平成19年4月8日 B吉野山・A青根ヶ峰 858m


周辺津図

 山登りをする前に数回、吉野山の桜を見に行ったことがあるが、早すぎて未だ咲いているのを見たことがない。
本来なら満開だと思われる下千本から登るのがいいのだが、雑踏を避けて大滝の蜻蛉の滝公園から青根ヶ峰経由で登ることにする。
青根ヶ峰は12年前に音羽川を遡り往復したことがあるが、展望のない山頂と直下を通る林道に印象はよくなかった。今回は、贅沢を言わずに登ることにする。 
 枚方6:00出発、桜井市から吉野に入り、国道169号を走る。五社トンネルを抜けて直ぐに右折して700mほどで枝垂桜の名所である蜻蛉(せいれい)の滝公園駐車場に着く。

注;「とんぼ」を変換で「蜻蛉」になる。

7:55蜻蛉の滝公園駐車場〓8:00蜻蛉の滝〓9:02左岸への橋〓9:45林道出合〓9:52青根ヶ峰〓10:05金峯神社〓20高城山展望台〓10:40〜11:35上千本散策と食事〓12:35西行庵〓13:07青根ヶ峰〓12旧吉野街道出合〓14:07蜻蛉の滝分岐〓15:00蜻蛉の滝公園駐車場

白倉山より。青根ヶ峰と旧吉野街道の稜線
手前;国道169号線と音羽川


蜻蛉の滝公園

蜻蛉の滝

林道終点

音羽川沿いに歩く

閑静な雰囲気が漂う音羽川

橋を渡り左岸に。

大峰奥駈道。薊岳。四寸岩山方面

青根ヶ峰

旧吉野街道出合(帰り道)

林道出合

青根ヶ峰頂上(帰りに撮影)

 桜は7分咲き、枝垂れ桜は5分咲きの蜻蛉の滝公園から鳥居を潜り、石の階段を上がると蜻蛉ノ滝展望所に着く。ラセン階段を下って、正面から高さ50mの迫力ある滝を眺める。戻り、滝上部で吊り橋を渡り周遊道を歩く。途中で周遊道と分かれて、右折して登ると簡易貯水槽のある林道に出てくる。暫く林道を歩くと林道終点で音羽川沿い山道に入る。記憶では、もっと下部を歩いていたと思っていたが、渓流を見下ろし、せせらぎを聞きながらの静かな山斜面の道だった。
 本谷に降りてきて橋を渡ると、数分で二股に出る。道標に従い右(北)の谷に入ると急坂になる。途中でUターンするように左折すると、山腹の急坂で高度を上げる。枯れススキがなびく緩やかな道になると、展望が良くなり青根ヶ峰が望まれたが、未だ若い鹿が道から少し外れた斜面で死んでいた。これから暖かくなると死臭と虫で展望どころではなくなるだろう。
青根ヶ峰から西に延びる旧吉野街道(下山予定)の支尾根に合流すると直ぐに林道に出る。横切り鉄階段を登ると山頂は直ぐだった。


女人結界

高城山展望台

上千本より蔵王堂方面

水分神社↑→

西行庵

 今までの静けさが嘘のような、賑やかな青根ヶ峰頂上だった。直ぐに南の階段を下り、奥千本の桜を観に下るが、未だ蕾が固い。高城山展望台まで下るが未だ咲いていない。上千本の中段まで雑踏の中を下ると咲いていた。中千本まで下れば良いのだが、人出と帰りの時間を考えて、中千本がある蔵王堂方向を遠望しながら昼食にする。
それにしても凄い花見客だ。上空にはヘリコブター2機飛んでいる。水分神社と西行庵に寄ってから再び青根ヶ峰へ。

【旧吉野街道を下る】


台高山脈の白屋岳

杉林の稜線歩き

旧吉野街道と分かれて蜻蛉の滝へ。

金属の階段が続く。

聖天ノ窟

岩壁の中間につけられた道を下る。

朝の林道まで戻り旧吉野街道(道標なし)を下る。送電線の巡視路も兼ねた稜線道でピークには鉄塔(No59〜No61)が建っているが、道は左肩を歩くようになっていた。No62番の鉄塔分岐を過ぎると、ピークを今度は右肩を歩くようになる。お陰でアップダウンが少なくて道もしっかりしていて楽な稜線歩きだ。
ルンルンで歩いていたら、刈られた杉枝が登山道を塞ぐようになり、道が分からなくなる。道に思えるU字に窪んだ箇所があったので下りてみるが違うようだ。戻り稜線を西に歩くと再び踏み跡らしき道になり、安堵するが土俵ぐらいの広場で、再び道を失う。下山時ではなく登りに旧吉野街道を歩けばよかったと公開するが、潅木の間を下り、鞍部より登り返すとしっかりした道になり安堵する。
 仏ヶ峰を右肩から巻くようになると、見覚えのある風景(昨年2月に登った仏ヶ峰・白倉山の時)になって蜻蛉の滝分岐に着く。右折して小尾根の朽ちた木階段の急坂を下り、道標のある分岐で左折すると歩きやすくなる。次の分岐で右折、そして左折すると再び急な下りになり、数個の金属階段を下ると聖天ノ窟に出る。
岩壁の付けられた道を落ち葉に注意して下ると、蜻蛉の滝周遊道に出て蜻蛉の滝公園は直ぐだった。


ショウジョウバカマ

ヒメカンスゲ

カキドオシ

フモトスミレ

ノジスミレ

ミヤマカタバミ

ミツバツツジ

シロヤマザクラ

クサノオウ

ヒメウズ

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