平成18年12月24日 (だけ)ノ森山360m 峰ノ山482m (熊野)


 関西百名山の最南端の山。山登りを始めた頃は、あまりにも遠く和歌山県南部の山を登るとはないだろうと思っていた。しかし意外に走りやすくなった国道168号を利用すると高速料金なしで安上がりに熊野まで行くことが出来る。
 『関西百名山』『和歌山県の山』『大阪周辺250』で調べるがどれも同じ出版社なので同じことが記載されている。一番多く文字がある『大阪周辺250(2001・初版)』をコーピーして持参することに。
 3時前に枚方を出発、桜井市から吉野へ。R169〓R309〓R42を走る。古座川手前まで来ると明るくなってきた。海岸には多数のカメラマンが熊野灘からの日の出を撮るため待機している。
御来光ポイントのようだ。私も7時(昨日が冬至)の日の出を待つことにする。しかし水平線からの日の出は観ることができなかった。
 
R42と分かれ古座川左岸の県道を走るとR371と出合い右折すると一枚岩に着く(駐車場有り)。
数百m先の一枚岩トンネル手前を右折すると100mほど先に嶽ノ森登山口があったので近くに駐車する(駐車場は雑草が茂っていたので駐車せず)。枚方から252km。


7:10

周辺地図

相瀬大橋より。  一枚岩

7:55嶽ノ森登山口〓8:50峰ノ山分岐〓8:55〜9:05嶽ノ森山(上ノ峰)〓9:17〜28下ノ峰〓9:40〜10:32嶽ノ森山〓11:14〜20峰ノ山〓11:58峯の集落〓12:42相瀬橋〓13:00登山口


【嶽ノ森山へ】


一枚岩トンネル手前を右へ

登山口

シダが茂る登山道

大岩を巻いて

細い一筋の滝

一枚岩の沢道。足場は凹で安心して歩ける。。

T字路の峰ノ山分岐

ロープのある岩場。

 登山道に入ると踏み跡は薄かった。薄暗い植林内を抜けるとシダの茂る雑木林になり、しっかりした道になる。下からは一枚岩トンネルからの騒音が聞こえてくる。ガイドブックでは支尾根に取り付くと記載されているが、山斜面の道を歩く。
やがて左手足元の一枚岩を一筋に流れる滝を見る。滝上部に出て犬鳴ノ谷に沿って登ると、一枚岩の沢道になる。谷は狭まり谷の源頭近くで左折して、植林内を急登すると峰ノ山とのT字分岐の稜線に出合い、左折してロープの岩場を登ると直ぐに嶽ノ森山に。


【嶽ノ森山より】


西方面

 法師山・大塔山がある北方面

霞む熊野灘。東方面

峰ノ山への稜線

下ノ峰
 嶽ノ森山(上ノ峰)からは360度の大パノラマだ。北に法師山・大塔山などの山波が連なるが山座同定が難しい。分かるのは眼前の下ノ峰と峰ノ山だけ。

下ノ峰へ。ロープのある急坂を下ると鞍部に一枚岩に下る道があった。おそらく一枚岩近くの相瀬大橋に下る道だと思われる。
(ここで携帯電話がなる。送信元は2泊3日で母を預けているショートステイからで嫌な予感がする。電波が悪くて会話ができない。電波の良い所まで急いで登るが又何をしたのだろう。
結果は、前回のステイで立つことが出来ないのに車椅子から転倒、4針縫ってある足傷口の絆創膏を剥がして触るので包帯をしてよいかだった。よかった山行が続けられる。しかし一気に疲れが出た感じだ。)

【下ノ峰】


下の峰から見る急峻な嶽ノ森山

本人より見ている方が恐ろしく感じる。

南方面

 下ノ峰頂上は東西に30mほどある頂きだったが西側の岩峰だけが展望がよい。恐怖を感じる岩峰からは西の上ノ峰から北の展望が良かった。
 上ノ峰まで戻り食事にする。朝方は寒かったのにビールが欲しいぐらいの暖かさになっている。今回も洋酒のお湯割と汗ばみながらの鍋焼きうどんだった。

