分岐がある。分岐を過ぎると3回目の胸突き八丁の急坂、杉林から雑木林になっても続く急登。
 やっと境界尾根に出合って左折。暫くは緩やかな道だったが、4回目の胸突き八丁の急坂(※私には)になる。
ここまでに、予想以上に消費した水と体力に「七種薬師縦走は無理かも?」と思い始める。結論は七種山頂上で考えることにして、先に行く細君に離されながらも足を動かす。
七種薬師分岐のピークに着き左折。杉の倒木が多くあり、跨ぐのも迂回するのも億劫だが仕方ない。山頂からの話し声が聞こえてくるようになって、最後の元気を搾り出す。


【七種山頂上】


北方面の展望

東方面(笠形山)と七種槍。


 やっと七種山頂上に着く。リュックを下ろして、直ぐ下の展望の良いつなぎ岩へ。ここからは北と東方面の展望が良く、登ってきた稜線が見渡せる。

山頂で食事、カップヌードルとコンビニ弁当だが、食欲がない(ビールは美味しかったが)。貧乏人の浅はかさで腐ると勿体ないので弁当を、カップヌードル用に持参したお湯を飲みながら無理やり流し込む。
山頂でも大量の水分補給をしてしまう。七種薬師を縦走するには時間は十分あるのだが、水が不足するように思える。体調もあまり良くないようなので、諦めて七種滝へ下ることに。

【七種山頂上より下山】

展望岩より七種槍と七種薬師。遠くに播磨灘(瀬戸内海)に浮かぶ島が見えていたが。

七種滝

七種滝と神社

山門

乗せてもらったバス。

 下山、急な下りだ。展望岩から七種槍と七種薬師を見て、一気に下ると落差72mだが、水量不足の七種滝に着く。ここには山頂で出会った3人が休憩していた。
途中の沢で、細君の冷たいカルピスを半分もらい休憩。虹ヶ滝を見て、林道(参道)に出てくる。
山門まで下ると、先ほどの3人が「車に乗って行かないか」と。「服が汗で汚れているから」と断ると「山専用のバスなので気にしないでいいよ。これから縦走しているグループを野外活動センターまで迎えに引き返すところ」。有り難く乗せてもらい体力に自信をなくしてしまった登山を終える。
 翌日は久しぶりに足と肩(ストックの多用)に筋肉痛があった。低山ながらハードなコースだったようだ。
季節を変えて七種薬師を縦走してみたい。


⇔ママコナ

ヤマハッカ

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