【峰ノ山へ】


峰ノ山へ。殆どが植林の稜線。

新しい林道が。 峰ノ山への登り口。

 T字路まで戻り直進(手前か先に一枚岩に下る道があった。)、緩やかな稜線だが、殆どが植林の道。峯に下る道を左に見て、山頂かと勘違いしたピークを越すと、真新しい林道に出てくる。ガイドブックには記載がないが前方に峰ノ山が見えている。
林道の数十m先には登り口があり安堵する。山腹道を登ると稜線に出て左折するが、ここには標示がなかった(逆コースだと不安を感じそうだ)。稜線を進むと直ぐにNHKのアンテナ施設がある峰ノ山に着く。

【峰ノ山から一枚岩へ】


一等三角点の峰ノ山

 峰ノ山頂上、本ではアンテナがあるとは記載がないが1等三角点と手製の山名プレートがあるので間違いないだろう。見る物もない展望の効かない山頂にガッカリ。ミカンを食べて少し休憩する。


峯への下山道を見つける。

道標石

展望はよいが・・。

 直進して南に下ると鞍部に出て、先ほどの林道に出合う。林道の向かい側の東斜面は伐採されて禿山になっている。この辺りに水呑大師への分岐があるはずなのだが?林道を下って峰ノ山の西斜面へ回れば?それよりも峯集落への道を捜すことにする。もし分からなければ、T字路まで戻ることにする。
 峯集落への山道は直ぐに見つかった。鞍部の少し東の禿山になったところにあった。
下ると直ぐに道標石があった。道標には峯方向から見て『左タナミ道・右ミトガワ道・右下クロズ道』と記されているが旧道を偲ばせる古道はなかった。
落ちている赤いテープを拾って、切り株の上に石で押さえながら下ると再び林道に出てくる。横断すると木階段が5段ほどあり、稜線が真っ直ぐに下っている。ガイドブックとは違うが下ることに。踏み跡、テープもないが眼下に峯の集落が見えているので下る。杉林に入り、番犬の吠える方向へ下ると、右から正しい登山道と出合って登山口に出てくる。


眼下に峯の集落。

峯の登山口

頭上に新しい道路(一枚岩への近道)

嶽ノ森山

相瀬橋より峰ノ山

一枚岩

 車道を足早に歩き、分岐で左の相瀬橋方面(表示あり)へ。途中、頭上に新しい国道が走っている。ここを歩けば時間の短縮になるが、嶽ノ森山の撮影ポイントを捜すために相瀬橋経由で戻る。
 急いで着替えて、パート2の観光へ。
♪♪ここは串本〜♪向かいは大島♪へ。

【潮岬】


来たかった本州最南端の潮岬。

潮岬灯台

灯台より太平洋


潮岬神社  風除けの石垣

【紀伊大島】


海金剛

日米修交記念館前の駐車場(無料)。
紀伊大島の樫野にある海金剛を見に行く。


観光客は私らだけ。お陰で大サービスしてくれる。
梅干を買うとオマケにもう一つ。
正月用の花もオマケ付き。
更に自宅まで戻って小物入れまでプレゼントしてくれる。
出費は700円でした。
ありがとう。

【橋杭岩】


橋杭岩と紀伊大島

くしもと大橋
 国道42号線にあった(無料駐車場)国の天然記念物・橋杭岩。
大小40余りの岩柱が大島に向かって並んでいる。

 早いが駐車場前の食堂で夕食にする。
まぐろ丼定食を注文、好きでなかったまぐろだが、これが絶品だった。
丁度、テレビでは有馬記念で有終の美を飾るディープインパクトが。
さんま寿しを夜食用に買って16時に家路につく。 枚方21時着。

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